国宝・曜変天目で眼福からの風味豊かな京鴨づくしなんて雅やかなコースじゃありませんか 京橋居酒屋 京鴨と豚 GOURD(京橋駅)

曜変天目を見ようとやって来た関西。目指すは大阪は京橋の藤田美術館〜。

なんでもリニューアル間もないそうで、茶碗以外にも様々な見どころが・・しかしやはり圧巻はこちら!もう圧巻というか何というか、圧巻です!コレを間近で、しかも撮影自由とか素晴らしいよ藤田美術館。また来る!

眼福のあとは焼き鳥という謎の不文律に従いまして、美術館より徒歩7・8分、京橋駅の近くにあります「京鴨と豚 GOURD」さんを予約しておきました。たぶん「ゴード」と読みます。

店内は串焼き屋さんらしからぬモダンな雰囲気。もしかしてジャンル的に肉バルとかになるのかしら。

メニューは長い巻物スタイルだった。くるくる〜。

もちろん串焼きはお願いするので適当に見繕いまして、珍しい京鴨造りもぜひいただきましょう。

鴨なめろうに鴨マーボーに鴨生ハムにと鴨の文字が並ぶ並ぶ。鴨もも唐揚げにいたっては早口言葉ではあるまいか。この辺からもいくつかお願いして・・そうだよ、お酒を頼まないと。

香るエールにAoハイボールに翠ソーダと、内装だけでなくドリンクもオシャレっぽいね。日本酒はどこですかーっ!あ、壁に貼ってあった。七本鑓とかシブいお酒があると思いつつ注文したのは・・なんだっけ、忘れた。淡緑とかグンマのお酒だったような・・これがアルコールによる脳萎縮か・・!

あらかわええおちょこ。ひょっとこだけど「べく杯」ではないよ。は〜い、藤田先生にかんぱ〜い。お通しから鴨の肝煮だったりして嬉しいじゃないか。

そしてドカンと京鴨造り四種盛りだ!左からハツ・ズリ・肝・もも炙りだそうです。つけるものも甘い醤油・ごま油・ポン酢と揃って、組み合わせを考えるのも楽しいじゃないか。

鴨にもズリ(砂肝)ってあったのね〜って、鳥だもんな、あるよね。鶏のソレより大ぶりでコキュコキュ感を盛大に楽しめます。ニンニクと甘醤油がいい感じ。肝はごま油でレバ刺し全盛時代を思い出しましょう。

ハツを生姜と甘醤油で食べればサッパリ感と旨味が素敵。もも炙りのわさびポン酢なんか言うまでもなく優勝ですね。

鴨生ハムはただでさえ引き締まっている鴨肉がさらに密度アップ、噛めば噛むほどウマくなる。

串焼きが焼けてきたぞ。鴨といえばのねぎまからスタート!京鴨は合鴨なのでマガモより脂マシ、おかげでネギのサッパリ感が引き立つことよ。カラシなの?と思ったけどこれまたバッチリ。合鴨買ったら真似してみよう。どこで買えるか知らんけど。

鴨ハツ鴨ズリも頼まないとね。造りとほぼ同じメンバーで生と焼きを両方楽しむ贅沢ってやつだ。

鴨は鉄っぽい風味が強いもんで、血の総本山たるハツはもしかしたら鉄臭いまであるのではと思ったらとんでもない、ハツらしい歯ごたえと純粋な筋肉のウマさがたまりません。下処理が丁寧なんですね。

ズリも染み出す赤い汁がただただウマい。すごいぜ京鴨。そしてやっぱりカラシが合うね。

造りに焼きと来たら、お次は揚げねばなりますまい。鴨もも唐揚げ

京鴨はすごい筋肉なんだな、揚げるとめちゃめちゃマッチョ、ゴリゴリプリンな食感だよ。ニク食ってんなぁ〜と実感!

ニクニクニックーと続いたのでピクルスで一呼吸。ワインビネガーが効いてリフレッシュ度高し!

ドイツ人もビックリ?の鴨ソーセージ&チョリソーなんかもいただいちゃったりして。

京鴨&豚なのに豚を頼み忘れた!けど、鴨ってやっぱウマいので問題なし!寒い時期に来て鴨しゃぶや鍋なんかも食べてみたいな。曜変天目が見たくなったらまた来ないとね。

そして大阪の宿泊といえば十三の東横インなんですよ。なぜって?近くに安くていつも空きがある駐車場があるし、駅前に極上のみたらし団子はあるし、何よりホラ、夜の風景をご覧なさい。日本を勘違いしたサイバーパンク映画の舞台まったなし!

・・ただし深夜まで営業しているラーメン屋やたこ焼き屋が結構あるので、シメの誘惑にはご注意ください。

京橋居酒屋 京鴨と豚 GOURD 大阪府大阪市都島区片町2-6-13 京橋サウスビル 1F

藤田美術館 大阪市都島区網島町10番32号

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