馬刺しの聖地・熊本!ハイクラスホテルで馬尽くし合宿だ! 旅亭 松屋本館 Suizenji・夕食編(熊本市・水前寺駅)

沖縄好きなのに山羊は食えないT氏と来てしまった九州、続きです。

T氏念願の高千穂峡をたっぷり楽しんで、やってきたのは熊本市。夕方になりつつあるところで、ホテルにチェックインといきましょう。

T氏「いいホテルなんだろうな」

いいもなにも、例のタイヤ屋ガイド本でホテル部門3つ星をかっさらっている所ですよ!

T氏「なんだよそれ、文句なしじゃん!」

そうでしょう?私は東横インをこよなく愛していますが、T氏は高級志向なんですよね‥合わせるの大変。

というわけで、熊本市のメイン通りからちょっと離れたところ、水前寺公園の目の前にあります「松屋本館 Suizenji」さんに到着〜。

ほんの数十メートルのところにあります別館さん、そちらもアレの三つ星らしい。すごい!

エントランスも高級っぽくて入り方が分からん‥とまごまごしていたら、卒倒しそうなほど美しい方が出てきて無事チェックインに成功。

T氏「フロントの人、まさしくエレガントだな〜。もう5つ星決定だな!」

もう星なんていくつもつける‥といいたいけど、公式HPから予約したので評価をつけるところがございません。そして部屋も素晴らしいのですが、それは次回。

とにかくっ、夕食!今回は私の趣味200%で選びました。

本来は部屋食らしいのですが、特別なコースをお願いしたために食事用の個室に案内されます。

T氏「特別って何よ。今日はあんたの好物って言ってたけど、まさか山羊のフルコースとかじゃないよな!俺苦手だからな!」

沖縄なら間違いなくそうだったと思いますが、ここは熊本です。ほら、このお品書きをごらんなさい。

T氏「馬肉・馬刺し・桜納豆・馬ほほ肉・馬ロース‥ああ、馬のフルコースか!あんた生肉が好きだなあ!」

なぜ最初に熊本を選んだか?もちろんこのため。馬刺し強化合宿!

いきなり馬肉と野菜の胡麻酢和え!うむ、これはまず焼酎をお願いしなくては!とりあえず球磨焼酎をロックで願いま〜す。銘柄?忘れた!

馬肉の胡麻酢が良い塩梅、味噌豆腐もしっかり味噌で非常においしい‥けども!これだよ、これっ!馬刺しとならぶ私の好物、一文字ぐるぐる辛子蓮根

T氏「あのマンガの副総理みたいなやつだな」

辛子蓮根を食べて球磨焼酎を飲まんわけにはいかんばい!

T氏「ホントだ。辛いけどウマい!俺はご飯が欲しくなる」

いかにもオカズといった味ではないのに、妙にご飯や酒を呼びますよね‥レンコンもぐるぐるも。

あんなに酒に合うものが出てしまったので、焼酎が一瞬で蒸発した。やあ、熊本の地酒なんてあるじゃないですか。河津酒造さんの極浄、願いま〜す。

あらうれしい、冷酒なだけに氷にのってやってきた。

そしてさらにうれしいものが一緒にやってきたーい!

ほぼ週一のペースで馬刺しを食べている私、そういえばなぜか桜納豆はめったに食べない。でも大好きは大好き。

ぐるぐると混ぜて、いただきま〜す。うおぉ、納豆に負けない力強い馬肉!最高じゃ!でも半分食べてあとは我慢!

T氏「なんで?こんなにおいしいじゃないか。食べてやろうか?」

馬刺し八段、食の神機軍師との異名を持つわたくし、秘めたる策があるのでございます。

ついに出た!ば・さ・し!ば・さ・し!ば・さ・し!BA・SA・SHI!この美しいビジュアルはどうですかお客さん!

T氏「へー、俺馬刺しをしっかり食べたことってないかもしれない」

なんとなんと!それでは食べ方をお教えしましょう。

ここはニンニクはないみたいですね。ではまずは見事な霜降りにショウガ・アサツキ・タマネギを適宜のせて、九州名物甘い醤油をつけて食べます。

T氏「教えるもなにも、カツオのたたきとおんなじじゃないか‥もぐもぐ」

どうですか?

T氏「う‥‥」

その感想はダメです。言葉をかえて!

T氏「すげーおいしいな!なんだこれ!脂が溶けて甘いよ、トロみたい!」

いきなり本格的な感想を述べますね!ではお次、こちらは教える必要あり。

この白い部位はタテガミとかコウネとか言って、コラーゲンと脂の美しき結晶体です。これを赤身と一緒に食べます。

T氏「へー、どれどれ?」

うう、もう我慢ならん‥こちらは後追いでお酒を‥

T氏「コウネってコリコリのクニュクニュでうま‥おいしいなあ!赤身と合わせると確かにさっきの霜降りみたいな味になるし、歯ごたえの比較が面白い!醤油もいいな、この甘さ」

そうでしょうそうでしょう。馬刺し最高!馬刺し最高!馬刺し最高!

T氏「うん、俺も好きになった!!」

馬ほほ肉と大根の炊き合わせはほっこりおいしい。極浄を追加で、ついでに芋のロックもいただきましょう。黒霧島か赤兎馬かは忘れましたが、たぶん両方です。

おや、なんかミニジンギスカン鍋みたいなものが運ばれてきましたが、まさか‥

そのまさかだ!今度は焼いちゃうのね?しかも見るからに新鮮そのもの、刺身でいけそうな馬肉を‥!なんという贅沢!

ヘリで野菜、てっぺんで肉を焼くようにとのことですので、仰せのままに。じゅじゅーん。

煙はほとんど出ませんが、とんでもなく食欲をそそる香りがジャンジャン出ます。だから部屋食じゃないのね〜。

T氏「いくらいい香りでも、泊まる部屋にこもっちゃったら困るもんな。服にも付くしな」

ちょいと色が変わればオッケーとのこと‥こんなもんかな?うむ、ヨダレが止まらん。よっしゃいくぞーー!

うわーい、火が通って風味倍増!馬肉のポテンシャルが引き出されすぎだよっ!

T氏「またこのタレもいいな!」

サッパリしながらも実はスタミナ感あふれる力強いタレですね!お酒がすっとんでいく。

T氏「うう、俺は白メシがほしいぞ」

肉と言ったら白いメシ、ゴローちゃん派の人は大変ですね〜。

肉をおいしく焼き終えて、ご飯と汁がやってまいりました。

T氏「そうだよな、こういう形式では最後に出るんだよな!うう、肉を2・3枚残しておくんだった」

はい、そこで食の神機軍師の出番です。

謀り運らせば千里を決す‥桜納豆、発進!

T氏「そういうことか!や、やりおった〜!」

ふははは、ホカホカご飯で脂身がさらに溶けて最高なんじゃーい!

T氏「あっ、この味噌汁、豚汁の肉が馬になったバージョンだ!すごい肉の風味が出てる」

たまりませんなー、こりゃ。桜納豆と馬汁の朝食セット、牛丼屋かどっかでやってくれーい。

不思議かつ機能的な形状のお皿に乗ったデザートでシメ。ふー、素晴らしい馬肉修行でしたね。

T氏「ホント、いっぺんで馬肉ファンになったよ!買って帰れるのかな」

実は買ってこいという特命を帯びていますので、明日馬肉屋さんに寄るつもりです。クール便で送っちゃうのがいいですよ。

T氏「それだな。ふー、昨日ははち切れそうな満腹だったけど、今日はちょうど満腹だ!部屋に帰って風呂だな」

さて、エレベーターに‥あら、JAにミニトマト部会なんてあるの?ずいぶん詳細に分けるね!

気になって調べたら、レイシ(ゴーヤー)やスティックセニョールなんて細かすぎる部会がありました。JA熊本市、しゅごい!

次回は朝食と部屋の様子です。

旅亭 松屋本館 Suizenji 熊本県熊本市中央区水前寺公園23−1

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