番外編 ご長寿猫さん、さようなら

番外編 ご長寿猫さん、さようなら

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ウチには「マチコ」という大先生がいらっしゃいました。絶対的な権力を持つ母がマチコさんの手下でしたので、つまり当家最大の権力者はマチコさんということになります。

この絶対王者が猫又に昇格したのかどうしたのか、現世からいなくなってしまいました。野良だったので正確にはわかりませんが、拾ってから20年と3ヶ月、推定20年と6ヶ月の猫生だったようです。原因は慢性腎不全と老衰ですね。

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ご長寿猫のほとんどはウチと同じように慢性腎不全的な症状で逝ってしまうと思いますので、こんな流れですーといった感じでちょっと記事にしてみました。

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そもそもこんなにまん丸に太っていた猫ですが・・15年くらいたってから、なんとなく痩せ始めました。「猫って犬と違って自己管理するんだ、えらいなー」なんて思っておりましたが、もしかしたらこの頃から腎臓が悪くなってきていたのかしら?本当はダメである、人間のモノばかり食べさせていましたから・・・

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16歳くらいの写真ではこんなにシュッとしております。かっこいいですねー。でも実は不健康に痩せていたのかしら。「体調が悪いなり」とか言ってはくれませんので、いまいちよくわかりません。この後4年以上生きていたので、やっぱりよくわかりません。

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などと言っていたら、2015年の夏に熱中症(?)でパタリと倒れて、一切ご飯を食べなくなってしまいました。なぜかよくわかりませんがものすごい量の鼻水が出て、鼻が詰まってしまって食べ物の匂いがわからない→食欲ゼロ、そしてエアコンが壊れて暑い→食欲マイナス・・みたいな流れだったようで、エアコン修理とティッシュをこよりにして常にクシャミをさせるの術により、なんとか持ち直しました。

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持ち直したのはいいですが、その後異常に鳴き声が大きくなって、完璧だったトイレもミスが多く・・うーむ、見た目はまだかわえーけどボケたかな?という感じ。

でも食欲は完全にもどりました。ひと安心ですかね。

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ただウチは仔猫の時からカリカリを与えず、私が食べていたピザとか鮭缶を常食としていたので、人間が食べる缶詰とか焼魚とかチーズが好物になってしまったのです。これは腎臓に悪い!けど、今さらカリカリは食べないしなあ・・・猫缶は食べてくれるので、そこは良かった。

母「でもおしっこもうんちもトイレにたどり着く前にするようになっちゃった」

ああ、ミスが多いどころか、ほぼダメですか・・・しかも水を大量に飲みますね。ぬるま湯が好きと見えて、私が風呂に入っているとお湯飲ませろーと入ってきます。かわえーな。

多飲ということは、やっぱり腎臓がだめか・・でも今さら塩分控えめとか言ってもなあ。鮎の塩焼きが一番好きだしなあ。

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なーんて言ってしばらく経ちまして、12月9日。昨年の夏から異常に大きく、しかも頻度が多くなっていたはずの鳴き声があまり聞こえない・・

母「マチコちゃんが鮭もアジも食べなくなっちゃった。試しにサンマの干物を焼いたらちょっと食べてくれたけど」

んんー、どうした?なにかあったのか?マチコさん。鮎の季節は終わってしまったぞ。

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ヨタヨターと歩いて階段に向かって、スイスイ登るはずの階段を一段ずつノタノタ登っています・・あれー?これってもしかして、ピンチ?

母「まあ人間でいえば百歳コースみたいだからねえ。今まで夏バテ以外は病気ひとつしなかったのが不思議だけど・・」

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・・・よく見ると尻尾が猫又化を始めていますよ?あれ、猫又変化は30年からですよね?

母「20年すぎだから変化が始まってても不思議じゃないよね」

翌日に病院に連れていったところ「心臓以外の内臓はロクに機能してないし脈もとれない。今日でも明日でも覚悟してくだい」と、この上ないお言葉を頂戴いたしました。

ところで先生、やはり腎臓ですかね。

先生「腎臓が悪いのは間違いないですけど、もうどこが悪いとかでなくて老衰ですね。よく生きたよね」

前にウチの犬が急死した時もこの先生に見せたのですが、この人は身も蓋もなさすぎてちょっと好きです。はーい、覚悟しました。

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その2日後・・・

母「ちょっと!マチコが痙攣してから動かなくなっちゃった!」

あら、なんですって!どれどれ?・・・やあ、ホットカーペットに牙が刺さって動けなくなっているだけじゃないですか。でも・・うーん、なんとなくこれはもう見た目的にも・・・ダメ?

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「にゃー」

あら、目覚めた。ものすごくかわいい声になったな、君。まるで拾ってきた時のよう。

「にゃん」

そうか、喉がかわいたか。ご飯は一切食べないけど水は飲むんだよなー。ちょっと牛乳でもいれておこうな。

「にゃっ」

・・・うまいらしい。

「クチュン!」

ああ、顔全部水にひたしたらクシャミどころかおぼれちゃうぞー・・・あれれ、もしかして首も支えていられないのか?

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12月13日。母の布団から出てこない・・生きておりますかね?

母「朝イチはにゃーって言ってたよ」

どれ、さわってみましょうか。

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「にゃ?」

あ、動いた。そしてよたよた階段を降りて・・ボテっ。ああ、一段落ちた。大丈夫か?おしっこ垂れ流し、便秘、固形物は一切食べない、ロクに歩けない・・いかん、老猫の危険サインが全部揃ったぞ。

翌々日15日の早朝、母の布団から抜け出してフローリングの上にベターっと転がっていますね。

母「これは何?」

体温を下げて基礎代謝を下げて、エネルギーの消費を最小限に・・えーとその、つまり・・

母「そういうことかー」

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その日の午前11時くらい。

「にゃー、にゃん」

やあ、コタツの中でか細く鳴いている。どうしましたか?

「・・・・」

ん?変だな・・・あっ・・・

コタツから出したら身体はまだふにゃふにゃですが、目が出来の悪い蝋細工のように黒目がどこかもわからない曇った状態に・・もちろん呼吸はありません。

母「ちょっと!何があったの・・?ああ、そうか・・がんばったんだね」

そうみたいですね。

 

というわけで、20年以上一緒にいた黒猫さんとお別れしました。最期に向かう時はすごく急で、1週間くらいで一気にいってしまいました。他の猫さんもそんな感じなんでしょうかね?

まあ、まとめると・・・ウチに来てくれてエラい!イヤじゃなかったらまた来世逢おうな!としか言えないのでした。

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