さて、ご主人がテレビに近づいた理由は・・・
人生の楽園にこの民宿が登場した時のDVDを上映するためでしたー。実は以前このブログに登場した伊豆のシェンロンもこの番組に出てました。人生の楽園に出た宿を巡ってみるか…?
そうこうしているうちに、ホタテに火が。三陸・下北のホタテ推しっぷりはものすごいものがあります。今回の旅行でもまた出てきます。焼きホタテってうまいですからねー。
そろそろアレが出そうなので、ワサビをすって気を落ち着けましょう。ついでにワサビなめちゃえ。
ふはッ、キクー!辛いぜー!!でもその後に甘みが。あのーご主人、なんかメチャメチャうまいんですが、このワサビ。
「それは奥入瀬のワサビです。水が綺麗だからおいしいでしょう?」
なんだったらコレだけで酒が飲めるほどうまいです。
が、もっと酒に合うモノが来ましたよ。
上の赤いのが、そう、人中の呂布・馬中の赤兎と並び称された(かもしれない)魚中の王、大間の本マグロです。
はやる気持ちを抑えて、白身からいきましょう。12時から時計回りにソイ・コチ(だったかな?)・マトウ・ホタテだった気がします。違ってたらスミマセン。ソイが淡白ながらもうまみがあって、すごく良いです。
ではいよいよメインに。
左から中トロ、大トロ、赤身です。赤身の赤さがすごいですね。大間のマグロは赤いといいますが、本当でした。
ここは基本通り赤身からいきましょう。ワサビ少なめでぱくっといくと、おお、意外なほどしっかりした歯ごたえがありますね。そしてカツオでないのか?と錯覚するほど味が濃い。マグロってカツオより酒に合わないと思ってましたが、これは合う合う。
中トロ・大トロは・・・
(゚д゚)ウー(゚Д゚)マー(゚A゚)イー…ヽ(゚∀゚)ノ…ゾォォォォォ‼︎‼︎‼︎
なんでしょう、この手加減なしのうまさは・・・いつも食べている養殖本マグロもうまいんですが、あちらがブロイラーならこちらは健康な地鶏といったところでしょうか。脂の風味が違いすぎます。ああ、来てよかった・・・
たたみかけるように出てきたのがマグロの心臓バター焼き。白が弁で黒が房だそうです。弁と房で味が違うんですねー。弁はコリコリ歯ざわりが楽しい、房はいかにもホルモン的な血の味があります。酒の追加を重ねてしまいますよ。
満腹警報が鳴り響いているところで、これは?
女将さん「この辺の料理でイカずしといいます」
そのまんまな名前ですが、イカめしと違って漬物がつまっているのですね。さわやかなすっぱさで満腹でも食べちゃいますね。
女将さん「そろそろご飯とおみそ汁になりますが」
いやー、もう入りませんよ。みなさんもそんな顔してます。
女将さん「今日はマグロの炊き込みご飯です」
えーと、ちょっとだけください。みなさんもそんな顔してます。
うん、甘めの味付けでうまいです。みそ汁はジャガイモと玉ねぎがドカンと入ってますね。昼食だったらこのセットだけで充分幸せになれそうです。
デザート?にサルナシの実が出てきました。
ご主人「キウイフルーツの原種はこれだって話もあるんですよ」
へー、サルナシ酒しか飲んだことないですが・・・あらホント、キウイそのまんまの味ですね。毛をそってちっちゃくしただけだ。
満腹・満足でした。大間マグロの実力を見させていただきました。おかげで酒もいっぱい飲みましたので、寝てしまいましょう。