肉ってご飯に合うのねと今さら気がついた次第であります ぶどう亭(東海村)

最近栃木と茨城ばかり行っているような気がしますが、そうなんです。宇都宮で飲んで翌日茨城の海でツマミを買うのループが続いています。

例によって茨城の日立港付近にいるのですが、ちょっと趣向を変えてランチは肉にしてみましょう。遠い未来の子孫もきっと大喜びであろうステーキを食べる!というわけで東海村にやってまいりました。以前から行ってみたかったお店があるのです。

あまり街中らしい通りがない東海村、どこに行っても中心部なのか郊外なのかよくわからない。とりあえず大きめな道路沿いにありましたこちら「ぶどう亭」さんです。ファミレスが一段階クラスチェンジした感じのステーキ屋と聞いて、事実看板にそう書いてありますが、らしからぬ古民家風な門構えです。お高いのかしら?

ドキドキしながら駐車場の看板を見ると、土日祝もOKというランチメニューハンバーグが税込900円、トップクラスの鹿児島県産黒毛牛サーロインランチが200gで3980円・・・なんだ、リーズナブルっぽい雰囲気ではないですか。

でもやっぱり高級そうな、なんとなく料亭のような造り。私なんかが入っていいのかわかりませんが、入店してしまいましょう。

あれ、中は洋風というのか、割と普通のレストランだ。ゆったりとしたテーブル席に案内していただきまして、テーブル中央を見るとコンロらしきモノの蓋にぶどう亭ロゴが。テーブルのセンターにコンロということは、焼肉とかすき焼きとかもあるかしら。

ではメニューを拝見・・・おや、表紙に燦然と輝く「成型肉や合成肉は一切使用しておりません」の文字!そうです、そんな肉を使っていると京極さんに株を全部放り出されてしまいます。

成形肉のサイコロステーキとかレアで食べると実際に死ねますので、あんなモン最初に作ったヤツには是非毎日ナマで食べていただきたいものです。経済の論理で食文化をぶっこわすのはやめてくださいお願いします。

さて、気をとりなおしてランチメニューから拝見しましょう。ランチステーキ1380円が王道とすれば、和牛スペシャルコース7000円は覇道でしょうか。ハラヘリマンは1ポンドというジャンボハンバーグランチかもしれませんが、あれ?そういえばステーキ屋でハンバーグって食べたことないぞ。

イカソテーランチという変化球は・・・いや、これって同行者に肉嫌いさんがいた際の救済措置ですよね?少しうまそうですけど。

あ、簡潔な文字メニューもございました。900円から5500円までのバラエティーに富みすぎなメニュー!赤身肉スキーからすると本命は黒毛牛らんぷステーキランチですかね。

ノーマル赤身100gランチと特上の間が320円、そして特上と極上の間が200円・・・この200円の壁は高いか低いか・・・

結局焼肉やすき焼きはないようです。するとセンターのコンロみたいなモノは・・遺跡か。

おすすめステーキはやはり鹿児島産黒毛牛なのですね。ランプってミスター味っ子が中江くんとのステーキ勝負に使った部位ですよね。ステーキの中に牡蠣ソースを入れて、それがTボーンステーキに勝つとか・・・さすがトンデモ料理マンガの決定版です。ウマそうかどうか、そんなことは問題ではありません!

メニューをよく見ると黒毛和牛でなくて黒毛牛なのか。その辺の表示がしっかりしているあたりが素晴らしく良心的なお店ですね。

おおざっぱに言えば黒毛和牛→黒毛和牛種のサラブレッドで、黒毛牛→黒毛和牛とホルスタイン的な品種とのハイブリッド・・みたいな違いがあるそうですよ。聞いた話ですが。

まずはスープが到着。ネギとニンジンと・・あら、卵?思わず滋養なスープでした。なかなかおいしい。

お次はサラダ。見た目はなんてこともない、いかにもランチのオマケサラダですが、食べてビックリ!ドレッシングがうんめえー!!インド料理屋さんではよくニンジン・タマネギ・ヨーグルト・クミンが入ったオレンジ色のドレッシングが出てきますが、そのニンジンとタマネギがないバージョン。我ながらわかりにくいですね。

つまり少しもオイリーでなく、たぶんヨーグルト由来の爽やかな酸味にカレー風味が効いたさっぱりドレッシングなのです。好みど真ん中。

あまりに好みなので店員さんに頼み込んで分けてもらおうかと思っていたら、アラカルトメニューの左下をよーく見るとテイクアウトのドレッシングがあったー!もちろん注文しましたとも。600円で15〜20回は使えそうな、たっぷりした量でした。本当にウマいのでおすすめします。

来た!極上黒毛牛らんぷステーキ!!立ち上る湯気とともにソースがジュワワ〜と音をたてる!これだ、これがステーキ屋だ!

「焼き加減が台無しになるので温めた陶器の皿が良い」という冷めた意見もあります。確かに正論な気もしますが、鉄皿くらいはエンターテインメントとしてアリですよね。あまりにプロレス方向に走ってしまうのもなんですが。

ステーキは最初から切れているタイプか。ではトンカツやステーキで必須とされる断面の儀を・・・コロコロと2切れほど転がすと、まあ美しい!指定通り非の打ち所のないベリーレア!そうでした、ベリーレア寄りのレアというめんどくせーお願いをしたのでした。

北関東の最高傑作である「宮のタレ」を彷彿とさせるビジュアルのタレを肉にたっぷりまぶしまして・・

この頼もしい量のライスに・・っておい!少なめで頼んでコレか!普通とか大盛りではエラいことになりそうです。

最近機会が増えました、肉オンザライス!赤身肉らしい歯ごたえと野性味が残る私好みな肉!なんかやけに多めな粗挽きコショウ、そして予想以上に味が濃いスッパショッパウマーなソース!なんだこれ、ご飯のお供用にカスタマイズされているではないですか!パンでもワインでもない、もちろん日本酒でもない、ご飯専用のステーキ!!

なんだよ、肉ってご飯にこんなに合うのか

付け合わせのイモもワインがない時は「なんだめんどくせーな」な扱い(失礼)ですが、この魔法のタレにかかると素敵なオカズにへんしーん!タレも売っているんでしたよね。買おうかな・・・でもあんまり自宅でステーキ食べないしな・・そもそも自宅にいないしな・・・

とかブツブツ言いながら、肉でご飯をモリモリ食べる!このブログで何度目の発言かわかりませんが、誰ですか?ご飯少なめなんて言ったのは・・・でも今回は特にそう思います。とにかくメシを呼ぶ肉とタレ

結局ドレッシングだけ買って帰りましたが、なくなってしまって寂しい・・買いに行かねば。その時はステーキのタレも買うんだ・・!

 

ぶどう亭 茨城県那珂郡東海村東海2-12-29

コメントをお待ちしています。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。