自称小京都・足利市にウマウマ中華の本命が 創菜酒家・角灯(ランタン) (足利市)

足利でクッソうまい中華の新店を見つけたので行きましょう」

誰かと思えば門下生Cではないですか。足利市・・我々からすると隣町ですが、全国のほとんどの方は知らないのでは?今ではお隣の佐野市の方が有名かもしれませんが、実は東の小京都と言われているところですね。

C「俺の嫁の知人が今年の9月に始めたというので行ったのですが、ウマくて安くておしゃれ」

・・・むむ、Cの奥さんといえば無添加とか無農薬が好きな、無駄に意識が高い人(でもバンギャ)・・よし、行ってみよう。

というわけで、Cの電気自動車に乗って3人でやってまいりました、「創菜酒家・角灯」さんです。Cからの誘いメールの字を見て、ここに来るまで鬼灯と空目をしていましたが、角灯でした。これはなんと読むのでしょう?

C「ランタン、ですね」

店内はそれほど広くない、20人くらいのキャパでしょうか。隅々までマスターの目が届きそうです。ではさっそくメニューを・・おお、鍋島の純米吟醸中汲みがある!しかも安いですねー。ください。

まあ、ここ栃木を代表する美酒、鳳凰美田!しかも無濾過生!!やっぱり安いですねー。ください。

C「俺はジンジャーエールで」

C嫁「私はジャスミンティー、冷たいのでお願いします」

店員さん「あれ?3人でお飲み物は4つでよろしいですか?」

いいのです。お酒が2、3個ないと不安になる病気なのです。

とりあえずおつまみも同時に頼んでおきましょう。赤鶏のたたきをください。

C「生肉好きですねえ・・」

いや、中華料理店で鶏のたたきとか見たことないから、後学のためにですね・・・

C「はいはい」

店員さん「鳳凰美田鍋島、お待たせしましたー」

ふおっ、こう来たか。なんとなく一合より多そう。すこしでも多いと嬉しくなりますよねー。なんて酒飲みの気持ちを理解しているのでしょう。

C嫁「あのスタイルのいい美女が店主の奥さんで、私の知り合いなんです。とにかくお酒が大好きで、お店の日本酒を選んでるのも彼女なんですよ」

どうりでイカす酒が置いてあるわけだ!美女で酒好きとはまさしく完璧超人・・!結婚してください。

C嫁「奥さんだって言ってんのに」

とりあえず乾杯しますか。はーい、かんぱーい。

C「何に?」

うむ、理由はない。まあ酒があればなんでもいいってー!うわー、鳳凰美田ってこんなウマかった?甘いけど切れる味で、あとから酸がやってくる!!これが無濾過生の力かー!

こんなにパワフルな酒には何が・・と思ったら、そうでした。鶏のたたきを頼んでいた俺氏正解。中華風のラー油っぽいタレと塩のどちらかをつけるのですね。胸肉を塩でパクリ・・あら、すごく香りがよくて味がある鶏。

C「もも肉をタレで食べましたが、ピリ辛具合がやさしくてウマいですよ」

では中華っぽいものを注文しましょう。

C嫁「ここのお豆腐は注文してから固めるんですよ」

ぬなっ、そんな悠長ことをしているイカす店がこの世にあるのですか・・!ではもっともメジャーな豆腐料理、四川麻婆豆腐をお願いしましょう。

・・・麻婆・・・豆腐?

C嫁「見た目はまるっきりキーマカレーですけど、スプーンですくえば」

まあ、ふるふるの出来立て豆腐が出てきましたよ。たっぷりの花椒でしっかり麻辣な風味!ですが舌には残らない適度な辛さ。そして豆腐がトロリとして甘くてこれはたまらん!これは干し貝柱のあんかけ豆腐も食べたくなるなあ。

でもあんかけといえば、聖護院大根のエビあんかけなんてものを頼んでしまったのでそちらを。写真が斜めすぎて読めませんでしたね。すみません。

ふおっ、クコの実がなければ中華には見えない不思議なビジュアル。でもかかっているアンが見事な中華スープだ!これは酒がすっとんでいきますとも。鍋島追加〜。

C嫁「初めて食べたけど優しくておいしい。この赤いのは?」

それはクコの実ですね。クコの実を日に3粒食べれば99歳になっても肌は赤子のようと言いまして・・

C嫁「ではクコはもらいます。パクリ」

早いな。ちなみにこちらのメニュー、なんと350円。味だけでなく財布にまで優しい。

C嫁「鶏のからあげを見ると暴れ出す私ですが、ここの油淋鶏は大暴れしたくなるのです」

ここでバンギャの実力を発揮しないでくださいね・・?あの鶏のたたきで出た鶏肉をカラリと揚げて、甘酢ソースにちょっと浸すとか反則に決まっているじゃないですか・・パクリ。

ぎゃー!!ブラッシーの嚙みつきくらい反則!ショック死したらどうする!

C「何を言ってるのかさっぱりわかりません」

C「俺は猛烈に腹ペコですので先に炭水化物チャージをしますよ。特製炒飯!!」

ちょっと待って・・・(つд⊂)ゴシゴシ・・・すみません、米がちゃんとしたタイ米に見えて仕方ないのですが。

C嫁「ランチで食べたことありますけど、すごく高級なジャスミンライスを使ってるんですよー」

なんですかこの店の反則魔っぷりは!ちょっと分けてください。ぐわー、この香り!このギュッとした噛み心地!そしてお皿を斜めにしたら全部サラサラとこぼれてしまいそうなパラパラっぷり!

C嫁「ランチではサラダとスープとドリンクがついて1000円でしたよ」

量もたっぷりだし、いいなあ・・ランチに来よう。

あんな炒飯を見せつけられたらお食事メニューも見たくなる。あがりにおすすめという鶏塩ラーメン牛ヒレ肉のステーキ香味野菜添え、あと煮込み料理のコーナーにあったフカヒレの煮込みといきましょう。

C「ミニミニ満漢全席ですね」

店員さん「ヒレステーキの焼き具合はどういたしますか?」

レア一択で。あと鳳凰美田ください。

ステーキが到着。もはや中華か何かもわからないビジュアルですが、香味野菜のソースがまさしく中華!なんだ、こんな卑怯な技があったのか・・なぜか知らないけど、ここの料理はみんな甘めのどっしりした日本酒と相性バッチリなんですよねえ。中華なのに。

C嫁「まさか奥さんのツマミとして合格になったものだけがメニューに登場とか?」

そ、それだ!

そしてフカヒレ登場〜。見事にフルサイズの姿煮込みですが、メニューには1800円と書いてあったような。

C嫁「フカヒレって食べたことないですけど、それって高いんですか安いんですか」

日本一クラスの安さだと思います・・一口パクリ。おおー、食べるとしっとりとほぐれるフカヒレ、うまうまなスープ・・全身にコラーゲンが行き渡る気が。

C嫁「コラー・・?ちょっと、そういうことは早く言ってください」

C「あっ、ほとんど食べてしまった!俺のは?(›´ω`‹ )」

そして締めのラーメンがもうすぐ来そうなので、入店時から気になっていたものを注文しましょう。ドラゴンハイボールくださーい。

C「なんとなくギリギリ感ただよう名前ですが」

どうやら紹興酒のソーダ割りっぽい。

やあ、ご到着〜。ゴクゴク・・・

C嫁「・・・どうですか?」

紹興酒の甘酸っぱ感がソーダで緩和されるので、そこが苦手な人にはいいかもしれませんね。油淋鶏には合いそう。でも私は紹興酒のままでいいかな・・?

締めの鶏塩ラーメンが到着いたしました。まあ、なんとなく斜めなオシャレ丼。食べる前から鶏だしのかぐわしい香りが・・うはー、たまらん。

中華料理屋さんでよく出る細〜い麺かと思ったら、なかなかたくましいモチモチグミグミな麺。鶏さんの風味バッチリのやさしいスープがまさしくあがりのラーメンですねえ。うまいうまい。

C嫁「オーヤマさんと何度かご飯に来てますけど、ラーメン食べてるところ初めて見ました。貴重だ」

なんですかそれは。いや、起き抜けの山岡家とか無茶をすることもありますよ?たしかこのブログでも何度か・・あれれ、シャコラーメンくらいか。

スープまで飲み干して非常に満足。3人が満腹になって、ウマい日本酒をたっぷりいただいて・・ご破算で願いましては12000円?フカヒレも食べているというのにちょっと安すぎやしませんか?再訪確定だー!!

 

お店の情報はこちら

創菜酒家・角灯(ランタン) 栃木県足利市八幡町2-16-16

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