外で飲むな、遠くに行くなという世の中ですがくさっていても仕方がない。近場のランチ開拓がはかどるなあ、ということにして今日も出かけましょう。
最近もお気に入りはサイタマ県の深谷市。車で30分前後と、ごく軽いドライブにもなるんです。目をつけていたうどん屋さんに行ってみよう。
ぺぺぺ〜とたどり着いたのは深谷高校近くにあります「うどん茶屋 三男坊」さん。
11時の開店時間に合わせて到着したので一番乗り、お座敷席に座らせていただきましょう。人気店のようで、その後ポコポコと多数ご来店。
まずは普通のメニューを見て…おっと、いきなりつけだちょううどんなんて突っ走ったメニューがあるじゃないか。アレか、鴨つけの鴨がダチョウになっているのか。いいなあ。
にわかにダチョウ欲が湧いてきましたが、ホントはこの創作うどん三兄弟がお目当てなんです。
深谷ネギと豆板醤なんて味噌ラーメンのトッピングみたいな長男はいかにも深谷っぽいし、グラタンうどんという次男も見てみたいし、郷土料理自慢大会銀メダルという三男は野菜たっぷりでいかにもウマそう。どれも面白そうでリンダ困っちゃう。
面白メニューはまだあった。坊の極太平打ちカレーうどん…幅６センチのひもかわにカレー？アリだな。仙元山は総重量４キロ、つまりデカ盛りか。シェアOKって珍しいね。
深谷もやし天ぷらなんてあるんだ、ネギだけじゃなかったぞ深谷。だちょううどんにコレをつけようと思って店員さんを呼びましたところ、口が勝手に「次男をください」って言った。「グラタン好き」のパッシブスキル持ちでしたよそういえば。
次男、それはマカロニならぬうどんのグラタン！まあね、どっちも小麦粉ですからね。
なんかものすごく大きい器で出てきたぞ。その上に深さもある‥もしかして準デカ盛り的な、ボリューム満点のお店でした？
ビッグサイズの次男坊は「トマト風味香るおしゃれな地中海風」ということですが…おいどうした海なし県。
よろしい。PC98・SFC・PS・SSとあらゆるマシンで大航海時代２をプレイしたこのぼくに、地中海風とやらを見せてみるがいいさ。
むざと箸を突き入れると、どうやらグラタンの下にはうどんがみっちりと詰まっている模様。重い手応えを感じながら箸を上げて…ふぉお、チーズがのび〜る。うどんもニョロニョロ出てく〜る。あ、アサリも一緒に釣れた。
うどんは讃岐のようなコシもりもりではなく、むっちりたおやか。食感がなまめかしい好みのタイプだ。いいじゃないか。
ホワイトソースだけでなくトマトソースもたっぷり、ニンニクもしっかりと香って気分はイタリアン。アサリと香ばしく焦げたエビにはパエリアを感じる。イタリアとスペイン‥なるほど、この丼はまさしく地中海（の左側）だ！
早い話が海鮮トマトクリーム手打ちパスタだよというわけで、箸でなくフォークで巻き巻きいただきましょう
うまうまと食べるけどなかなか減らないな。食べながら気がついたけど、もしかしてこのお碗に取り分けながら食べるものだったのかしら。
おおそうだ、せっかくタバスコや粉チーズもあるのですから使いましょう。
トマトとニンニクがしっかり主張しているものの、ホワイトソース自体は非常に優しいので少量のタバスコはバッチリ映えます。そしてチーズたっぷりなところに粉チーズを追うと幸せダブル。
アツアツだし量はすごいしと大変だけど、ウマさに引っ張られて汗をかきかきなんとか完食。
うどんと料理そのものの地肩が強いから、創作メニューでもビシっとハマるんだろうな。長男も三男も食べたし、食べたし。そしてまたダチョウと悩んで結局グラタン食べたりしてね。
うどん茶屋 三男坊 埼玉県深谷市宿根166-3