ほぼ新潟県産素材の宴、この日の主人公はウナギ!そうか、土用の丑でしたね〜 和ノ食 てのひら(柏崎市・柏崎駅)

長岡でクラムチャウダーランチをいただいて、山本五十六記念館を見学して、そろそろ目的地に向かいましょうか。

2両編成の信越本線に揺られること45分でたどり着きました柏崎駅。越乃Shu*Kuraってお酒が飲める電車でしたっけ?柏崎にも止まるのか・・まずい情報を得てしまった。

柏崎の町をプラプラ歩いて、コーヒー豆を買ったりしてからチェックイン。夕方までゴロゴロしまして

予約の18時ちょうどに到着、柏崎のビブグルマン店「和ノ食 てのひら」さん!これで5回目くらい、そろそろおなじみと言っていいのかしら。

1日2組限定の完全予約制で6,600・8,800・9,900円のおまかせコースとなります。9,900円で量は少なめとネット予約でお願いしたところ「ウナギですね!」と勢いの良い返答が来ました。

・・確かに以前いただいたウナギはすごく美味しかったけど、ウナギ大好物っス!とか言った覚えはない。なんでこんなに推すのかしら?と思ったらなるほど、この日は土用の丑の日でした。

10人は座れそうな広々としたカウンター席に座り、お酒のメニューを見てみましょう。さすが新潟酒どころ、綺羅星のごときメンバーが揃いますね。

国税局酒類鑑評会の純米の部で優秀賞を獲得したという松乃井・特別純米をいただきましょう。新潟らしい淡麗さがありながら米の旨味もたっぷりという欲張りなお酒です。

まずは柏崎産の新もずく、上に乗るのはバイ貝だとか。シャキシャキを通り越してコリッコリな歯ごたえが爽やかだなあ!「こちらに良いもずくを」って言うとこういうのが出るのかな。

7月といえばのサザエさんと茶豆!もち米でミニ丼のような感じになっています。サザエの肝・卵黄・煮切り醤油というたっぷりとした味ともち米のもっちりがたまらん。これはうまい、うますぎる。

本日のもう1組はご夫婦なので、計3つのを目の前で調理してくれます。次のお椀を見ていたら1つの方、つまりぼくの方だけ塩を余計に入れていた。なんだろう、酒飲み仕様だろうか。

柏崎産の真鯛と天然夏フグの白子のお椀!青物はモロヘイヤとオクラでこれまた夏!そしてご夫婦の方はコースが違ったらしく、こっちは白子の分だけ塩が多めってことね、なるほど〜。

トラでないフグの白子は初夏が旬なのね。うま〜い出汁に浸った白子なんてお酒が進まぬはずもなく

想天坊を〜と思ったら一合なかったので半額だって。もうけた。結局この後のお酒は写真忘れた。

お造りはこれまた柏崎産のアラ・イシダイ・コチという白身の八木沢三姉妹。ワサビまで柏崎産で、しっかり効きつつ甘みもあるんですよ。塩も純白でない、つまりナトリウム以外もたっぷりのウマいやつ。つまりコチを塩とワサビで食べるとアッサリ極まりなく・・ワハハ、白身の醍醐味じゃ、ワハハ。

ご夫婦のどちらかの方が生物が苦手らしく、ノドグロに火を通したモノが出ていたようです。ぐむむ、それもいいなあ。次は生物苦手ってウソついてみようかな。

そして土用の丑のメインイベンター、何町か忘れましたが新潟の天然ウナギ!ぬめりを完全に取り去って炭でカリッカリに焼いたものを塩とワサビとスダチでいただきます。ウナギそのものが香ばしくてウマすぎるので、継ぎ足しダレなんか必要なし!

ウナギの下にいらっしゃるマスタードが知っているソレとちょっと違うような。

魚沼産の和からしマスタードだそうです。長岡駅のぽんしゅ館なら売っているんじゃないかと言うので、翌日探してみたらありました。買いました。

通常のマスタードより余計にピリッと来て酸味は抑えめ、シャウエッセンにつけると永久機関になるので注意が必要です。

ここでなぜかだし巻き卵。ちょっと不思議なようですが、ウマい出汁と綺麗に巻かれたタマゴの組み合わせは日本酒専用機じゃないかというくらいピッタリです。

越後牛とわらびの炊いたん的なのは、なんでも前回のリベンジだとか。確かに同じようなの出ましたけど、あんなに美味しくて不完全燃焼だったんですか?

トロミつきの出汁がたっぷりなところに美しい色の越後牛が・・このレア加減が前回との違いなのかしら。肉とワラビというマタギな組み合わせはしみじみと胃の腑に落ちる。ああうまい。

そろそろ食事モノということで、芋ロックにご登場願いましょう。本日は天地水楽さんでお願いします。

食事はノドグロの雑炊新生姜も入っている!以前に星野リゾートでノドグロの土鍋ご飯なんかいただきましたように、銀シャリをプラチナ化してしまうノドグロの魔力!

晴れてレギュラー入りしたぬか漬けが次のひと匙を呼んでたまらん、たまらん。おかわりもありますよと言ってくれますが・・流石に胃袋の活動限界が近いです、押忍。デカ盛りって好きじゃないけど、ソレを楽しめる胃袋は欲しい。

大将「ホヤってお好きですか?結構好き嫌いあるモノですけど」

好きも何も、ホヤ食べたさに気仙沼まで行く程度には愛しています。と言ったら出てきたのはなんと自家製のホヤ塩辛

ホヤは活きていなくては無駄無駄ァ!なんてね。塩辛もアリ、大アリすぎる。切実に持ち帰りたい。

デザートがわりのコールドプレスジュースは白桃とキウイとあとなんだっけ、とにかく5種のフルーツ。ビタミンカロチンカリウムファイバーポリフェノ〜ルっ!きっと二日酔いはナシ!

気がつけば9時、6時開始だから3時間もメシ食ってたのか・・楽しい時間は過ぎるのが早くて困ります。

味も大将の人柄も素晴らしく料理はお値段以上、お酒も安いのでやはり通わないといけません。籠原から高崎に行って新幹線を使えば車より少し早いし、雪の季節も安心だな・・よしよし。

和ノ食 てのひら 新潟県柏崎市駅前2-3-51 興産ビル 1F

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