12月のある日のこと。朝イチの新幹線で関西から戻り、熊谷駅で時計を見れば11時過ぎ。駅の近くで昼メシを済ませておこうかな。
いつも籠原駅か熊谷駅を利用していますが、本日は熊谷。こちらは籠原と違って食べるものには困りません。
たとえば中華に限っても日高屋・謎の台湾系中華・ぎょうざの満洲と駅ナカだけで3店舗、さらに駅前すぐにラーメン店や餃子の王将があったりしちゃいます。
駅なので立ち食いそばはもちろんのこと、さらにご当地熊谷うどんのお店もあるし、なぜかグンマの魂である登利平さんのお食事処まで。もうなんでもあるんだからというワケで、さて、逆にこまっちゃうな。
ハッキリ決められないまま、なんとなく車を置いた南口方面へ‥それで運命が決まった。
だってホラ、南口には「3割うまそうな赤い看板」があるんですよ？「ぎょうざの満洲 熊谷駅店」さんにカラダが勝手に吸い込まれました。
2席分占有できる変則カウンター席に腰かけると、店員さんが「ただいまのオススメはチャーシューメンになります」と教えてくれます。
チャーシューメンと焼餃子という鉄板かつ豪華なセットで1,150円とお手頃ですね。
焼餃子とライスのセットに至ってはワンコイン500円ですよ。しかもスープまでついてしまうというね。
レバニラ炒めと餃子ライスなんて満腹セットでも950円？物価安いジャパンの急先鋒じゃないか。
どれも食べたいけれど、今日のところは満洲好きの友人イチオシであるみそラーメンを攻めましょう。みそラーメンと焼餃子3個、あと旨辛みそを願いま〜す。しめて850円で幸せモード確定ランプがペカります。
餃子を頼むとすぐに置かれる「3割うまい‼︎」ランちゃん小皿。ほ、ほしい‥！
ものの5分でみそラーメン・焼餃子3個・旨辛みそが登場しました。うまい安い元気、そして早い！あらやだ、もしかして4割？
焼餃子をハーフで頼めるのはありがたい。満洲さんの餃子は適当な厚さとしっかり良い味の皮がなんとも魅力的。
満洲推しの友人は冷凍餃子を買って鍋に放り込むのが大好きだそうですが、その気持ちはわかる。このなめらかで力のある皮は鍋で映えそう。
餡は豚の赤身と野菜でサッパリ味。そこにガツンと風味を増してくれるのが40円の旨辛みそです。
テキトーな量の旨辛みそと酢でいただけば、ニンニクと辛味でパンチ力がグ〜ンとアップ。なんとなく神戸のみそダレ餃子気分で楽しむことができるのだ。
そして本日の主役であるみそラーメン。そこそこの量の炒め野菜が盛られた姿は‥なんと言うか、自宅で袋ラーメンをちょっと豪華に作ってみました感がある。そんなの最高に決まっているじゃないか。
プチンと弾ける活きの良い麺。さすがにこっちは袋ラーメンよりはるかに上等です。
クドさのないスッキリみそスープと炒め野菜が一体となった味は、やはりナントカ一番的な懐かしいおいしさに近い。濃厚とかそんな世界ではない、この上もなくしっくりくる味がたまらない。うん、間違いなく3割うまいよコレ。
3割うまいこのラーメンをもう3割おいしく食べる方法‥もうお分かりですね、餃子に使った残りの旨辛みそをスープに投入するのだ。
ニンニクの効いた旨辛みそがスープに与えるインパクトたるや‥うむ、やっぱり3割増えた！ついでにカラダが温まるのも3割増しで汗が止まらん。
旨辛みそで3割うまい餃子とラーメンがそれぞれ3割うまくなる‥ウォーズマンの法則でいえば27割、つまり3倍くらいうまくなる？たったの40円で3倍、3倍！そんなのつけなきゃウソでしょう。
12月というのにポッポポッポと頬を火照らせたままお会計。いや〜お値段以上の大満足だ。
今後も熊谷駅で降りる時は11時くらい着の電車にして、3割増しの幸せを噛みしめようと誓ったのは言うまでもありませんでした。
ぎょうざの満洲 熊谷駅店 埼玉県熊谷市桜木町1-202-1