米津先生の聖地はあらゆる絵画の殿堂でもあった!ので、阿波踊りと一緒にぜひどうぞ 大塚国際美術館(鳴門市・鳴門北IC)

人生初の四国に降り立ちまして、ボカロPであるM崎さんの聖地は目の前であります。

M崎「とうとうたどり着くのですね」

まずは駐車場に行きましょう。そして無料のシャトルバスに揺られること数分。

はい着きました、こちらが聖地たる大塚国際美術館さん!

入館は3240円とちょっとドキドキする金額ですが、きっとお値段以上のものを見せてくれるはず。

玄関を入ると、そkはエスカレーターだった。大江戸線やつくばエクスプレスを思い起こさせる長さですね。どういう造りなんだ?

M崎「上に着くまでに調べてみましょうか」

なんでも自然公園内なので高い建物を作ることができず、仕方ないので山をくりぬいて作った‥?正面玄関は地下5階‥?スケールが大きすぎて言っていることがよくわかりませんが、とにかくすごい建物だ!

長いエスカレーターを登りきっても地下3階!

そうそう、この地下3階で駐車券にスタンプを押すのを忘れてはいけません。そしたら見学を開始しましょうか。

M崎「順路によると最初はここに入るのですね‥‥えええぇっ!?」

おや、どうしました?

えええぇぇっ!?いきなり!?

M崎「まさか最初にラスボスなんて思いませんでした!!きゃ〜!!」

そう、こちら一番のミモノは「システィーナ礼拝堂をそのまま再現しちゃいました。てへ」という恐ろしいホール、その名も「システィーナ・ホール」です。まさかスタートがここからとは‥出し惜しみゼロ!むちゃくちゃだ。

M崎「ウワサの百倍圧巻です‥すごい‥!」

昨年の紅白で米津玄師さんがLemonを熱唱したことで、一気に有名になりましたね。

M崎「神々しかったです‥そして私の中の聖地となりました。来れてよかった‥」

歌唱・舞台・演出全てがトンデモ級でしたね!ダンスもすごかったな。

しっかし‥すんごいな〜。これ全部陶板なんですよね。すごい技術だな〜。

M崎「なんかすごいしか出てこないですよね‥語彙がどこに行っちゃったんでしょう」

うん、すごいから仕方ないよ。だってすごいもの。

天井画で有名な「アダムの創造」が無い側ってこんなだったのね〜。はぇ〜。しゅごい‥

M崎「これは実際来てみないとわかりませんね。すごいです‥」

なんとなんと!かの白鵬関はここで結婚式をやったんですって〜。横綱と聖堂と神父さんという謎のコンビネーションがすごい。

結局すごいしか言えないまま、次へ‥

M崎「もう入館料金以上にまんぞくしちゃったんですけど、次があるんですか?」

どうやらここからもすごいらしいですよ。

M崎「ちょっと待ってください。エル・グレコの大祭壇が気さくに展示してあるんですけど‥どういうことですか?」

しかもこのわけわからんクオリティはなんなんですか‥さらに館内は撮影OK、作品のおさわりもOK。映えとかそういうレベルじゃないぞ。

その後もビザンティンな壁画とかすごい墓地とか、ポンペイの秘儀の間とかトンデモ再現が続きます。秘儀の間とか私の心臓をつかまえて離しません。か、かっこいい‥!

M崎「全部実物大だからすごく広いですね。歩きやすい靴で来てよかった」

遺跡や壁画シリーズが一段落したところで、名画コーナーが始まります。とにかく作品数が多いので全部は撮りきったもんじゃありませんが、面白かったところを少し。

とある部屋はなんと、展示されている絵画が全て受胎告知

M崎「ガブリエルさんが百合を持っていたり跪いていたり、同じシーンなのに画家さんの解釈が色々で面白いです」

十数枚の受胎告知をまとめて比較できるなんて、ここでしかありえませんな。

M崎「あっ、ダヴィンチ・告知!なんかマリアさまが偉そう」

大天使より強そうに描かれるとは、さすが聖母!しかしこの美術館にあってはイエスさまが何人お生まれになるのだろう。

生まれたら次は聖母子と続きます。これまたすごい数あります。

M崎「聖母子はみんな綺麗ですけど、ラファエロさんの丸いのが一番聖母子感がありますよね」

私もそう思います。この後はピエタまで、これでもかとジーザスクライストの人生を味わえますよ。

絵画界のアイドル、ムリーリョが描いた「無原罪の御宿り」もあって幸せ。

M崎「このマリアさまは現代でもかわいい!」

で芸術アイドルグループがいたら不動のセンターですよ。TT ‥

ダヴィンチさんを集めた部屋というかコーナーもありまして、なんと実物大「最後の晩餐」の修復前と

修復後が向かい合わせに展示してあったりします。実はこの晩餐は幅9メートル弱ですから、すごくデカいです。なんかもう、大塚製薬にお礼を言いたくなるほど壮麗です。

M崎「遠近法のための釘の穴とか探しちゃいます」

主の右こめかみに釘を打って糸を張って構図を作ったのでしたっけ。ダヴィンチさん色々天才すぎてもう好き。

ダヴィンチコーナーですので、もちろんこの方もいらっしゃいます。

M崎「ルーブルではガラス越しですけど、ここはリザさんにさわっちゃってもいいという‥」

さらに2019年の11月24日までは、なんとモナリザの衣装を借りてモナリザ前で写真を撮ることもできるそうです。

いや、モナリザどころではありません。ルノワールの女の子とか青いターバンの女の子、そしてこのルイ14世等30種近くのコスプレができちゃうとか!気合い入りすぎイベントですね。

M崎「ルイ14世いいじゃないですか!写真撮りましょうか?(拡散しましょうか?)」

心の声が聞こえているのでやめておきます。しかも「本気のあなたのために白タイツ販売中!」とか変な煽りをする美術館サイドもやめてください。面白くてやりたくなるじゃないか。

M崎「やりましょう!」

白タイツなんかその後どうすんですか!やりません!

ふぉ!?この子かわいすぎない?トマス・ゲインズバラの「犬を抱き壺を下げる少女」か‥新たなセンター候補の予感。

M崎「服がボロボロだし、ワンちゃんとどこかから逃げてきたのでしょうか‥?でも確かにすごくかわいい‥」

うーん、シチュエーションは不幸な感じだけどかわいいなぁ。ゲインズバラさんね、覚えておこう。

M崎「かわいいといえばこれ!ほら、ポメの親子ですよ!」

はぇ〜、ポメラニアンかわええな!‥あらやだ、こちらもゲインズバラさん!

M崎「かわいい絵の専門家なんですね!描かれたのは1777年頃‥えっ、ポメってそんな昔からいたんですか?」

いたみたいね。でも今のポメより少し大きい気もする。

あまりに膨大な展示数なので少し休憩しましょう。ワハハ、自販機がポカリとマッチとオロナミンCだよ。さすが大塚美術館!せっかくならカロリーメイトミルク味も置けばいいのに。

ゴヤの黒い絵ばかり集めた黒い部屋なんておそろしげな展示のあとは‥

着衣のマハ

裸のマハを並べて展示という贅沢!

M崎「バッチリメイクだったマハさん、裸になるとお化粧まで落ちている‥これは‥」

ちょっとゴヤさん、えちえちすぎやしませんかね?

私がルノワール大好きマンになったきっかけの絵、「ピアノに寄る娘たち」もあるじゃないですか〜。

NHKの「額縁をくぐって物語の中へ」という番組で一目ぼれしました。あの番組の新しいシリーズできないかな。NHKさん、受信料はちゃんと払うんでお願いします。

おや、なんか外に出ましたね。

M崎「モネの睡蓮壁画なんですね。綺麗〜‥‥プフッ!!」

え?笑うところがあった?

M崎「見てください〜。睡蓮壁画の横に‥ぷふふっ!」

なんてことだ!まさかのモネの池ジオラマ?これは‥プフっ。まじめにやっちゃうところがすごい!

M崎「モネといえば風立ちぬの元絵ですけど、あるかな‥?あった!ホントなんでもある!」

そして何度見ても風立ちぬだね!しっかしいい絵だよなぁ‥

M崎「粗い油彩とか点描って不思議ですよね。近くで見ると本当にザザっと絵具が盛ってあるだけなのに、離れるとすごい綺麗」

点描なあ‥大昔のPCが8色でがんばっていたあの頃のドッターさんって、もしかして点描画家の生まれ変わりなのかしら。

近代コーナーには有名なゴッホ先生もいます。

M崎「館内のいくつかのゴッホを見て、気がつきました?」

なんです?

M崎「館内にあったカフェ、ヴィンセントって言うんですけど‥看板のロゴがゴッホのサインそのまんまだったんですよ〜」

な、なんだって〜?カフェもM崎さんの目もスゲー!!

(撮影:M崎)

とんでもなく広大なので、やや駆け足で巡ったわけですが‥システィーナ以外どこがお気に入りでした?

M崎「受胎告知の部屋が面白かったですね!あとはモホリ=ナジとかイヴ=クラインとか」

M崎「ポロックもあって良かった!テンポを感じる絵ってい上がりますよね!」

おぉう、現代美術か!スペインのあの人くらいしかよく知らない。あ、「これは絶対あるね」と言っていたゲルニカ、やっぱりありましたね。

とにかく駆け足なのにたっぷり2時間以上かかりました!しっかり見れば1日どっぷりいても足りない‥何度か足を運ぶべき所だ。

M崎「一言でいうとすごいところでしたね」

結局はそう。すごい!

鳴ちゅるうどんを食べて阿波おどったら、帰りにどっぷり芸術散歩など、徳島を味わい尽くしてしまうのもいいと思います。うず潮もすぐ近くですしね!(館内に当日の潮時間表示あり)

大塚国際美術館  徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字福池65-1

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