江戸前極上スミイカ、巨大カキ、さくさくアジフライ!真のおさかな定食は港ではなく土浦にあり! 刺身和食 旭屋(土浦市荒川沖)

「おいしいカキフライ食べたい。おいしいお刺身食べたい」

海無しグンマで無いものねだりをするのは母じゃないですか。カキフライと刺身ということは・・あそことあそこですね。長いことご無沙汰ですし、ちょっくら行くとしましょうか。

その前にHPでメニューをチェック・・カキフライ確認、ヨシ!出発、出発〜。

東北道から圏央道を通っておおむね2時間、やって来たのは土浦市。見た目はドライバー御用達のデカ盛りドライブイン。しかしてその実体は、高級魚が舞い踊るうつし世の竜宮城、「刺身和食 旭屋」さんです。

すさまじいまでのネットワークを駆使して、全国のその時一番おいしいおさかなさんを提供してくれる、海鮮特化の定食屋さんなのです。

駐車場や店内の広さはドライブインそのままで、GWとかを除けば入店待ちもありません。

ファミレス的ボックス席をいただきメニューを見ましょう。レギュラーメニューである本マグロ大トロ刺身定食はなんとトンカツ付き。「付き」ってあなた、本来メインのモノをそんなオマケみたいに・・

もちろん極上を謳うだけに最高のマグロが出るのですがちょっと待て、こちらのお店の主役は日替わり定食なのです。

本日限定!舌騒がせの逸品たち!店長さんが席まで来て、本日のおさかなを写真付きでプレゼンしてくれます。

濃厚な脂が自慢、北海道の至宝ハッカク・マグロで言う大間に当たる名産地、小柴産の江戸前スミイカ・ノドグロそっくりの脂が決め手のボウズギンポなど・・

母「わたしはカキフライ

うう、決め打ちで来た人はいいなあ。ぼくは・・諸々計算してスミイカに決めた!あと生ガキひとつください。

カキフライは広島産だけど生ガキもそうなのだろうか。広島産は締まった小粒というイメージでしたが、岩ガキと見まごうばかりの巨大さはどうですかお客さん。

レモンも何もナシでそのままチュルリといけば・・灯台だ、波だ、海が見える。日本酒もいいけどアイラモルトが欲しくなるような、圧倒的な磯の香り・・!飲み込んでもしばらくカキの風味が消えずにずーっとウマい。定食を食べる前からもう幸せだ。

続いてドーンと登場、極上スミイカ刺身定食!画像データの限界を超えてしまって、全容が収まり切らないボリューム!器の全てがデカい!この辺はまさしくドライブインです。

胴体の透明感が新鮮さを物語るスミイカ!マグロは大間、赤貝は閖上、そしてスミイカは小柴!いくら美味しそうとはいえ、イカ刺しはオカズとしてのパワーは弱い気がするのですが、

こちらのお店は大丈夫。巨大なアジフライと、

1パックまんまの納豆に味噌汁!

茶碗でなくドンブリで提供されるご飯は彼らに任せ、イカは単品で楽しもうという算段です。ちなみにご飯は半分でお願いしましたが、一般的な並ご飯の量です。

まずはイカの胴を一切れ・・おいおいおい、シャキって音が聞こえるくらいの心地よい歯応えじゃないのさ。変なイカのニチャっとした感じはゼロ、そして歯切れ良さを楽しむ度にあふれ出す甘味よ・・!なんだこのイカ!

ゲソ部分はもっちりとコリコリが混在して気持ちいい〜。天ぷらにして蕎麦つゆにぶち込むバチ当たりな所業をしたい。

母「カキフライすごく大きい。すごく美味しいけど食べきれないからひとつ食べて」

フハハ、それも計算のウチだったのですよ。極上ミックスフライ定食に化けた!

この大ぶりなアジフライがね、さくさくでふあふあでね、アジ本体もさぞかしピッチピチだったのでしょう。

そしてカキフライ!正義の味方カキフライ!あのデカいカキをドライブイン仕込み(?)のテクニックで揚げてしまっては大変だ!ドバドバと流れ出す磯ジュース!

誰だ半ライスにしたのは!納豆に手がつかない内にコメが枯渇したじゃないか!ダメだよこのカキフライ、一粒で半合いけちゃう勢いなんだもの。

納豆はほぼそのままでズルズル食べて、パンパンになったお腹をさすりながらお会計。「いつも遠くからありがとうございます」と店長さんに言われてしまうのでした。

そして魚介の裏番長・土浦はまだ終わりません。次があるんだ。

刺身和食 旭屋 茨城県土浦市荒川沖南区6-138

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