入ったことなかった老舗ヨーロピアンレストラン、和洋折衷の見事な職人技でしわわせなランチとなりました カプリ(邑楽郡大泉町)

リトルブラジルと言われたのも今は昔、もはや各国バトルロイヤル、パスポート不要の魔窟の感がある大泉町。なんだかタイ料理屋さんもできたようなのでレッツカオマンと向かってみたら残念、どうやら臨時休業のようだ。

コップンカーなお姉さんの人形を見ながら途方にくれていても腹は満たされない。テキトーに車を流して、目に入ったお店にとび込んでみるか。

5分くらいで営業中の表示を発見!手打ちパスタに手作り料理!いいじゃないか、ここにしよう。「ヨーロピアンレストラン カプリ」さんですか。今はなきお気に入り中華屋さんのすぐ近くなもんで、存在は知りつつも入ったことなかった。

改めて見るとグリーンゲイブルズみたようなかっこいい建物じゃないですか。すぐ近くでネギ味噌ラーメンばっかり食べていたのが申し訳ないようだ。駐車場は十数台分しっかり確保されています。

テーブルは7・8卓はあるのでしょうか、開店直後なので先客は1組くらいかな?1卓だけあるお一人さま用テーブルをいただきましょう。

ランチメニューはこちら。手打ちか輸入かを選べるパスタか、地元の情報誌で見たことある気がする和牛ハンバーグか・・しかしどう考えてもただ一つ毛色が違いすぎるやわらか肉カレーうどんに目を奪われるよね。すみませ〜ん。

Fランチとアイスコーヒーをください・・って、あれれ?EとFまちがえた?そんなことある?言っちゃったからにはまあいいか。

店員さん「ホットコーヒーならセルフで無料になりますけど、アイスでよろしいですか?」

やや、そうなんですね。でも一年中アイスマンなので200円くらい出しますとも。

イタリア中心のヨーロピアンレストランだからでしょうか、店舗の各所にヨーロピアンな雑貨が…なんかピラミッドやネフェルティティまで見えるのは気のせい。

雑多なようだけど清潔感があって居心地が良いな。BGMは変なジャズアレンジとかではなくクラシックだしな。複数人で来たら長居してしまいそう。

ほどなくして運ばれてきたお皿は詩的な一枚。え〜、グンマでこんなに素敵なプレートは反則じゃない?照り焼きチキンとホットライス、ウマい確定!

ピラフのようなホットライスにもも肉の照り焼きがデデンと一枚のって、案外ボリュームもありそうじゃないか。プリチーなカフェごはんをイメージしていた身としては少しびびってたじろぎます。どこから攻め入ったもんかな。

やはり生野菜が出る以上はそこからでしょう。なかなかに酢ゆいドレッシングが食欲を刺激してくれますよ。ホットライスがピリッと辛いらしいから、消火用に少し残しておこう。

そのホットライスだけで恐る恐る味見・・お、おお、お・・これは脳内ライブラリにない味だ。旨味のあるピラフに胡椒の辛味がふわっと来るような。何かと食べてちょうどいい、オカズの力をブーストするピラフといった塩梅ですね。

ではそのオカズにいこう!これはもう、見てすぐおいしいナイス照り焼き。上州御用鳥めしを思い起こすアマジョッパーな北関東チキンに感涙しないグンマ民がいるだろうか(いやいない)。

上はグンマ民感涙チキン、下は国籍不明のピリ辛ごはん。多国籍の大泉町にふさわしいグローバルなウマさのお皿じゃないですか。これは何を食べてもおいしい予感しかない。夜に来てワインのひとつも決めたいな。

あまり辛くないとはいえ、ガンガン食べたもんだから少々汗が出てきたぞ。スッキリした軽さのアイスコーヒーが最高じゃないか。

お会計の時のシェフもすごく感じがよくて、こんなにエエ店なんで今まで来なかったの?ホント近くでレバニラばかり食べている場合じゃなかったですよ。次回は手打ちボンゴレロッソか肉カレーうどんかな?とりあえずランチメニュー制覇するぞ〜。えい、えい、むん!

カプリ 群馬県邑楽郡大泉町北小泉2-12-1

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