猫の街谷中の老舗猫喫茶に偶然突入だ! ル・プリーベ(台東区・根津駅)

スマホゲーム開発の勉強会(飲み会?)を多数開いていて、その界隈ではお父さん扱いされているJさんが「根津にできたイカすソバ屋に行く!」と言い出しました。江戸下町のソバと聞いては黙っていられない!ということで、ご一緒させていただくことに。

えーと根津駅・・・今まで降りたことない駅だから散策もしたいので早めに到着。あら、上野動物園まで歩いていけるエリアなのね。知らなかった。

散策はいいが、少々暑い。まだ5月頭だというのに(こどもの日でした)この暑さはどうだ。どこか喫茶店に逃げ込もうとフラフラしていたら、コーヒー&スナックの文字を発見。「Le Prive」さん・・・読めん。ああ、フリガナがあった。「ル・プリーベ」さんだそうです。

WELCOMEのボードや木彫り像など、妙に猫推し。へー、マスターが猫好きな人なんだな〜と軽く思いながら入店。この時は。

カウンター数席にテーブル席4つ程度。ちょうどいい大きさの箱、そして静かな雰囲気の店内。うむ、好みだ。いかにも喫茶店らしいメニューも良い感じです。アイスコーヒーは・・あれ、ないのかな?アイスコーヒーってありますよね?

マスター「はい。アイス一つですね」

どうやら「HOT/ICE」表記を省いていただけのようです。へー、コーヒーの濃さも注文をつけることができるのか。

暑い日にアイスコーヒーは芋焼酎ロックと同じくらいありがたい。ホロ苦のアダルトタッチなコーヒーでみるみる汗がひきます。

しかしなんだ、お冷や用のコースターも店内の装飾もひたすら猫ですね。かわえ〜。本当に猫好きマスターなんだなと思っていたら、奥様とおぼしき方がやってきて口を開きました。

奥様「猫ちゃんお好きなんですか?今いなくてごめんなさいね」

へっ?

奥様「時間とかによるんだけど、壁の写真の子たちがたまに店に来るから。あ、知らないでいらしたの?」

はい。まさかそんな素敵な店とはつゆ知らず・・谷根千は猫の街って聞いたけど本当だったのか!

マスター「そこの穴が2階につながっていて、お昼寝に飽きるとこっちまで遊びに来るんです。猫ちゃんの気分次第なんですけど、朝とか夕方に来ることが多いかな」

あら、猫型ロボットならぬ猫型出入口が!そうと知ってはぜひお会いしたいところですが、今は11時半・・猫は寝ている時間ですね。ダメかな。

諦めモードに突入しようと思ったら、いつの間にやら一匹登場!やったー!

マスター「その子は一番のお兄さんで、他の子が寝ちゃうと私に甘えに来るんです」

なんですかそのほっこりエピソードは。おおー、にょろにょろ歩いている!ヨ、ヨダレが・・・

座った。うひょー。見知らぬ私がいてもビクともしませんね。

マスター「仔猫の時からお店に出てもらってますから、静かなお客さんなら逃げたりしませんよ」

広めのテーブルの方に移動しました。あのー、もしかしたらおさわり等もオッケーなのでしょうか・・・

マスター「どうぞ、やさしくなでてあげてください」

やったー!!踊り子タッチ許可ゲット!さっそく触ろうと思って近づいたら、なんだよ!向こうからすり寄ってきたよ!かわいすぎるぞ!!

ナデナデしていたら落ち着いて眠そうな顔になってきてしまった・・これはいかん、かわいいぞタモン!!あ、この子はタモン君だそうです。由来は聞きませんでしたが、マスターが本田多聞ファンである可能性はほぼゼロです。

奥様がお菓子を持ってきてくれました。あら、みんな大好きしるこサンド!アイスコーヒーを飲んでしるこサンドをいただいて猫をさわって1時間以上いて500円だと・・?ミサトさん顔負けのサービス、サービスぅ!

この後Jさんとソバを食べながらここの話をしたら、「そんなの行くよ!」ということで再訪しましたが、猫さんは全員お昼寝中のようで会えませんでした。

Jさん「むむ・・これはまたリベンジだね!」

そしてその2日後。Jさんが「美味しかったのでまたソバを食べに行く」というので、じゃあ例の猫喫茶で待ち合わせしましょうと再々来店。

Jさんは遅れそうということなので、ソバと猫喫茶の話に食いついてきた友人Kさんと先に入店。ここは一つ喫茶店らしく、コーヒーフロートなど頼んでみました。氷とアイスクリームの間のシャリシャリゾーンが嫌いな人などいない。シャリシャリ。

Kさんはなんですかそれ、バリウム?

Kさん「バナナジュースです。喫茶店だからクリームソーダかなーと悩みましたけど、ちょっと珍しいから。強烈にバナナー!な感じじゃないから飲みやすくておいしいですよ」

そして奥様がさーっと出してくださったお菓子は・・おや、今回は飴ちゃんも猫仕様!

Kさん「そしてニャンコはどこですか?」

今日はいるかなあ・・・

って、いるかなあも何も2つころがっております。

Kさん「これはエグいですね〜。かわいすぎる!近づいても怒らないかな?」

試してみましょう。こちらの良い風合いのサビ猫ははニーナちゃんだったかな。ごきげんいかが?

「・・・・」

逃げる気ゼロですね。

Kさん「近づこうと思ったらそれどころではありません。茶トラの子がいつの間にか私の横に来てくれて、寝ちゃいそうなんですけど・・」

ぐわわわ、ホントだ!落ち着いて寝ちゃう5秒前じゃないですかーやだー。何したの?

Kさん「さわっちゃおうかな、どうしようかなーって見ていただけなんですが・・・」

なるほど、そのくらいの距離感がちょうどいいのか。

こちらも今まさに陥落しつつあります。猫喫茶の極意はニヤニヤと見守ることか・・と掴んだところで家族連れのお客様が来店。お子様が「わー!ニャンニャン!」と追ったらみんな逃げてしまった。あらら。

奥様「ウチの・・というか、普通の猫ちゃんはみんなお子さん苦手なんでねー、お子様連れの方は猫カフェってところの方がいいかもしれませんね」

あら、ビシッと言った!確かにこちらは落ち着いた「猫がいる時もある喫茶店」なので、ご家族で猫を思い切りサワサワしたい方はいわゆる猫カフェを推奨いたします。

Jさん「ふー、やっと着いた!今日はコンパニオンさんが2匹いるんいでしたよね。どこどこ?」

あ、たった今みなさん逃げてしまいました。

Jさん「うわーん、またかー!」

私もまだ見ぬ三毛のルンルンちゃんに会いたいからまた来ましょう。15時すぎが狙いめらしいですよ。

 

ル・プリーベ 東京都台東区谷中1−2−16

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