元祖和風サラダうどんのお店に潜入、もちろん頼むのは…あれ?鍋焼きうどんって言っちゃった 三国一 東口店(新宿駅東口・新宿西口駅)

まだ感染症ガーとかの騒ぎがほとんどなかったある日のこと。歌舞伎町で映画を観ようと新宿にやってまいりました。

映画は13時半からで今は・・あら、まさに正午ジャスト。お昼を食べから観ろといわんばかりのタイミングですね。映画前だから腹痛や眠気を抑えるため軽めのものにしましょうか。そばとかうどんとか。

そういえば気になるうどん屋さんがあったな。歌舞伎町方面に向かう時、アルタとドンキの間あたりで必ずや目にするお店が「三国一 東口店」さん。うどん・うどん・うどんと連なるうどん圧の高さよ。

なんとこちらのお店、和風サラダうどんの元祖ということです。その昔ガストに行くと和風サラダうどんかガストバーガーの二択だった私、ここは避けては通れない気がする。

ガストに限らずファミレスから足が遠のいて久しいですが、ガストバーガーが蘇ったというウワサを聞きました。和風サラダうどんも復活したら行く、かもしれない。

入店して一人の旨を伝えると2階のカウンター席でお願いしますとのことです。エレベーターもあったけど階段で上がるとホントだ、7・8席分のカウンター席がある。もちろんテーブル席もいっぱいある。

着席してメニューを見るとすごく豊富な感じですので、いきなりサラダうどんに決め打ちというワケにはいかないですね。赤のおすすめマークを中心に検討していくか・・肉うどんに天ぷらといった定番はもちろん押さえてありますね。

出たぞ、元祖和風サラダうどん!三国一名物と謳ってあるぞ!これはもちろん第一候補です。ツナトッピングもいいわね。

カルボうどんって釜玉とはまた違うのかな。ちょっと気になる。

間に挟まっている一枚は新発売・牛スジカレー煮込みうどんか!うどん屋界の最強飛び道具であるカレーうどんに牛スジというキラーアイテムをプラスするとは・・これはいきなり候補入りですってば。

飛び道具といえばスゲーのがいるじゃないか。味噌カツうどんってズルくない?ついでにカツカレーうどんもズルくない?いつもなら真っ先に注文しそうな鴨せいろそばさえ「ふーん、そばもあるんだ」と軽く流してしまうほどです。

親子味噌煮込みうどんか・・そういえば表の看板にサラダうどんと並んで書かれていたのが味噌煮込みうどんでしたね。つまりこちらも文字通りの看板メニュー。冬なのでこっちに流れてしまうのも手ですね。

おすすめランチセットもあるのか・・メインのうどんと小鉢一品を選べるセットなのね。なべやきうどんをハフハフ食べながら合間に冷奴でクールダウンなんて、まるでサウナみたいで楽しそうだな・・と思ったと同時に口が勝手に注文していた!

というわけでやってきました、なべやきうどん・冷奴セットです。鍋がのる台がいかにも使い込まれた風情で頼もしいですね。

写真を撮ろうにも湯気がもうもうと立ちこめて大変じゃないか・・ああ撮れた。では美しいなべやきうどん、いただきましょう。

とんすいはどうしようかな。一人だし猫舌なわけでもないし、ダイレクトにいってしまおう。

まずはうどんをつまんでフーフー、ズズっと・・・あらおいしい。煮込まれてもしっかりとした表面、むっちりとたくましい歯ごたえじゃないですか。いいうどんだなあ。でも冷たいサラダうどんでは相当な剛麺に感じそうですが、どうなんだろ。

ツユは薄口醤油が美しい関西風でした。香り高く旨味もしっかりでしょっぱすぎず、いかにもうどんや具にしみこんでほしいツユです。はっ、しみこんでも色がつかないから鍋焼きには関西風の方がいいのかもしかして。

ここでお宝を確認しましょう。なくてはならないカマボコさん、おとなりはタケノコか。コリコリ感に欠けるうどんワールドにもってこいの助っ人ですね。

薄切りのちくわに昆布が巻かれたカマボコと練り物たち、ツユと旨味の与え合戦をしてくれる素晴らしいメンバーですね。

鍋焼きうどん永遠のセンターといえばエビ天さんでしょう。へにょへにょになった衣が鍋の中に与える油の効果は計り知れません。エビそのものもおいしいですけどね。

そして清涼さを加える柚子の皮に、鍋焼きうどんの名参謀である玉子が入ります。あ、春菊さんも絡みついている。

鍋焼きうどん食法において、常に議論の対象となるのが玉子の黄身の取り扱いです。そのうちIFECの議題にも挙がるかもしれん。

うどんとツユの味見とお宝あらためが完了したところで、卓上調味料をいい感じに使っていくとしましょう。七味唐辛子にゆず七味、そして少しビックリのローストガーリック。右の2点はこちらのオリジナルらしく、レジで販売もしていました。

せっかくのオリジナルブランドでは使わせていただきましょう。東にゆず七味をパラリの、西にニンニクをパラリ。ニンニクってもしかしてカレーうどん用で、鍋焼きには入れるべきではなかったか・・?と思いつつすすってビックリ、コクが増しておいしいじゃないか。こりゃいいや。

ニンニク部分と七味部分で味変しながらアヒアヒとすすり、口の中がオーバーヒートしそうなタイミングで冷奴を一口。ふぁ〜、ちべた〜い。

よし、ここで衣がツユを吸いまくって熱々に違いないエビ天を・・やっぱりあちいい!そこで冷奴・・うわ〜、ちべた〜い。やっぱりこれだ、これですよ!鍋焼きうどんには冷奴!

そして玉子ですが・・春菊と白身で南方、エビの半身で北方を塞ぎ、黄身ポケットの陣を立てることに成功!任意のうどんに黄身をつけて楽しむことができます。

玉子の周囲をとんすいに引っ越しさせればいい・・?いや、まあそうなんですけどね。

結局ツユのほとんどまで飲んでしまった。ホッカホカに温まって、北風の中を映画館まで歩く元気が出たぞ!大変良いうどんだったので、次こそ元祖和風サラダうどんだ!

三国一 東口店 東京都新宿区新宿3-24-8

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