トンカツ慕情 新宿編:歌舞伎町の老舗は味よし、胃によし、店員さんよしの三拍子! とんかつ にいむら 本店(新宿区・新宿駅・西武新宿駅)

その日は歌舞伎町のゴジラビルで映画を見ていました。ウィルスミスもナオミスコットも最高じゃないか‥

すっかり感動したところでお腹がすきました。今は13時、昼でも人が多い歌舞伎町とはいえ、ランチ混雑のピークは過ぎたと思いたい。

何を食べようかな〜と歌舞伎町をテクテク。タイ料理がいいかな〜、中華かな〜と考えていたらとんかつのでっかい看板が。「とんかつ にいむら」さんか…

名前は聞いたことあるぞ。歌舞伎町一番街に店を構えてウン十年の老舗。もしかしたら哭きの竜も食べたことがあるかもしれん。

食品サンプルもズラリとならんでいい感じですね。ここにしようかな。

「今なら2階のお席が空いてるから、どうぞどうぞ階段を上がってください」

呼び込みなのか案内係なのか、エエ顔のおじさんが声をかけてきました。このタイミングの絶妙さ、気さくなようで品格のある物腰‥で、できる!入店決定です。

お店に入ってすぐの階段を登って2階へ。きびきびとした動きの女性店員さんに促されたのは4人がけのテーブル席です。

ランチメニューはこれか。歌舞伎町ど真ん中でロースかつランチ税込930円ライスとキャベツはおかわり自由!なんと素敵な価格設定でしょう。

なんと夏限定かつカレーフェアも開催中であったか!ロースかつカレー1800円‥とんかつ屋さんの揚げ立てかつカレー、しかも限定とか‥ちょっと待って、魅惑的なワードが揃いすぎじゃない?

さらに期間限定、山形豚・ロースかつ定食2700円なんて豪華メニューもあるのですか〜。お肉はドーンと200g!ちょっと多い気もするけど「清流で育てた山形豚」と聞くと食べたくなります。

2700円はランチとしてはちょっと豪華すぎるかな?いや、このくらいのカツを食べたい時に食べられるのがきっと「ちょうどいい人間」なんです、たぶん。よ〜し、これに決定!

注文を済ませてから冊子のメニューをパラリ。おや、ロースかつ定食1800円・150g・大根おろし付‥これこそ色々とちょうどいいメニューな気がしてならない。見なかったフリでパタンと閉じましょう。

まあほら、山形豚ですからきっとおいしいですよ!山形バンザ〜イ。

まず来たのは香の物と、お冷やではなく冷茶です。うわ〜、このお茶おいしい。たっぷりの量もうれしい。

香の物の次は小鉢だ。きのこや山菜の水煮に花かつおがかかったものですね。カツとカツの合間によさそうです。

「ボリューム満点なので少々お時間がかかります」との記載通り、20分弱くらいで登場したのは山形豚・ロースかつ

合衆国のようにビッグなサイズです。ホントに200g ‥?逆詐称じゃないの?見た目に反して少食なわたくし、大丈夫でしょうか。

ご飯と赤だしも来て、本日のランチが整いました。ご飯とキャベツのおかわりは最初からあきらめよう‥でもそうするとカツとご飯の配分がすごく難しくなりそうだな。

メインのカツ、まずは真ん中のピースをコロンと転がして断面を見せていただきましょう。この圧倒的な厚さで200g詐称問題はお分かりいただけるかと。

ちょうど火が通った頃合いの見事な肉の色!そしてロースとはいえ、脂身は相当削ぎ落としてありますね。薄めの衣はしっかりと肉に密着して、これは好みのタイプだぞ。

キャベツ用のドレッシングはゴマとシソ、ソースは一種類。あとは塩に練りカラシ、唐辛子といった調味料部隊が控えております。やあ、ピリ辛のキュウリの漬物もあるぞ。

よ〜し、調味開始〜。こっちがわにはソース多め〜、こっちは少なめ〜、カラシをほいほい〜。キャベツには‥ごまドレッシングかな。

ソーストゴマパワー、メイクアップ!美しく彩られた美少女戦士トンカツ!!うう、これはもうたまりません‥いただきましょう。

まずはキャベツをワシャワシャといただきましょう。ベジファーストってやつですね。

ゴマドレッシング、うまーい!これは青じそも気になる‥けど、キャベツをおかわりする余裕はないっ!目の前の一皿に集中だ!

赤だしをスズ〜とすすると、これまたおいしい‥お願いすればおかわりできる‥かどうかは聞かなかった。

そして困ったことに白メシがちゃんとおいしい。メシと汁がウマければもう幸せじゃないか‥おかわりの余裕はないと何度言ったら。

ピンボケ!ですが!この脂身と衣と赤身の黄金配合を見てくださいっ!サクサクの衣は最低限の厚さで、肉の旨味を逃さないためのシールドといった役割です。

強火でサッと揚げて、オーブンで焼いて仕上げるというこちらのトンカツ、もはやポークソテーの変形です。脂身を削がれたロースと合わせて、ひたすら軽く楽しめるカツ!

トンカツなのに胃にノーダメージですよ!なんだ、大きさにびびってたじろいだけど大丈夫じゃないか。

ソースたっぷり部分で白メシをガバーっといただきましょう!

隅っこの脂身、なんて香り高いんだ‥さすが2700円カツ。歌舞伎町一番街で長年番を張っている実力、確かに見させていただきました!

会計を済ませると、案内係のおじさまが「いかがでした?お腹いっぱいになりましたか?」とニッコリ。うわ〜ん、これが人情というやつか。最高のデザートをいただきました。

とんかつ にいむら 本店 東京都新宿区歌舞伎町1-23-10

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