鯖寿司といえば祇園!双璧の一翼たる名店に突撃だ! いづ重(京都市・祇園四条駅)

サバとたこ焼きを愛する絵師Kきゃわさんとのサバ行脚、とりあえずは今回までです。

なんだーかんだーと言いまして、サバ料理の王様と言えばやはり鯖寿司と思いませんか?

Kきゃわ「おおむね異議なしですな」

鯖寿司といえばどこが有名ですか?

Kきゃわ「え〜どこだろ。京都?」

はい、大ピンポン!ではさっそく行きましょうか。

Kきゃわ「行くのか」

はい、着きました。やってきたのは祇園四条、八坂神社の石段下「いづ重」さんです。京都の鯖寿司ではいづうさんといづ重さんが双璧とされていますが、私はなぜかこちらのものを食べることが多い。

Kきゃわ「多いって、そんなに食べる機会があるのおかしくないですか」

なんかね、サバ好きを公言していたら結構いただくんですよ。ありがたいことです。

持ち帰りをもらったり自分で買ったりはありますが、店内でいただいたことがない。なぜならいっつも混んでいるから。せっかくなので初挑戦といきましょう。4人ですが大丈夫ですか〜?(実は4人で行った)

驚いたことに5分程度で席に案内していただけました。平日の11:45という、なんともいえないタイミングだからでしょうか。

店内は歴史しか感じない重厚な雰囲気。そしていかにも京都の老舗を思わせる‥そう‥ちと狭い。

席には美しい桔梗が一輪。行ったのは夏でしたよ。サバ記事のシメに使おうと思って今まで書かなかったので、忘れていたわけではありません。たぶん。

京都で桔梗といえば坂本龍馬ですかね?

Kきゃわ「明智光秀じゃないんですかい?」

…あれ?桔梗紋の人ってなんかバッドエンド?

では注文といきましょう。お品書きの先頭はもちろん鯖姿寿司。そして夏の京都といえばぐぢあゆと素晴らしい季節感ですねぇ。書いている今は冬だけど。

Kきゃわ「お値段もなかなか素晴らしい」

う、うん‥ちょっとね。

へー、ちらしもあるのか。こちらはお求めやすいお値段ですが、一応サバの研究ですからね〜。

Kきゃわ「絶っっ対に美しくてウマいんでしょーがね」

おっと、ハーフアンドハーフがありますよ。

Kきゃわ「これはいいですな!鯖あじセットなら2千円切るし、俺はこれで」

夏の京都でハモを食べない手はないので、鯖鱧セットをいただくとしましょう。ハモとアジ1つ交換しませんか。

Kきゃわ「しますします。やったぜ」

結局鯖あじセット3つ、鯖鱧セット1つを注文しました。はい、ビールとか飲む人〜‥いないのか。

Kきゃわ「オーヤマさんが運転だから、なんか悪いでしょ」

べ、別にかまわないのよ‥?うう、お酒は灘の白鹿なのか〜。

Kきゃわ「お茶がうんまいからいいじゃないですか」

さすが茶所ですな。しかし、この湯のみ‥

Kきゃわ「めっちゃ欲しいわ、これ」

あら、英語版メニューもあるのですね。さすが国際観光都市。

Kきゃわ「正直、こっちの方が俺たちもわかりやすい」

写真メニューって飽きないよねぇ。hako sushiがスゲーうまそう‥

店員さんが巨大なお皿を持ってきたけどなんだろう‥おぉっと、全部一緒盛りで来た!これは豪華だ〜。

Kきゃわ「すんげぇ〜。お寿司パーリーじゃ〜い!」

まず鯖を一切れ小皿にとって、断面をニヤニヤと見ましょう。すばらしく肉厚な鯖にぎっちり大量のご飯。

Kきゃわ「キッチリと昆布が巻いてありますが、これはこのまんま食べるもんです?」

私は外してあとから昆布だけムシャーとかじる派ですが、正式にはどうなんでしょ。

あら、なんと8カ国語で「昆布をはずしてお召し上がり下さい」と書いてあった。

Kきゃわ「ケルプは食べるにはタフらしいですぜ」

あれ、そうなの?ムシャーとかじって日本酒を飲むとおいしいよ?

仰せのままにケルプをペローンとオフして‥おお、ネバネバ糸がすごい。

Kきゃわ「いっただっきやーす!」

昆布の衣を剥かれた鯖の肌の美しさはどうだ‥!パクリ。

Kきゃわ「びっくりするくらい塩が強いんっすな‥!酢も効いてる。でもご飯は甘くて‥一緒に食べると信じられないくらいおいひぃ〜!」

この塩の強さが鯖の旨さを引き出すんですかね‥もうこれは鯖とご飯が完全に一体化した、ウマさの結晶!!最高なんてもんじゃないぞ!

鱧は表面が炙られ‥というか、もはや焼かれたに近いカリッと感。まるでソボロのようなホロホロとした身が‥良い‥良いぞ!なんだよ鱧〜、ウマすぎるよキミィ。

一切れトレードした鯵は薄手の昆布を羽織っています。

Kきゃわ「これはさすがにまんま食べるんでしょ〜な」

でしょうね〜。

ではいただきまーす。やはり塩がきいたアジ、昆布の旨味と大葉のさわやかさ、そして結局コレがとんでもなくウマいからみんなウマいんだよ!と言いたくなるこのご飯!

Kきゃわ「たまらん‥このご飯にのって昆布に巻かれて寝たい‥」

そしてどの寿司もこのご飯の量ですから‥少食の我々にはちょっとアレですな。

Kきゃわ「えーと、お持ち帰りできますかね‥?」

私はなんとか完食しましたが、結局計4カンほどパックに入れていただいて、帰りの車内のお弁当となったのでした。

そして持ち帰り鯖寿司も買いましたが、母に全部食われましたマル

いづ重 京都府京都市東山区祇園町北側292-1

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