味噌汁専門店で一汁三菜モーニング!そうか、味噌汁ってご馳走だったのか MISOJYU (ミソジュウ)台東区・TX浅草駅

上野の東京国立博物館で「正倉院の世界」という展示がありまして、念願の蘭奢待を見ることができました。これで私も信長公!

上野に行ったなら、ちょいと移動して西浅草の鳥輿さんで一杯やらねばなりますまい。秋の名残の松茸、うまかったなあ。

翌朝、浅草でモーニング探し…なのですが、今回はすでにお目当てのお店があります。雷門通りから一本路地に入った、コンクリートむきだしがかっこいいお店「misojyu(ミソジュウ)」さん!

その名の通り(?)味噌汁の専門店ということです。喫茶店のトーストとハムエッグモーニングもいいですが、やはり朝の味噌汁は格別というもの。

8:30開店ということでピッタリに来たらまだ開いてはいなかった。今のうちにメニューでも見よう。

いつもと違ういつもの豆腐のおみそ汁なんて面白そうねえ。でも朝メニューが見当たらないな。あっ、ブツブツ言っていたら開いたぞ。

開店と同時に他のお客さんもジャンジャン来た!なんだこれ、パチンコ屋か!みんなどこに隠れていたの?

新装開店の台取りで鍛えたウデマエを活かし、無事2組目の順をゲット。やあ、モーニングメニューは店内の黒板にあるのか。

2種類の味噌汁と5種類のおにぎりからそれぞれ1つ選んで600円(税別)。味噌汁はきのこと油揚げという二大好物が入ったBにしよう。

おにぎりはしお・鮭・うめ・玄米・ツナですか。ここはベーシックにしおでいきましょう。せっかくだから3種の小鉢350円もつけてください。

「お二階で相席でお願いします」ということで上がってきたら、なんかかっこいい書があるじゃないですか。

なんでも書家の武田双雲さんが関わっているお店だそうです。どんな字を書いている人だと調べたら、大河ドラマの天地人のタイトルだと?直江兼続絡みならきっといい人だ。

感じのいい店員さんが我が朝メシを持ってきてくれましたよ。まあ、なんて見目麗しい一汁三菜‥半分の煮卵を入れて三.五菜?

さすが味噌汁のお店、うどんが入りそうな器にたっぷりの味噌汁がすごい存在感です。

きのこ・紫人参ロースト・油揚げの味噌汁はたっぷり具沢山ですね。まずはひとすすり‥味噌汁だけど味噌風味がドンと来るわけでもなく、カツオ香るダシがこれでもかと威張るわけでもなく、きのこの香りがふんわり。すんげ〜バランスだ!

味噌とダシと具の三位一体攻撃、浅草で出会う八木沢三姉妹!これは沁みる美味しさだなあ。

この煮卵は黄身の味が濃くていいぞ。麺にのせたい。

そして肝心のおにぎりは「しお」を選んだと思いましたが、あれ、これってわかめごはん?

いや、食べてビックリのお茶の葉でした。パリパリ香ばしくておもしろ〜い。ご飯そのものも美味しい。しおにぎりだけど塩は控えめ、味噌汁と一緒に楽しむ仕様ですね。

小ぶりだから鮭にぎりあたりを追加しても良かったかな?

3種の小鉢の1番左は冷奴なのに醤油も薬味もないのか…おっと、塩が振ってあった。胡麻豆腐のようになめらかな豆腐は豆の味がすごいじゃないか。湯豆腐でも食べてみたい。

青菜の胡麻和えは…これはイカん、ゴマの濃厚な旨味で朝から一本つけたくなる。危険だ。

もっと危険な鶏の照り焼き。いや、見れば危険さが伝わりますよね。この小鉢は3つが3つともイカん。朝メシ食ってる場合か!となること必至です。端的に言うと、飲みたい。

特別調合という七味をパラリ。向かいに座った東南アジア系に見える方もマネしてパラリ。相席は相席で面白いものです。

紫人参のローストはゴボウのような食感で食べ応えがありますね。油揚げという具は味噌汁をおいしくしすぎる。よくない。

具沢山だけど罪深さがない、食べれば食べるほど健康になりそう、そして美味しい!こんな味噌汁を毎日いただけたらなぁ。いや、毎日食べるには美味しすぎる、ご馳走すぎる?

冷たい緑茶も爽やかで素敵。全てが良い材料を丁寧に仕上げてあって素晴らしいですね。こんなお店が当たり前のようにある浅草という街をうらやましく思うのでした。

すっかり満足してお店を出たらすごい行列。二郎のソレと違うのは、男女比率がまるで逆なところですね。女子と外人さんばかりでした。

MISOJYU(ミソジュウ) 東京都台東区浅草1-7-5

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