希少部位焼鳥で新政No.6を楽しんでトリュフTKGでシメなんて、困ったお店ができたもんです 恵比寿 希鳥(東京都渋谷区・恵比寿駅) 

猫さんに会いに山種美術館に行きましたが、その日は作曲家のSさんと絵師のKさんと一緒でした。このメンバーで美術館に来ると、シメはそのエリアの焼鳥屋さんでという変なルールがあります。さて今回は恵比寿か、どうしようかな。

恵比寿の焼鳥、焼き鳥・・・塚田農場を経営する会社が銀座と恵比寿に高級焼き鳥店をオープン・・なんだ、よさそうじゃないかと予約したのは「恵比寿 希鳥」さん。塚田農場に行ったことないのは秘密だ。

恵比寿西駅のすぐ近くのはずですが、Google先生がここだと言う所に来てもわからん。

K「この階段の向こうにあるのって、もしかして看板?」

そ、それだ!地下か!全力で隠れ家じゃないの。たしかベーグル屋さんのお隣だった気がします。

厨房を囲む大きなコの字カウンター席がメインのようです。隠れ家的でカウンター、つまりデート用の店なのかしら、くそ〜。

本日は3人でお願いしたからでしょう、落ち着いた雰囲気の個室に案内してもらいました。

こちらのお店は完全予約制でコースが基本。コースは焼鳥5本か7本、締めの食事の有無を選べます。21時を過ぎると予約なしで入れたりアラカルト注文できたりするとか、どこかに書いてあった。

今回は7000円の7本希少部位コース、締めの食事有りでお願いしました。

焼鳥単品メニューもあるにはあります。コースに追加できるのかな。確かに希少部位がズラリと並んでいる。油壺とかスゲー名前だ?

日本酒はワイングラスで提供ですか。あら嬉しや新政No.6がある。BとGはビッグとグレートでなくボトルとグラスなんだろうな。面倒なんでボトルでください。

店員さん「グラスは3つでよろしいですか?」

いや、一つで大丈夫なんです。困ったもんだ。

まずはガラスープでトリさんの素性を見せつけようという嬉しいスタート。みやざき地頭鶏の雌のガラだそうです。素麺を投入したくなる非常にまろやかな旨味。好き。

新政のNo.6をワイングラスで飲むなんて生意気な。誰だ?ぼくだ。

前菜の盛合わせが来ましたよ。レバー最中・鳥わさ・白子。いきなり白子とは飛ばしてきますね。

最中の中のレバーは軽く口溶けよく、ささみも白子も新政をクイクイいってしまうヤツだ。

焼鳥のオトモ・大根おろしは鬼おろしで登場。

串の先鋒はふりそで!なるほど希少だ。

K「ふりそで!世の女子みんなを悩ませる部位ですな!」

トリさんの場合二の腕ではなく肩付近になるのでしょうか。ニンゲンと違ってふりそでの皮や脂がぷるぷるしているほど偉いのですよ。

K「この子は相当なエラさですね!おいひぃ〜」

ねぎまですと来たけど、ただのモモではないような気がしたねぎま。モモはプリプリ弾力があるもんですが、それにしてもプリップリだったな。モリモリマッチョなトリさんなのか、はたまた珍しい部位だったのか。

ズッキーニっは揚げても焼いてもウマい。

K「カレーに入ってるとなぜかアガりますな」

丸はつだ〜。血管部分のクニクニ感が良いので普通のハツより好きかも。うんめぇ、うめぇ。

ここで春菊のおひたし。へー、珍しい。

K「おひたしは初めてかもだけどこれは良き〜。マネしよう」

菊の花びらもかわええですな。ぼくもマネしよう。

つくねはしっかりと味がついているところに大葉がさわやか。こいつは酒泥棒、四合じゃ足りないこと疑いなしなので援軍に焼酎を頼んでおこう。

茶碗蒸しって焼鳥屋さんでは珍しいような。でも鶏スープと卵だから材料的にはない方が不思議なのか。ザーサイがのっているのが面白いぞ。

れんこんは黒酢風味でプチ中華風。途中でコリコリ系が来ると気分が変わっていいもんですね。

K「レンコンって好き。カレーに入ってるとアガりますな」

なんでもカレーに入れる人だね。

レンコンに続いてコリコリの権化である砂肝が来た。ゴリっと来てからプシュンとウマ汁が飛び出す砂肝、愛しています。

お次は希少というか面白い紅白レバー!白レバーと紅レバーをまとめて刺すという禁断の1串。白レバーのとろけっぷりはホントにフォアグラのよう。紅レバーも旨味の結晶体だ。トリもよければ焼きも良いのだな。

串の最後は驚くじゃありませんか、なんとモモ肉のオスメス食べ比べだそうです。同じ部位の食べ比べってありそうでなかった。

メスはむっちり脂がたっぷりで、これはアレだ、ふりそでリターンズ。オスはギチっと締まってスクワットやりすぎじゃない?といった筋肉質。性別が違うと品種が違うレベルの差があるのね。

シメの食事はなんとなんと、トリュフTKG!どっさりトリュフに卵かけご飯って自称しているのにコレは卵じゃないよ、希少部位のキンカン!ポコンと出てくる前、雌鶏の体内にある黄身ですね。

キンカンを刺す以外に使い道のなさそうな二又のフォークでプッスリ。とろ〜ん。

トリュフに卵なんて初代究極のメニューかよ!という最高の組み合わせのところに九州の甘い醤油まで参加して、ぐるぐる混ぜれば旨味と香りの渋滞ですよもう。

トロトロ状態のキンカンは初めてだけど普通の黄身より味が詰まっているのだな。これは素敵なシメだ!

焼鳥で7千円のコースなんて勢いがなければ頼めない気がしましたが、食べ終えてみるとお値段以上、素晴らしい満足感じゃないですか。何がいいってシメまであるからラーメン屋さんにフラフラ行かずに済む。たしか済んだ、はず(記憶ナシ)。

恵比寿 希鳥 東京都渋谷区恵比寿西1-2-7 恵比寿U・Kビル B1F

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