会津人の身体の73%は馬肉でできている・・らしい 門前仲町・彦酉(門前仲町駅)

福島県出身のプログラマーKさんが「今の家のすぐ近くに会津料理屋があるから行ってみたい」というので、それなら一緒に行こうじゃないかということになりました。ところでそれってどこですか。

Kさん「門前仲町です」

・・・おや、以前馬刺しと鳥刺しで昼酒を決めたことがあるような。あの辺で誰かもう一人くらい行く人いないかな・・

「門仲いいね!行くよ!」

やあ、横浜在住のZさん。ちっとも門前仲町付近ではありませんね。一体どこで酒の匂いを嗅ぎつけるのでしょう。まあいいや、行きましょう!

門前仲町駅から徒歩三分にありました、「彦酉」さんです。場所を聞く前から行く気満々になった理由は・・

Zさん「会津馬刺って書いてあるよ!さてはこれが目当てだな!」

Kさん「会津といえばそうなんです」

そうなんですかー。いやー、知らなかったなー。

Zさん「ウソだよ!予約とかやけに手早いから変だと思ったんだ!」

まずは飲み物ですね。名前で「会津娘」芳醇純米一火でいきましょうか。とりあえず二合。

Kさん「僕はそれをグラスで」

Zさん「すごい!福島の酒ばっかりだね!なぜか見慣れた獺祭って文字もあるけど」

大七寫楽は飲んだことありますが、後はよく知りません。どうでもいいですが、生まれて初めて潰れた時に飲んだのは会津の末廣というお酒でした。

Kさん「おいしくて飲みすぎたんですよ。会津の酒だもの」

Zさん「まあ俺はまずビールなんだけどね!会津にかんぱーい!」

Kさん「ずん子ちゃんにかんぱーい!」

Zさん「ずん子?」

東北ずん子ちゃんは東北最強、東北の人なら版権フリーというかわいこちゃんで、Kさんはずん子ラバーでエヴァンジェリストらしいです。

Zさん「あっ、ツイッターアイコンが緑の女の子だったけど、その子?」

たしかにずん子ちゃんをアイコンにしていますね。いい歳こいて病気・・・いや、東北応援の心が燃え盛っているのです、たぶん。

お通しは菜っ葉!なんと気取りがない・・・と思ったら、あらら、これはおいしい。

Kさん「会津野菜の底力ですね!」

うーん、たぶん会津産ではないと思うぞ!でもおいしい。お通しがおいしい店はもうおいしい。

Zさん「じゃあ食べ物頼もうよ!Kさん、おすすめは?」

馬刺し会津馬刺し盛り願いまーす!

Zさん「Kさんに聞いてるんだって!」

Kさん「あ、僕もやっぱりまずは馬刺しだと思います」

Zさん「・・・なんか悔しいけど仕方ないな!」

はーい来ました!おお、まさしく会津の馬刺し・・・!この美しい赤身はどうだ・・!

Zさん「そうなの?」

Kさん「はい、会津の馬刺しは霜降りではなく赤身なんです。ニンニク醤油ではなく辛味噌で食べるんです」

Zさん「へー、面白そう」

辛味噌だけで食べる店もあるらしいですが、真ん中をとって辛味噌を醤油に溶いて食べましょう。うひょー、生肉界最強と言われる馬刺し選手の甘味が辛味噌引き立つ上に旨味までプラス!たまりません!なんて素敵なんだ、馬刺し・・!

Kさん「なかなか美味しいですね。会津みたい!」

Zさん「いや、これはいいよ!悔しいけどね!」

無事馬刺しを食べて心が落ち着いたので、どうぞ好きなものを頼んでください。

Zさん「看板に馬刺しと焼き鳥ってあったからね。焼き鳥だよね。えーと・・」

白レバーねぎまみれ

Zさん「なんだよ、結局自分で選んでるじゃないか!」

白レバーという文字を見た反射行動です。お気になさらず。

はい来た!白レバーネギまみれ!頼んではみたものの、お二人でどうぞ。

Zさん「そうなの?もらうけど。モグモグ・・」

Kさん「いただきます。モグモグ・・」

Z・K「クッソうまいなこれ!レバー臭ゼロ!フォアグラだこれ!」

そうでしょうとも。なぜ2本と言ったんだろう・・あ、タコのから揚げくださーい。

Zさん「へー、会津はタコも有名なんだね!知らなかったよ!」

Kさん「会津には猪苗代湖しかありません。海に面しているのは浜通りという地域で別の国です」

Zさん「国がちがうんだ・・!」

福島は浜通り、中通り、会津とタテ3つに分かれて覇権を争っているらしいですよ。

Kさん「まあ白虎隊と新撰組を擁する会津の圧勝ですけどね」

Zさん「・・・で、タコのから揚げはなんで?猪苗代湖ってタコがいるの?」

いや、水が酸性だから魚はロクにいないはずです。タコは単に私の好物。あったから頼んだだけ。

Zさん「もっと会津なものはないの?ほら、カレー焼きそばって会津B級グルメだって!」

Kさん「どうなんでしょう?あるにはあったけど、広まったのはごく最近かもしれません」

Zさん「そうなの?俺って今日だまされに来た?」

よし、ここは一発会津度が強なものをいきましょう!

会津ほまれ会津の春

Zさん「会津の地酒か!まあこれはこれでいいや。会津ほまれ、なんか新潟の酒みたいにスイスイ飲みやすい感じだね」

以前大七を飲んだ時はドカンとくる酒な気がしましたが、会津のお酒にも色々あるんですねえ。私は会津娘が好きかなあ。

Kさん「名前がだから?」

その通りだ!悪いか!じゃあ「ずん子の涙」って酒があったらどうすんだ!

Kさん「ずん子ちゃん涙は似合わない!ダメです、却下」

Zさん「おっ、なんか来たよ。これは?」

砂肝です。ぷりっぷりでほんのり血っぽい味。いかにも内臓でおいしい。

Zさん「へー、会津のヤキトリは砂肝なんだー。東松山カシラって聞いたけど」

Kさん「いや、初耳です。砂肝が有名なんですか?」

私が好きだから注文しました。気にしないでください。

Zさん「またかよ!馬刺し以外の名物は?」

次!次です!

ほら来た!ポテトフライSサイズ!・・って、これでSサイズ?なんかおかしくない?Sってスーパーの意味なのかしら。

Zさん「他におかしいところあるよね。Kさん、会津ってポテトフライが名物なの?」

Kさん「いや、初耳です。でも僕はこれ好物なんでおかまいなく」

Zさん「なにそれ!あれっ?でもソースが2つもあってウマいよこれ!この茶色いの、やけにウマいね!」

焼き鳥のタレとマヨネーズという禁断のメニューらしいですよ。

Zさん「それはウマいに決まってるね!」

ポテトフライが来てはハイボールに移行しなくてはなりませんね。

Zさん「あっ、俺も俺も!」

おお、ハイボール・・・何時間でも飲み続けることができる魔法の酒です。

Zさん「ほんとコレは一晩いけるよねー」

Kさん「・・・(この二人、バカじゃないのかしら)」

その後なんこつだー、ぼんじりだー、どれもこれも会津だーと楽しみまして、そろそろシメといきますか!

Zさん「いよいよカレー焼きそば?でもなぜかメニューにある信州そばも面白いね!」

そう思うでしょう?でももちろん馬刺し

Zさん「また頼むとかバカなの?」

Kさん「いやいや、最高ですよ!ウサギ追いしかの山、馬もっとおいしかの山・・・ああー、これぞふるさとの味!」

Zさん「うわー、会津人のソウルフードだった!」

いつの間にか焼酎になっておりましたが、いやー、なかなか良い店でしたね。

Kさん「ずんだ餅があれば255点でした!」

Zさん「確かにいい店だったけど、すぐそこに俺が好きな大金星の本店があったよね!あそこも行こうよ!」

あー、ありましたね。うん、門前仲町もなかなか探索しがいがありそう。また来なくては。

 

門前仲町 彦酉 東京都江東区門前仲町1−20−5

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