たらいに入った熱々釜あげうどんを食べたい!もちろん目指すはうどん県…のはずが、ゆきゆきて、徳島 さぬきや(三好市池田町)

神戸に何度か来て気がついたのですが、実は淡路島を越えればすぐ四国なんですよね。うどんを食べて温泉に入っての日帰りツアーができてしまうのでは?

できるかできないか、やればわかるさ!神戸の友人を巻き込んで出発、出発〜。

ほ〜ら、神戸から2時間で着いたぞ「さぬきや」さん!どう見ても讃岐うどんのお店ですが、実は徳島県三好市にあります。2年ほど前に食べた釜あげのたらいうどんがウマすぎたので、うどん好きの友人に食べさせたかった。

駐車場は広いというのに一杯になりつつある。うわ〜、待ちになる前に入店だ〜。

さぬきうどんといえばセルフ。でもこちらは半分くらいフルサービスのお店です。席に案内してもらってからうどんを注文、出てくるのを待つ時間で天ぷら等を取りにいくスタイル。

そのうどんはどうするかな〜。

友人「たらいで食べるのはロマン!どんな量なの?」

2.5玉ってあるけど、立ち食いうどんの3玉たっぷりくらいな感覚かな。でもうまいからね、少食のぼくでも平らげることができた。

天ぷらとかおでんも食べたかったらジャンボうどんをシェアする手もあるかな。

友人「やっぱり一人一たらいは憧れる!きっとなんとかなる!」

よしわかった、たらいうどんを2つ願いま〜す。

うどん待ちの間に天ぷらを・・食べられるかわからんけど、見てみるだけでも行ってみましょう。たまねぎやかき揚げにエビはもちろんのこと、メンチカツや鳥から揚げもあるのね。

友人「とり天がある・・思わず取ってしまった」

偶然ですね、ぼくも取ってしまった。とり天だもんな、仕方ないよな。

おでんや太巻きも魅力的ですが、さすがに無理なので本当に見るだけにします。

席に戻ると汁が入った徳利が来た。デカい。そして熱々にもほどがある。取手状の太い針金を持たないとヤケドしそうな勢いです。

そしてひねもすのたりとうどんがたゆたうたらいうどんも到着だ。

友人「はえ〜、思った以上の迫力だった!」

タテヨコ迫力十分な上に上げ底でもないからね、覚悟はよろしいですか?

(友人撮影)

卓上に置いてあるお碗に汁を注いで・・あっちチィ!徳利のお尻を持ち上げるのも大変。

向かいに座った方はお尻をテーブルのフチに引っかけて外側に思いきり倒して、手に持ったお碗で汁を受けていた。なるほど、アレが常連ムーブなのか。

とにかく汁のスタンバイOK、全て揃ったところでいただきましょう!

友人「あ、お箸で持っただけで美味しいのがわかるよ、わかっちゃうよ」

めり込みと押し返しのバランス、しっかりとした重み。ほどよいコシとむっちり感がビンビン伝わってきますよ〜。

まずは薬味なしの汁でいきましょうか。つややか、なめらか、もっちり。表面が適度にヤワくてなんと官能的な。

友人「このヤワとコシのバランスがすごく好き。冷たい食べ方だと相当手強いうどんになりそう」

まさに釜あげ向きなチューンなんですな。そしてアッツアツの汁もいりこ・鰹・昆布が仲良く手をつないでいてうんまいです。徳利ごと持ち帰りたい。

ふたすすり目からは薬味を投入するとしましょう。卓上には生姜・青ネギ・天かす。お椀が置いてある方にゴマすり器と七味があります。

いりこが効くところに生姜は鉄板、ネギも香り高くてやっぱり葉ネギはいいよな。

友人「天かすがめっちゃうまい!ホントの天かすだ!」

なんだか小エビや野菜のカケラまで入って、こりゃ揚げ玉ではなくリアル天ぷらのカスですな。脂のコクだけでなく色々な風味が混ざってこりゃうまい、うますぎる。レンゲでザクザク入れちゃう。

一玉分くらい食べたところでとり天を食べておこうか。そのままガブ、ふむふむ、固めの衣でなかなかジャンクなお味。

汁にひたして衣をフニャらせると良いじゃないか、少し口に残してうどんで追えばオカズ天ぷらだ。

おいしいうどんがいくらでも湧いて出る奇跡の泉。生姜を増したりてんかすがふやけてきたりと飽きる間もなく楽しみます。

友人「ちょうどとり天の分が・・キツい!でも食べちゃう!」

二人とも無事完食!讃岐うどんのお店をそう何軒も回ったわけではないけれど、ここの釜あげはホント好き。問題はアレだ、他の店はないし量もすごいからハシゴできない。

友人「満足感がすごいから大丈夫!ああ苦しい。どうしよう」

そうですね、腹ごなしに運動・・はちょっとイヤなので、やはり温泉で色々整えますか。

さぬきや 徳島県三好市池田町州津藤の井540-1

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