バスツアーで行く春の甲州・後編 名物のほうとうを食べたら信玄餅工場だ!ガリガリ君だ!(笛吹市)

ゲーム作家にして絵師のKきゃわさんとKきゃわさん母と行く甲州バスツアー、続きです。

ワインその他の試飲をこれでもかと楽しんで、いい感じにほろ酔い。わーい、たのしーい。次はどこですか?

Kきゃわ「次は石和温泉のホテルでバイキング昼食からの温泉ですよ!」

うほっ、メシからの温泉!聞いただけで最高だ!

バスに乗って、たった5分でたどり着いたのは「ホテルふじ」さん‥石和温泉、観光地がコンパクトにまとまっていますね。便利だ。

Kきゃわ「ほんのり予習をしたところ、こちらはお風呂はもちろん良いですが、メシがバイキング特化ということです」

あら、そうなんですね?実はわたくしバイキングとかブッフェと聞くと敬遠してしまうので、スゲー久しぶりの体験。

Kきゃわ「お嫌いでしたか」

嫌いではないのですが‥一緒に食べれば理由はわかりますよ。

ホテルに入ってレストランに案内してもらいます。やあ、グループごとに席が割り振られるのはありがたいですね。そんなわけで我々は3人席です。

ところでこれは?みんなで氷でも作るの?

Kきゃわ「見たことないかもしれませんが、このくぼみに好きなオカズを入れていくのです」

あー、なるほどー。デギュスタシオン的な‥?そんなに色々あるの?

うわー、色々あった。いきなり「せいだのたまじ」なんて謎メニューはあるし、「信玄鷄の山賊焼き」なんて勇ましいメニューもあります。山賊焼きは味噌とかニンニクの漢な味付けの鷄なんだろうという気はしますが、せいだのたまじってなんだ。

ちょっと検索したら「小さいじゃがいもを甘辛く味付けした山梨の郷土料理」ということです。ご当地メニューならいただきましょう。

鳥レバーや砂肝をすき焼きのタレで煮た有名メニュー「鳥もつ煮」や、よく知らない「信玄鷄 挽肉 自家製寄せ豆腐」等々、なんとなくニワトリ率が高い地元メニューがズラリ。なるほど、結構楽しいじゃないか、バイキング。

Kきゃわ「ご当地メニュー多めはうれしいっすね!」

ご当地メニューといえば、山梨名物としてあまりにも有名なほうとう群馬のおっきりこみ最大のライバルとグンマー民は勝手に思っていますが、知名度ではどう考えてもほうとうの勝ちだ。そもそも群馬でもおっきりこみとか言わん。煮ぼうとう、もしくは単にうどんって言っている。

そのほうとう、大鍋でポコポコ煮立てられていかにもウマそうです。これは食べなくてはいけない。

隣にラーメン入りキムチ鍋があるけど、なんでだろう‥W炭水化物もアレなのでスルーしておきましょう。

お酒は別料金なのですね。ドリンクカウンターで直接精算して受け取るスタイルです。冷酒と芋のロックをいただきましょうか。

Kきゃわ「2つww」

2つくらいないと落ち着かない。

はい、整いました!

Kきゃわ「‥それだけ?まだ3マスも空いてますがな」

そう、これこそ私がバイキングを敬遠する理由‥つまり圧倒的少食!!でも量的にモトをとろうとしなければ「色々なものを少しずつ」ができるんだから、案外お酒と相性がいいのかもしれない。

ほうとう山賊焼きもちろんウマいのですが、信玄鷄挽肉がかかった寄せ豆腐が特にンマーイ!!ショウガが効いたひき肉あんかけなのに、なんと豆腐がよく冷えているという嬉しい不意打ち。これはお酒にバッチリ!もう少しもらってこようかな。

Kきゃわ「ツアーにしては珍しくバスガイドさんも一緒に食べてるけど、がっつりカレーにいってますな」

ガツガツいかないとやってはいられない激務なのでしょう。あれー、ワイン豚カレースープカレーがあるのかー。カレー‥ご飯はちょっとアレだけど、カレーは食べたいかも‥

ご飯でなく、トッピング用のうどんとニョッキとポテトを少量。そこにワイン豚カレーをかければあっという間におつまみに。

Kきゃわ「おっ、ウマそうですねー。俺はスープカレーをもらってこよう」

Kきゃわ「ついでにキムチ鍋にいきましたけど、ラーメンが想定外のポーション盛りでした」

Kきゃわさんの食卓はほうとう、ちらし寿司、スープカレーにラーメン!すごいですね。

Kきゃわ「春の炭水化物祭りだウェーイ!!」

ウェーイ!いやー、食べた食べた。すっかり満腹です。

Kきゃわ「俺は食べたけど‥」

いや、わたくし的にはいっぱい食べましたよ?ここみたいに全力で地方色が出ているとバイキングも楽しいですね。なんとなくどこに行ってもカニの足食べ放題みたいなイメージがあったのですが‥

Kきゃわ「ツアーによってはそうです。ここは良かったっすね!」

Kきゃわ「じゃあ温泉に行きまっしょい!あれ、立ち止まってどうしました」

いや、これ宴会場の名前と思うのですが、赤城も榛名も上毛三山、つまり群馬の名峰ですよ‥なぜここ山梨で?

Kきゃわ「ホテル名で切り札のふじを使っちゃいましたからねー。ご近所の山の名前借りたんでしょ」

いや、言うほど近くないぞ。

石和温泉は久しぶりだな〜。もちろん風呂内の写真なぞ撮りませんでしたが、広い露天風呂が貸し切りで最高だ〜!

なんで貸し切りなんだろう‥と思ったけど、そうか、バスの中はご婦人ばっかりでしたね。温泉バスツアーにおっさんが参加すると風呂はガラガラ。これはライフハックというやつか?

風呂上がりにこんな自販機はズルいな。コーヒー牛乳をいただきます。

入っている時はそうでもなかったですが、なんかやけに肌がスベスベしてきた。さすがアルカリ湯‥!石和のお湯、いいぞ。

「いい湯でしたなあ」

‥誰か知らない人が話しかけてきたけど、どうしよう。

「あっ、俺ですよ俺!眉毛ないけど」

あら、Kきゃわさんですか?スベスベしすぎて眉毛までツルツルになったの?

Kきゃわ「温泉に入るとわかっていたのに眉毛を描くヤツを忘れましたわ〜。まあいいやということで」

まあいいんだ。

2時間とたっぷり時間がとってあるので、お土産コーナーなど物色‥やあ、これは珍しい。内田葡萄焼酒国産グラッパ!グラッパって名前は使えないから葡萄焼酒!

Kきゃわ「ぐらっぱ?」

ブドウの搾りかすの蒸留酒ですが、すごくブドウ風味でおいしいんですよ。2本あるから2本買っちゃう。

Kきゃわ母「近所のお土産は地酒がいいかな」

じゃあ甲斐路の酒ということで、春鶯囀はないかな‥あった。これは私、大好き。

Kきゃわ母「じゃあそれにしよう」

Kきゃわ「お酒選びには便利な人だなあ」

そしてホテルふじさんから移動、10分程度で着いたのは桔梗屋信玄餅工場テーマパークさん。

Kきゃわ「バスから降りたと同時にきなこの香りがすごい!」

本当だ。ものすごいきなこ!さすが桔梗屋信玄餅の聖地‥!

Kきゃわ「あの顔出しは両手も出せるみたいなんで、ポプ子ばりにWフ○ックを決めてください」

どうして写真のポーズの注文が厳しいの?ほら、他のみなさんはちゃんとピースサインとかですよ。

Kきゃわ「じゃあピースでいいです。裏返しで」

結局同じじゃないか‥

工場見学は‥まあその‥工場見学です。キューピーさんのソレのように、タマゴが一斉にパッカーンとかそういったアレはありません。

Kきゃわ「見所といえば、信玄餅のビニール風呂敷が全部手作業で結ばれてるとこですかね。人海戦術で」

そうですね。全部女性社員が結んでいました。アレこそ機械化できそうですが、譲れないポイントなのでしょう。そしてもう一つ‥

Kきゃわ「工場見学順路、にゃんこの足跡でご案内は反則ですな‥!」

その他巨大な信玄餅オブジェなど、なかなか面白い工場見学でした‥が

Kきゃわ「メインはこれからですな…!」

すごく立派な売店にあらゆる信玄餅商品が!買う、買う、買う!

そして別の建物、アウトレット館には賞味期限が近いおトク商品が!買う、買う!朝イチで来ると、賞味期限ギリギリ信玄餅を袋に詰め放題とかあるそうです。整理券が出る人気だそうですが。

ふー、一生分の信玄餅を買ってしまったよ‥

Kきゃわ「アレは買いましたか?」

おうとも。溶ける前に食べよう!ガリガリ君リッチ・黒みつきなこもち〜!監修・桔梗屋さん!

Kきゃわ「きゃほーい!いただきまーす!」

あれ、袋がちがうのね。

Kきゃわ「ホントだ。さすが1本150円のリッチ!ちなみに当たりが出るともう1本‥でなく、ガリガリ君&桔梗屋さんのオリジナルトートがもらえるそうです」

‥使いどころないけど欲しいな‥!

ではガリガリさんの実食開始、開始〜。見た目は爽やかさに欠けるガリガリさん。

Kきゃわ「無理やり言えばコーラ味っぽい見た目」

においは‥

Kきゃわ「ああ、この辺に充満してるアレと同じ、きなこですわ〜」

ガリッとかじると、ふはは、こりゃ面白い。

Kきゃわ「きなこだ!きなこアイスだ!」

そして驚くじゃありませんか、きなこ味アイスの中にいるのは黒蜜と‥餅!!

Kきゃわ「信じられないくらい信玄餅ですな‥!おいひー」

でも棒には何も書いてない。外れた。

Kきゃわ「俺も」

食べた後にお茶が欲しくなるのも信玄餅譲り。ここで桔梗屋さんオリジナルのお茶「風林火山」をいただきましょう。

Kきゃわ「名前は勇ましいけど、すごくスッキリというかゴクゴク飲めるタイプのお茶です」

本当だ。お茶の香りは強いから薄いというわけじゃないけど、ぐびぐびいける。そしてきなこと黒蜜の味をきれいに洗い流す‥!信玄餅専用茶か、これ!

というわけで、これにて全行程終了。いやー、面白いですね、バスツアー。

Kきゃわ「当たり外れ大きいんですけど、今回は良かったです!」

そうなんですね?お母さん、また当選したらお声かけください。

そして帰宅後、買ってきたモノたちを楽しみましょう。ノーマル信玄餅たちはいいとして、桔梗信玄餅どら!どんなどら焼きだ?と思ったら

なんとなんと、どら焼きのなかにまんま信玄餅が入っていた!きなこまで!

どら生地からのにょろーんとした餅が楽しい!これは新しウマいぞ!アリだな。

そして国産グラッパ、内田葡萄焼酒!樽熟成でないからか、なかなか荒々しい野生的な香り。そして濃厚な葡萄の風味‥!うはー、メシの後にクイっと飲むにはいいぞ、これ。もう2・3本買っておけばよかった‥って、2本しかなかったのか。

というわけで数年ぶりにバスツアーに混ざってみましたが、観光地盛り盛りで面白かった!年がら年中ウチの母が行っているのも納得でした。

 

ホテルふじ 山梨県笛吹市石和町川中島192

桔梗屋信玄餅工場テーマパーク  山梨県笛吹市一宮町坪井1928

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