浅草に群馬の和牛専門店‥だと‥?なんと焼肉以外のグンマ名物もいっぱいあった! 上州和牛専門店・ぐんま育ち(台東区・浅草駅)

北千住・浅草・秋葉原あたりで飲むことが多い私。ある日浅草の街をほろ酔いで歩いていた時に、不思議な看板を目にしました。ひらがなで大きく「ぐんま」と書いてあったような‥浅草なのにぐんま?気のせいですよね?

後で「浅草 ぐんま」で調べてみたら、本当にあったよ!JAぐんまが上州和牛を食べさせるお店を作ってしまったらしい。それもビルまるまる1個!

一人焼肉はお手の物ですが、残念ながら「うおォん」と大量に食べることができない胃袋です。色々と食べてみたいので友人を誘ってやって来たのは「上州和牛専門店 ぐんま育ち」さん!

入店するとぐんまちゃんがお出迎え。その横のボードはどうやら「本日の希少部位」らしいですね。ミスジリブ巻きだな?覚えましたよ。

予約した旨を伝えると、エレベーターで4階に案内されました。ホントにビル一個焼肉屋なんだな‥!

掘りごたつの半個室で非常に落ち着いた雰囲気です。いいじゃないですか。

まずは飲み物!やあ、地酒も群馬か…赤城山・谷川岳・桂川‥ワハハ、よくお名前を見るメンバーです。同窓会のようだ。

群馬の居酒屋で7割超の装備率(私調べ)を誇る赤城山をいただきましょう。やあ、純米吟醸ですか。なお嬉しいじゃないの。

かっこいい器で来ましたね。錫の器はそれだけでウマそうに見えます。友人は何を頼んだのかしら。

おぉっと、カワバエールだ!そんなイカすものもメニューにあったのか〜。群馬の地酒に群馬の地ビールでかんぱーい。

群馬名産・おすすめの一品なんてあるのね。こんにゃくもつ煮釜飯すいとん…釜飯は峠のアレがあるからいいとして、すいとんを群馬名産と言っちゃっていいのかな?

こんにゃくは間違いなく名産なので頼みましょう。もつ煮もお願いしようかな。

はい、群馬の代表間違いなしの刺身こんにゃく!青のり入りとノーマルが美しくならべられてやってまいりました。

こちらはわさび醤油でなく辛子酢味噌なんですね。大変官能的なヌメヌメ感、よし!アクくささ、ナシ!これは素晴らしい。グンマ民も納得の良いこんにゃくです。

白い刺身こんにゃくって、もっと流行っていいと思うんですよね…焼きまんじゅうよりはこちらに群馬を感じます、私。

こちらはもつ煮。すいとん以上にどこにでもありそうですが、群馬には全国にその名を轟かせるもつ煮の名店がございます。だからたぶん群馬の名物でくくって良し。

ピリ辛でニンニクが効いたパンチのあるお味。この味はまさにその名店を意識したものでしょう。うむ、このお店のグンマ力は相当なものと見ました。

では野菜要素でナムル盛り合わせとサンチュをお願いして、そろそろ焼く準備に入りましょう!

このナムル盛り合わせがビックリ、キノコやトマトなんて珍しいものがあるのですが、どれもすごく美味しい。トマトにゴマ油か〜。ツマミにも口直しにもなるじゃないの。

焼肉メニューは…おおう、いきなり牛鍋が来た。そうか、牛・ネギ・しらたき・大豆(豆腐)が特産品だからすき焼き自給率100%を自称する群馬

えっ、春菊?えーと‥作ってはいます。きっと。

すき焼きもおいしいでしょうが、今日は肉を焼くつもりで来たのです。焼肉は?と見ると、諭吉盛りなんて盛り合わせが。

福沢の大先生は群馬にゆかりがあったかな…いや、単に金額からの名前か。ハーフ盛りは五千円。そこは一葉盛りではないのか。

「是非こちらをご注文下さい」とありますね。どうやらこちらのお店、盛り合わせ推しらしい。2名盛りからなのでやはり2人で来て正解でした。

希少部位入りか、極みか…えーい、本日の極み盛り・2名盛りで願いま〜す。

来た来た、極み!これはまた見るからにワギュー!美しいじゃありませんことかしら。

左手前の分厚いお肉が本日の希少部位・リブ巻きですね。その横もこれまた希少・ミスジ

奥の本日の霜降りは‥たぶんカルビですね。そしてミックスホルモン焼き野菜。なぜかきっちり二列に並んだ上州和牛衝軛の陣!

キャベツとミスジをじゅ〜。薄めのステーキといった迫力のサイズをハサミで適宜切っていくスタイルです。おっと、焼きすぎ厳禁!

バチンバチンとハサミで切って、つけあわせのネギを合わせて一口のもとにいただくと‥スゲー、脂がこれでもかとまとわりついて、まさにワギュー!上州和牛ってデキる子だったのか〜!

このこってり肉の脂を洗い流すのはビールor焼酎のお仕事ですね。なんとこちら、群馬産のコガネセンガンで作った激レア群馬産芋焼酎・赤城の恵があるのですよ‥!

いやー、群馬でも買うのに苦労したのですが‥まさか浅草でお会いできるとは思わなかった。芋焼酎らしい香りは控えめで、焼き芋焼酎かというくらい甘味が強い。グンマ焼酎なかなかおいしい。

そして本日の主賓であろう、リブ巻き!焼肉じゃなくてステーキだろ!という存在感、そしてリブ巻きという謎のネーミング‥

リブロースのさらに上級、サシの入りと柔らかさが極まった部分ということです。柔らかい肉にはあまり興味はありませんが、最強のサシを厚いまま焼いたら‥そりゃ気になる。

食べてみたら、なるほど〜。すき焼きの特上ロースとかそういった部分ですね!完全にワギューのとろけ具合と脂の香ばしさを楽しむ部位だ!これはすき焼きで食べてみたい。

単品コーナーをチラチラ見て気になったのですが、創作焼きの「葱赤焼き」ってなんでしょう。こんなのグンマ民も知らないので頼んでみましょうか。

お願いしたらタレに浸った和牛切り落としと大量のネギが運ばれてきた。

店員さん「ネギとお肉を広げて、まぜるように焼いてください」

わっさ〜っと広げて焼いたら、タレの香りがとんでもなく食欲をそそる‥!一口そのまま食べてみたら、甘辛ダレが染み込んだネギが‥これは‥

お酒一辺倒である私の口から「焼肉といったら白い飯だろうが」というセリフが出かかった!しかもこちらのお店、群馬の利根きらりを釜で出すらしい‥うむ‥

でも夜の炭水化物がちょっと恐ろしいお年頃。サンチュでガブー!でもそうすると結局ね‥お酒がすすんでしまうのですよね‥赤城の恵ロック2つ〜!

ただの焼肉屋さんというにはあまりにグンマを詰め込んだ素晴らしいお店でした。グンマ帝国が都内に切り込む砦になる‥はずだ!

上州和牛専門店 ぐんま育ち 東京都台東区浅草1-34-4

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