TXのマイナー駅前で王道&創作海鮮を楽しもう おがわ(流山市・南流山駅)

最近都内で飲む機会が多い気がします。その際は八潮駅前に車を置いて、つくばエクスプレス以下TX)で東京入りすることが多いです。そのTX北千住駅以北の駅前には気の利いた飲み屋街がない気がするのです。北千住はすごいけど。

TXの埼玉・千葉・茨城の飲み屋を開拓しなくては!とおかしな使命感を抱いて色々検索。最初に目をつけた店ですが、気になるメニューがソロ行ではきびしそうなボリューム・・・そう、メシブログを書いている大男のくせに、実は少食。困ったな。

「TXと聞いては黙ってはいられません」

おお、毎朝満員のTXに揺られながらめいわくだものな乗客をdisっている、人呼んでTXのキラークイーンKさん。ちょうどよかった。南流山駅近くでサカナを食べたいのですが。

Kさん「おサカナですか。たまにはおにく以外もいいので行きます」

私の前線基地である八潮駅からわずか2駅、南流山駅を降りて徒歩6分にあります「おが和」さん。すし、ふぐ、その他季節の海鮮が売りということです。では入りましょう!

Kさん「店名が少し気になります(∵`)」

気にしないで。えーと、店内はカウンターとテーブル数席・・・

大将「ご予約のお客様ですね。個室をご用意してありますので、お手数ですがもう一個の入口からお願いします」

あら、個室。それはありがたい。

写真は撮り忘れましたが、掘りごたつ席の落ちついた和室です。ではさっそく飲み物を・・・あらら、なんとなんと、八海山のお酒をオールコンプしているそうですよ!

Kさん「ビールとか焼酎まで出していたなんて知らなかったです」

焼酎は「よろしく千萬あるべし」と言ったかな?一度飲みましたが、1ミリもクセがない、永遠に飲めるタイプで危険でした。

どの八海山にしようかなーと思ってページをめくると、おや、オリジナル地酒「おがわ酒」だと・・?

Kさん「うーん、やっぱり名前がちょっとひっかかる・・・(∵`)」

いかにもウマそうな名前じゃないですか!おがわ酒の純米大吟醸くださーい!

Kさん「八海山ビールも気になるけど、瓶なのかーと思うと、結局スーパードライの生にいってしまいます٩( ‘ω’ )و」

ビール好きにとっての生中は最強呪文ですから仕方ないですね。TILTOWAIT!エンテルクミスタ!

Kさん「いきなりわからない単語を言い出すクセは直した方がいいですよ」

ではお酒も届いたので、かんぱーい!こちらのおがわ、中のお酒は奈良梅乃宿酒造さんのものらしいですが、八海山が大好きな店主さんの好みなのかしら。サラリとした飲み口の上品なお酒です。あらゆるサカナ、ヤサイに合いそう。

料理を注文しようと思ったら、かっちょいい箱が来ました。おや、まさかこれがお通し。

Kさん「セロリ、カボチャ、ウリの浅漬け3点ですね。どれも大好き*\(^o^)/*」

カボチャもこうするとコリコリで、南瓜というだけにウリなんだなあと納得。セロリも爽やかで夏の酒にピッタリ!

お通しがウマいなら当たりはほぼ確定なので、安心して注文しましょう。まずは軽いツマミから。

Kさん「おすすめメニューが手書きだと、リアルタイム、本当にオススメ!みたいでいい感じです」

岩がきじゅんさい!いやがうえにも夏ですね。鱧と夏やさいの天ぷらをいただきましょう。

Kさん「宮古島の茶豆もいきましょう」

黒豆は食べたことありますが、茶豆って食べたことない気が。

Kさん「こうして見ると普通の枝豆に見えます(^q^)」

美味しんぼでプリッと出したら黒い豆が出てきたので叩きつけた!でも実は最高級の黒豆でした!なんて話がありましたから、たぶん豆が茶色いのですよ。

プリっと出したら、あれれ、緑だ。

Kさん「味はものすごく甘味があっておいしいです」

あらー、ホントだ。香りもすごくマメマメしくておいしい。茶豆というのは高級枝豆の品種名みたいなものなんだな、たぶん。

お次はそうですね、サラダ的なものと、海鮮屋さんですのでやはり刺身ですね。

Kさん「サラダメニューの中では海老きゅうサラダたことつぶ貝の塩サラダ両方気になる・・・うん、塩サラダの方にしてみましょう」

では次は刺身・・・おぉっと!大地のお刺身、馬さしキターーー!!!

Kさん「来てない!( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン」

はうっ!

Kさん「今日のテーマはおさかな天国!あ、すみません、渚盛りくださーい」

そしてやってきたのはタコとつぶ貝の塩サラダ。ちょっといただくと・・ふむふむ、塩ベースでゴマ油が香る素敵なタレ。タコとレタスがえらく合うな。困ったことに酒にも合うぞ。

Kさん「これはちょっと・・・あのー、小皿への取り分け終わりました?」

へい、それなりに移しましたけども。なぜですか?

Kさん「残りは私が没収します٩( ‘ω’ )و」

あ、お気に召したのですね・・・どうぞどうぞ、皿ごと。

Kさん「今期ベストサラダなんですけどこれ・・(*´ ˘ `)♪」

お次に来たのは第一のメイン、渚盛り!うほー、二人前の刺し盛りとしては最大級の迫力でやってまいりました。

Kさん「これはお見事!(´^∀^`)」

美しく切られた刺身が見事に盛り込まれております。ざっと数えただけでも12種くらいあるような。もっとかな?

Kさん「全部が2切れずつなので殴り合いも起きませんね。でもこれを全部やっつけるのは大変ですよ!」

トロ、ネギトロ、タイといった鉄板メンバーももちろんご在籍。マグロスキーな私もうれしい美味しいトロです。

Kさん「何種類もある白身がどれもおいしい。コリコリすぎない、味が濃いお刺身ですね」

アジの姿造り赤貝といった、いかにも酒好きがヨダレをたらしそうなメンバーももちろんいらっしゃいます。

Kさん「ちょっとこの貝・・!エグい感じじゃないですか?」

これはウマい!ただ食べてもウマいであろう貝ですが、適宜な包丁によって食感が生きすぎております。酒を呼びすぎるのでおがわ酒をもう一本。

センターには車エビの頭がいますよ。

マスター「あ、こちら活きてるから!ホラホラ」

まあ、ヒゲをさわったらピコピコ動いています。元気ですかーッ!

マスター「声をかけていただければ、頭を焼きますからね!それまで身を楽しんでください」

身・・?身はどこですかー!?

おお、なんとなく尻尾もピコピコしそうな身があった!ではほんのちょっと醤油をつけて・・・

Kさん「頭ちゃんが食べないでーって言ってますよ(^q^)」

バカを言ってはいけません。エビカニは元気なうちが華!!パクリ!

Kさん「プリップリであま〜い!とか言わないんですか?」

・・・いや、その通り・・・車エビ、ウマすぎだろ!!

そして忘れかけたころにハモと夏やさいの天ぷらが来ました。天ぷらの食材としてハモは最高峰でしょうが、夏やさいってなんだろ。見たところミョウガだけですが。

Kさん「ミョウガの天ぷら大好きなんでうれしいです」

わーい、ハモわーい!とかじったらトウモロコシだった!おお、これがもう一つの夏やさい!

Kさん「珍しいカタチですけど、すごーーく甘くておいしいですね!」

驚きました。ウチでもマネしてこの形で揚げてみよう・・!

Kさん「もちろんハモはフッカフカでおいしい!アナゴさんが裸足で逃げていく・・・!」

サシミ、テンプラと楽しんだところで、そろそろ炭水化物要素も欲しくなってまいりました。

Kさん「スシの出番ですね!握りセットにしましょうか、お好みを握ってもらいましょうか、大将おまかせでテキトーに・・・(^¬^)ジュルリ…」

どれもこれもミリキ的ですが、実は食べてみたいメニューがございまして。

こちらの「おがわ焼き」、なんとそのままでも美味しそうなちらし寿司にソースをかけてオーブンで焼いてしまうという、無茶な名物らしいですよ!

Kさん「そ、それはもったいないような、おいしそうなような・・・」

これがですね、実は二人前くらいのボリュームらしくて、一人ではちょっとなーと思ってお誘いした次第であります。

Kさん「それじゃ頼まないとダメなんじゃないですか」

しばらくしてやってまいりました。まあ、器もちょっと面白い。

Kさん「はやくフタ開けないんですか?」

まあまあ、落ち着いてください。

覇邪の封印を開くと、呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!!・・ふはー!たまらん磯の香り!

Kさん「出まして来ましてアクビちゃーん!見ただけでものすごい海の幸!」

心を鎮めて敵の配陣を見てみましょう・・・ウニ!イクラ!エビ!いきなり高火力兵団を叩きつけてきた!

Kさん「しかも焼く前に大将がチラッと見せてくれた時、金目鯛や白身のお刺身が乗っていたであります!サー!」

なんですかその高級海鮮オールスターは・・!それを焼いちゃうとか・・って、あれ?

Kさん「どうしましたか?・・あれ?これはまさか・・・タマゴ?」

つまりこういうことですね・・

黄身をつぶして、海鮮石焼ビビンパブにしろと!うわーい!これはナイス飯テロ画像!

Kさん「自宅でコンビニ冷やし中華を食べてる時に見たら、確実にお箸を投げつける系ですね・・╰( ^o^)╮—=」

ちょっと大将!こんなものを見たらお酒を追加しないといけませんよ!山ねこのロック!!

Kさん「あいかわらずクジラみたいに飲みますね・・あ、こっちもビールお願いします」

・・・お互い何杯めかは忘れましょう。

ビビンパブ風に混ぜてしまうと見た目はちょっとアレですが、いただきましょう!

Kさん「アツツ!!うわー、濃厚だ!ビールが喜んでる!オリジナルソースの味が何か見当もつきませんけど」

半生の刺身やらエビやらの食感と風味が焼かれてパワーアップして、濃厚なソースと反則的に合いますね!「寿司のグラタン」と言っていたけど、ホントにそんな感じだ・・!

Kさん「これはもう大変。お寿司食べなくても幸せレベルMAXです」

そしてやはりボリュームもバッチリでした。ミニとはいえ土鍋チックな器に詰まっているんだものなあ。

Kさん「サラダから何までおいしいお店でしたね。これは次回、スルメイカの不漁で入荷ナシだった『泳ぎいか姿造り』を食べに来ないといけません」

TX沿線の探検、いきなりSR発見でした!

 

すし 季節料理 ふぐ おが和 千葉県流山市 鰭ヶ崎 15-1

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