廃墟でない方の軍艦島と地産地消すぎる宿 灯りの宿 まつだ荘(珠洲市)

マタギの宿で熊肉を楽しんだ石川県、今回は能登半島でないと言いながら、翌日来てしまいました、能登半島。これはもう半島好きとしては仕方ないということで。

千里浜なぎさドライブウェイ能登食祭市場など寄りましたが、以前記事にしたと思ったので割愛しまして、やってきましたのはのとじま水族館・・ですが

ああ

この当時はブログを書くなど思っておりませんでしたので、ジンベエザメを数枚撮っただけでした。いやー、しかし見応えありといいますか、デカくて悠々としてかっこよかったですよ!大変認知度が低い気がしますが、美ら海以外にもジンベエさんはいますです。

その後能登島から七尾湾をぐるーっと回りまして、ずーっと走りまして・・常々思いますのは、半島というのは意外なほど大きいということで・・・ずずーっと走りまして・・着きましたのは能登半島の右端というか東端である、見附島

ぐん

またの名を、廃墟でない方の軍艦島です。わぉ、ホントに軍艦みたい。まるっきり艦首ですね!なんとなく陸奥っぽいような。やだ、爆発?

ななめ

ナナメから見ると、これまたカッコイイ!「主砲、斉射三連!」とか言いたくなりますね。飛び石づたいに島の真下あたりまで行けるとのことですが、ツルリとすべって朝ドラのヒロインばりに海にダイブする未来しか見えなかったので行きませんでした。

ちなみにこのすぐ近くには縁結びの鐘とやらがありまして、その名も高きえんむすびーち!絶好の撮影スポットらしいですが、撮るかそんなもん!そちらに向かうカップルがいたら、必殺のダブルラリアットで二人をなぎ倒して海に叩き込んでジンベエザメの餌に・・えっ?プランクトンとか小魚しか食べないの?まあとにかく、カップルは私の半径85センチに近づいてはいけません。

あっ、宿の予約時間ですよ。行きましょう!こちらからわずか10分。「灯りの宿 まつだ荘」さんです。外観はですね・・撮っておりませんね、はい。

へや

部屋はまあ、なんといいますか、ごく普通の民宿な感じです。窓からの眺めもただの路地です。でも非常に掃除が行き届いているのでいい感じです。ペットOKなのにニオイはないし、キレイというのはすごい!

風呂はまあ、なんといいますか、民宿な感じです。ヒバの木の浴槽は二人でも入れる程度の大きさ。麦飯石で水をキレイにとか書いてあったかもしれません。非常に清潔でいい感じでした。

めし

こちらの売りは、なんといっても食事なのです!詳細はちょっと忘れてしましましたが、特筆すべきは海藻の煮たやつと魚のいしる焼き。もうスローフードの極みといいますか、土地の食べ物のウマさの極みのような感じで、とにかく地酒が欲しくなる・・と思ったら、「宗玄」という珠洲市の地酒がありまして、コシの強い旨味に感動いたしました。帰りに買ってしまった。

ちなみにこちらは食堂でご飯を食べるのですが、一緒になった方が私と同じ名前。まあ本名は珍しい名前ではないのですが。でも同じ名前の人がどちらも一人旅というのはレアですね。なんでもこちらのご飯だけ食べに一人でホイホイ泊まりに来るそうです。お仕事は大学で音楽を教えているとか。まあすごい。女将さんも交えて楽しくお話しをさせていただきました。民宿の面白いところはここですね。

さしみ

なんて言っていたら、銀幕スターのようなイケメンご主人が「お刺身をどうぞ」なんてこれまた渋い声で出してくれます。一気に素朴ならぬ豪華ディナーに!あらやだ、好物のサザエさんがいますね!半透明の白身も何かは知りませんがうますぎますよ!

ぬく

わぉ、ここでさらにお肉!豪華さがアップ!(クルクルと回って蹴り上げる)

女将さん「能登牛の、えーと、今日のはA4ですよ!かるく炙るくらいで、三種類の塩かタレで食べてね!塩はここ珠洲の天然塩、コンロはここ珠洲の特産品、珪藻土の切り出しコンロですよ!」

肉、塩はおろか調理器具まで地産地消で身土不二なのですか!なお、冒頭の見附島は珪藻土のカタマリですので、アレのてっぺんを掘れば山形の芋煮祭に勝てるウルトラ炭火焼大会が開催できるかと。

にく

まあそんなことを言いながら、コンロの写真は撮っていないのですがね!コンロで焼いている肉は撮りました。ウマそうでしょ?この時使った珠洲の塩が非常にウマくてですね、翌日ごく近くにあった道の駅で買ってしまいました。実は宿でも買えたようですが。

へや

満腹だし酔っ払ったし、まあ幸せと部屋にもどりますと、まあ!あら!素敵なランプが!これが「灯りの宿」の由来でしたか!ご主人の手作りだそうですよ。

手作りのランプ・・

ランプが大きくても小さくても本当は関係ないはずなのに。だってそうでしょう?ベッドに入ったらランプは消すでしょう?

ランプを消して寝ましょう。この珠洲の町、本当に何もありません。道の駅の隣にコンビニがあったかしら?くらい。すばらしく静かですので、寝るしかない。ぐー。

朝早めに起きましたら、大学教授がネクタイを左手で締めながら右手で歯を磨くウルトラCを演じております。

教授「午前ちゅふに・・ゲホゲホ、かへらねばっ、ゲフン!ガラガラ、ぺっ!ふー。ここは朝ごはんも楽しみなんですが、急遽用事が入ってしまいまして。またここでお会いしましょう」

・・大学教授って思ったより忙しいのですね。またここで・・会えるのかしら?

あさ

というわけで、ソロで朝食!朝食も夏の身土不二祭りな感じです!朝から小鯛丸ごととか出ちゃいますか!(しかも焼きでなく煮でした)米は古代米!なんと幸せな・・・一番ウマかったものはですね、バカか?バカなのか?ってくらいにたくさん海藻が入った味噌汁でした。こんな味噌汁を作ることができる女性を見つけたら、「ぼっ、ぼくのたみにみそしれ、るっ・・」とか言ってしまうことでしょう。

こちらはペットOKなだけありまして、宿で飼っている猫もフラフラしております。ちょっと部屋の扉に隙間をあけておくと、接客に来てくれる可能性がありますよ!

のとじま水族館 石川県七尾市能登島曲町15部40

灯りの宿 まつだ荘 石川県珠洲市飯田町26−42−1

見附島 石川県珠洲市宝立町鵜飼1−38(見附島近くの見附茶屋さんの住所です)

「廃墟でない方の軍艦島と地産地消すぎる宿 灯りの宿 まつだ荘(珠洲市)」への2件のフィードバック

ちーの残像 へ返信する コメントをキャンセル

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。