豪快活魚盛が名物の海鮮居酒屋のはずでしたが、和牛カツサンドなんて大量破壊兵器まで隠していました どまん中 秋葉原店(千代田区・秋葉原駅)

何度来て何度か記事にしているんですが、やっぱりお気に入りの店は来てしまいます。そして知らなかったメニューにビックリできたら最高であります。

というわけで、ビックリ最高な思いをしてまいりました。

やって来たのは秋葉原の「どまん中 秋葉原店」さん。秋葉原でサカナと日本酒といえば最初に名前があがる‥かもしれない名店です。

あれ、なんかミニ看板が増えた?‥いや、単にいつもは明かりが灯っていないだけかもしれん。とにかく地下のお店に入店しましょう。

友人と2人で来たところ、4人がけのテーブル席に案内していただきました。まずは飲み物ですね。

こちらの飲み物には「ファーストオーダー限定セット」というものがあります。

カンパイ用の生ビール・ハイボール・白桃サワーと好きな日本酒一合を合わせて980円!そりゃ〜お得なんでお願いしますとも。ハイボールと和歌山紀土を願いま〜す。友人は辛口のお酒が好きらしいので、播州一献でいきましょうか。

冊子のメニューもあるのですが、やはりこちらに来たら「名物料理」のメニューを攻めたいところです。

豪快活魚盛は頼まねばならない。ねばならない。本日の活魚は豊後サバ・かわはぎ・シマアジですか。サバスキーとしては豊後サバでお願いしましょう。そして活魚盛を頼むと本マグロが1000円!ぜひとも追加願いましょう。

店員さん「限定5食の和牛カツサンドなんですけど、さっき最初の1食が出てすご〜く美味しそうだったんです‥私が食べたいくらい」

なんとなんと、店員さんオススメどころか食べてしまいたい?そりゃお願いしますよ!

その他ホイホイとお願いして、まずやって来たのはお通し‥えっ?このぷっくり太ったイワシがお通し?

店員さん「ワタもおいしいので、お嫌いでなければどうぞ〜」

お嫌いどころか大好きであります。身は見た目以上に脂乗り良好、キモは酒に合わないはずがない旨味のカタマリ!こんなの骨まで食べちゃう。こりこり。

そこにダシを吸わせたがぶりピーマンですよ。ハイボールと最初の日本酒があっという間になくなってしまいました。

でも困ることはありません。2ndステージがあるのです。

ファーストオーダー限定セットを頼んだ人に限り、裏面の日本酒を安く頼めるという不思議なシステム!滋賀の銘酒、松の司を願いま〜す。

店員さん「はいっ、こちらが活魚盛のサバですね〜」

うわ〜い、ビッチビチに跳ねていらっしゃる!

発泡スチロールのフタを閉めたら「ぺチぺチぺチぺチ!」と音がしていまいたよ!活きがいいってレベルじゃないだろ!

造りにするのはちと時間がかかるということなので、すぐ来そうなメニューを‥生ガキを頼んだら、とんでもびっくりなサイズが来ました!ぷっくり膨れたバディーにレモンをしぼってツルっと一口でいただけば‥これはもう、しわわせしかない。

梅水晶ナスの一本漬けというおつまみ兼口直しを手配して、ちびちびとお酒をなめながら活魚盛を待ちましょう。あ、ナスうんめぇ。なめて待とうと思ったのにグイグイ飲んでしまう。松の司おかわり願いま〜す。

はぇ〜、来ましたよ。豪快活魚盛!豪快の名に恥じぬ‥なんていうんだ‥え〜と‥豪快!

サバ以外もコショウダイ・カンパチ・タチウオ・サーモンともりもりだくさん。

先ほどまで大暴れしていたサバ君、こんなに綺麗な身を隠していたのですね‥美味しくいただきますよ。

この断面の美しさはどうでしょう。甘い醤油、たまり醤油、ポン酢とそろっているのがまた嬉しい。とりあえずたまり醤油かな。

ふが〜、ブリブリな弾力!そうか、豊後サバということは関サバと同郷の方でしたか。豊後水道にもまれたサバ界のアスリート、歯ごたえも旨味も詰まっていますね!

こちらがプラスした本マグロの大先生です。すごい、見るからに大トロじゃないですか。これをこのまま食べたらバチが当たらないか?もしかしたらコメがあった方がいいんじゃないか?ドラいも〜ん!

酢飯と海苔の手巻きセット〜!脳内でのぶ代ドラの声が響いて、すごいひみつ道具が出てきました。

刺身盛のオトモに手巻きセットなんて、なんて素晴らしいお店なんだ‥もう卓上がお祭りじゃないか。

海苔の上に酢飯、そこにツマの大葉を置いてからの〜、大トロ!

大トロの旨味のぶちかましを真っ向からバチーンと受ける酢飯!サカナ界の横綱、実は酢飯説。

刺身が減ってきたところで店員さんが火鉢を持ってきてくれました。

店員さん「お刺身にゴマ油をつけて炙って、お好みで塩をふって食べてください」

いや〜ん、刺身の味変なんて、とんでもなく嬉しい反則!

まてよ‥

するとアレですか、某美味しんぼで最高のゼイタクとされた大トロの炙りもできちゃうということですね。

軽く炙って脂をちょっと落として、香ばしさをブーストして‥

からの〜、手巻き!炙り大トロ手巻き寿司!これはもう大変‥王の目覚めだ‥

刺身を大皿から小鉢に盛りかえてくれるのも嬉しいサービスです。卓上にスペースができたから何か頼もうかな〜。

と思ったら、頼んでおいた限定5食・和牛(サーロイン)カツサンドが来た!なんですかこのセクシーダイナマイツな食べ物は!!

店員さん「おいしそうでしょ〜」

とんでもないですよ!まさかここまで迫力のビジュアルとは‥

カツサンドのはずですが、もはやパンは脇役‥というか、カツを持つためのスペースでしかない。

分厚く切られたワギューをカツにしてソース味で食べるなんて‥大トロ炙りといい、今日だけでいくつバチが当たるんだっ!

味はもう言うまでもなくとんでもないです。ソース味って男の子だよなとかいう名言がありましたが、こちらのカツサンドは漢です。人中の呂布、馬中の赤兎、サンド中の和牛カツ。口の中で方天画戟を振り回してくださいます。

店員さん「さきほどのサバの残りをあら汁にしてきました〜」

活きサバを刺身で、手巻きにして、炙って、トドメにあら汁?1匹のサバで何度楽しませてくれるんですか?

このあら汁がまたすこぶるウマい。汁でお酒が飲めます。おかげで何を何合飲んだのかよく覚えていない。

さらにシメの必殺兵器、黄金ダシの焼きおにぎりなんてあるんですね〜。焼きおにぎりを突き崩しながらダシにひたして食べるなんて、もしかして毎日食べたら毎日幸せになれるのではこれ。

うう、今回もたっぷり楽しんだ‥!「どまん中 はなれ」って別館もできたらしいから行ってみたいな〜。

どまん中 秋葉原店 東京都千代田区神田佐久間町3-37 酒販会館 B1F

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