暖かい寒いが行ったり来たすれちがいの変テコな12月。この日は朝から寒い側の日でした。ビシッと辛いマトンカレーでも決めて一汗かくとしましょうか。
新しいお店と老舗、インド料理店を両面待ちで狙える太田市のラフィエット通りを走っていると、
なんと新そばのノボリを発見!瞬時にカレーのことは忘れました。素早くバックミラーを確認しながらウインカーを出し、お店の駐車場に突っ込むのだ。
そのお店は何度かお世話になっている「金山庵」さん。開店の11時より2分ほど早かったので、車内で暖簾が出るのを待ちましょう。
あ、出た。営業中の看板も出た。入店だ〜。
大きめのお店ですがカウンター席もあるのがありがたい。
実はこちら、そば屋さんのかつ丼のお手本みたいなモノを味わうことができるんですよね。かつ丼セット行きますかーッ!
‥と思ったけれどせっかくの新そば、ご飯ものナシで無心につるつるちゅうと行きたいね。
すると冷たいそばになるかな?毎度おなじみの鴨汁を大盛りで攻めるのが正解だろうか。
冷たいもりと熱いかけの新そばダブルジェットなんて豪気でいいかもしれない。
期間限定・秋冬メニューか。鍋焼きにけんちんに‥ふはっ、かきの玉子とじそば?なんたる季節感と温かさと滋養に満ちた文字列でしょう。そもそも身体を温めるという当初の趣旨にピッタリ。キミに決めた!
具だくさんであろう気がするし、きっと汁も全部飲んでしまうから普通盛りでいいや。
おお〜、良い感じにトロトロな卵とじが登場しましたよ。
卵の雲海に浮かぶ柚子と三つ葉とカマボコ。彩りと風味を添えるナイスガイたちです。
どうですこの熱い汁にも負けず綺麗につながったそばは。長いところをすすり込むのが値打ちなワケですが、このトロみは危険猫案件。ハフハフとゆっくりいただきましょう。
アヒアヒ、熱い。おかげで蕎麦の風味が立つのか、噛みしめるたびにほのかな香りと甘味を楽しめる。北海道のキタワセ新そば、おいしゅうございますよ。
あっ、出た〜!カキ出た〜!
熱が加わってちょいと縮んでおりますが、元気な時なら中粒に分類されそうな感じ。
カキとそばを両成敗!カキの亜鉛で舌を、そばのルチンで血管を増強するのだ。
「これでもか!」というカキの旨味は海のミルクの名に恥じない!そこにカツオが立つ汁をまとった新そば‥フハハ、この組み合わせがあるのなら冬将軍など敵ではない。
ネギと生姜の薬味でさらに冬将軍への攻撃力がアップ!熱く燃える舌はキュウリでクールダウンだ。
好物のお揚げさんはカツオとカキの旨味あふれる汁を吸って、大ご馳走になってしまっているじゃないの。
カキは4粒入っておりました。少なくとも4回うわ〜うまいって言ったワケだな。
卓上に魔法瓶入りのそば湯はあるけど、醤油の当たりが穏やかなところに玉子でさらにマイルド感アップ。そのままでおいしい滋養の汁だね。生姜が入ってさらにホカホカ度も大アップ。
ズズッとすすって汗を拭き拭きごちそうさま。いや〜、やっぱりそば屋は楽しいな。
何がありがたいって、12月の30日31日に間違いなく営業してくれますからね。今年もきっとお世話になるでしょう‥いや、大晦日に開いている飲み屋を見つけちゃったらスマン。
金山庵 群馬県太田市飯塚町621-3