居酒屋天国の門前仲町、結局行くのは馬刺し 九炉馬 門前仲町深川店(江東区・門前仲町駅)

例によってヨッパライだったため、何を話したかなんて覚えてはおりません。料理に関しては、写真を見れば思い出すカラダになってまいりました。

キングスマン・ゴールデンサークルを観ない人間はハゲる!と説教されたので、1も観ていないのに行ってまいりました。なんだアレ、映画ならではの面白さが詰まりまくっているじゃないの‥控えめに言って最高だ。

「どうして1を観てないかな〜。ハゲても知らないよ〜」

おお、無理やりついてきてもらった小間物屋N又さん。いや〜、GEOの会員になって1も観ます。映画って面白いな!

とにかく感銘を受けたので、飲みながら感想のぶつけあいでもするとしましょう。一応門前仲町にあるお店を予約してあります。

N又「ハンバーガーとマティーニ?」

ハンバーガーはちょっと危ない。愛猫ともども馬刺し大好きなN又さんです。門前仲町駅すぐ近くのこちら、「馬肉居酒屋 九炉馬 門前仲町深川店」さんを予約してみました。

N又「馬刺しは毎日でも飽きない!」

全くその通りであります。こちらのお店、読み方も知らずに予約しましたが、「くろうま」さんだそうです。グーグルマップ等では「ちび九炉」で出ます。理由は知りません。

表の黒板に人気メニューがありますね。まず馬刺し盛り。そりゃそうだ。馬肉ときのこのアヒージョ馬すじの赤ワイン煮込みが気になるところ。

二階のテーブル席に案内されましたよ。やあ、「馬の品種について」なんて書いてあります。重種馬はサシが入りやすい‥なるほど、私は重種馬だったのか。

N又「こっちもその恐れが‥増量キャンペーンが止まらない」

まあ酒がウマいうちは増量もやむなしです。あきらめて飲みましょう。やあ、映画に出てきたバーボンもある。けどとりあえず日本酒にしようかな。

N又「まずハイボールで」

N又さんのハイボールは助走ですから、たぶん10秒で飲み干してしまうでしょう。帷幄の内にありて勝ちを千里の外に決すわたくし、日本酒を2合注文して、おちょこを2つ頼んでおきますか。さて、日本酒メニューは?

‥酒魂・酒鵬・備前雄町・みぞれ酒‥どこかで見たラインナップだと思ったら、純米吟醸と純米大吟醸しか作らない奇跡の酒造、玉乃光さんのお酒ばっかりじゃないですか〜やだ〜!これは大変です。まず酒鵬をいただきましょう。

適度な酸と濃厚な旨味がある、純米酒の教科書のようなお酒です。しかも値段もお手頃。

N又「バランスがいいというか、肴を選ばない万能さがありそう」

あら、やっぱりもう日本酒に移行していた。はやい。

お通しはえびせんですね。

N又「アジアン食材のお店で見かけるとつい買っちゃうよね。自分で揚げるやつ」

青っぽい箱に入ったヤツですね。買いますねえ。唇にはりついてくる感じが楽しい。ぱりぱり。

では食べ物を頼みましょう。まずは野菜っぽいもので、麦味噌きゅうりでもいただきましょうか。気持ちだけベジファーストで。

N又「他のページにアンチョビのフライドポテトなんかあるよ」

それはちょっと珍しくてうまそう。頼みましょう。

そしてもちろん馬刺し!三種・五種・七種とありますが、どれにしましょうか‥なんて聞きませんよ。

N又「七種で」

下の部位別を見ると八種あるぞ。皿にのってこないのは誰だ。ハラミ様にはいてほしいところ。

まずは麦味噌きゅうりですね。もろきゅうや梅きゅうの類は思わず頼んでしまいます。

N又「麦味噌と玉乃光は合うねえ」

ここで玉乃光備前雄町にいきましょう。その昔、茨城県は土浦市で玉乃光ばっかり置いている酒屋を発見しまして‥

N又「あれ、京都のお酒じゃなかった?」

そうなんです。なんでだろう、すごいな〜と思いながら備前雄町を数本買って帰ったのですが、最近行ったら影もカタチもなかった‥幻だったのかしら‥

 

アンチョビフライドポテトは結構なボリュームで来た。や、これはアンチョビとガーリックがしっかり効いて‥うむ、これは‥

N又「ワインを呼ぶ味でーすよ」

備前雄町がなくなったらワインにしますかね〜。

主役の馬刺し七種盛り合わせがやってまいりました。やあ、これは見事。ヒレ・ハラミ・もも・ロース・コウネ・上タン・霜降りです。

N又「ふたえごがいない‥」

あれこそエース級かと思っていましたが、意外でしたね。まあハラミがいるので問題なしです。

いきなり霜降りからという暴挙。甘い醤油と甘い脂身。うーむ、馬肉め‥いつ食べても最高だ。

N又「脂なしのヒレもおいしい。馬刺し最高」

タンはタタキというか、軽くあぶってあるのですね。生馬タンは何度か食べましたが、噛みきれないレベルの歯ごたえなので、炙るのがいいのかもしれません。あ、やっぱり。ものすごくコリコリ感が活きておいしい。

コウネももは、もちろん重ねて両成敗!フンガー!馬刺しってなんて素晴らしい‥!

N又「帰ってから猫様に怒られそうだ‥」

馬刺し好き猫は珍しい‥と思ったけど、本来肉食だからそれが普通なのか。ウチのは日本の猫らしく、サカナばっかり食べていました。なぜか焼き鮎が大好物だった。

N又「ゼイタクだなあ‥」

あっという間に馬刺しがなくなりそうなので、次いきましょう。馬肉ときのこのアヒージョも美味しいでしょうね。

N又「アヒージョいいね!熱いけど」

でも一応他のページも見てみましょう。

鍋か〜。そりゃ〜おいしいと思いますが、今から始めるのもなんだかなあ。

ステーキもあるのですね。カナダ産・オーストラリア産ということは霜降りかな?

N又「絶対においしいから、それでもいいでーすよ」

そうですね。オーストラリア産ザブトンにしようかな‥と思いながらさらにページをめくったら、あれれ?

ちょっと待ってください、馬の燻製なんてありますよ!

N又「馬肉を、燻製‥だと‥」

これは頼まざるを得ない!四種盛り願いま〜す。

赤身・ふたえご・タン・さいぼし!‥あれっ?さいぼしって馬の燻製そのものを表す言葉と思っていました。見た目はロースの燻製ですかね。

いや、どれも美味しいのですが、ふたえごの燻製がね‥まさしく上質なる馬ベーコンなんですよー。もー!スモーキーなウイスキーが欲しくなりますが‥

よく考えたら、赤ワイン大先生がいましたよね!というわけで、肉専用と名高いカーニヴォ先生にお出まし願いました。

N又「これはデキャンタに移したいけど‥よし、ボトルごと振っちゃう」

あらほんと、香りが花開いた。ワインって面白いな〜。

N又「燻製肉と赤ワインさいこう‥!増量キャンペーン、絶賛継続!」

おとなしく増量するのもあれなので、こうしましょう。N又さんは徒歩で帰宅する。私はシメのラーメンを食べない。

N又「よし、がんばって歩くよ!」

結果として、ラーメン屋には行きませんでした‥が‥ええ、ダメなヤツですよ、私は‥

 

九炉馬 門前仲町深川店 東京都江東区富岡1-5-14

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