約束を違えぬ母メロス、ふたたび氷見のおまかせ寿司へ・・そして能登氷見のお土産等々 すし屋の城光(氷見市)その他

寿司を食べてケーキを買って加賀屋さんの良い部屋に泊まる」という母の無理難題をほぼほぼクリアいたしまして、後は帰るだけ・・でしたっけ?

母「日本海らしい魚を買わなきゃだし、お寿司屋さんに明日も来ますって言っちゃったから行くんだよ」

あっ、アレ本気だったんですか?お店の方もお世辞とか思っているんじゃないかと・・もっとも新規開拓であれだけ美味しいお店に巡り合えるかもわからんので行きましょうか。

まずは能登食祭市場さんでお買い物。

母「のどぐろを大きい方から4匹ください」

またデタラメな注文をして・・というわけで、なんか右上がスカスカな写真になってしまいました。

店員さん「今日はお持ち帰りですか?送りますか?あと内臓はどうしましょう」

母「持って帰ります。ハラワタはそのままでいいです」

実は昨日も寄ってノドグロを送ってもらったから、超覚えられちゃいましたね。

そして車で30分くらいで着きました「すし屋の城光」さん。パッと見て寿司屋かどうかもわからない店構えですが、氷見の地物を中心に丁寧な寿司を出してくれる名店です。

ガラガラガラ〜、すいませ〜ん、二人ですが大丈夫ですか?

「はい・・あっ、これはどうも、いらっしゃい!」

ほ〜ら、ホントに翌日に来ちゃったから大将が驚いているじゃないですか。昨日と同じカウンターの端から2席をいただいて注文を・・

母「私はおすすめで」

ぼくは富山湾寿司をいただいてから好みのものを3つ4つ握ってもらおうかな。え〜と、今日のネタは・・

ふむふむ、ホワイトボードを見ると昨日より少しネタが少ないかな?ではやっぱりおすすめ12貫3000円を2人前でお願いします。

大将「不漁でね〜、なかなか難しいですよ」

おお、お楽しみのボヤきが出てきましたよ。

あおりいか

大将「まずはイカ、アオリイカですね。この時期はアオリばっかりで・・そのままどうぞ」

例によって醤油をつけずにそのままいただきます。塩と柑橘でスルスルと入ってくるアオリイカさん、一口でニッコリしてしまう幸せのウマさ。

大将「こちらはアラって魚ですね。そのままどうぞ」

お手頃価格というのに超高級魚が出てきちゃいましたよ。美しい白身、しっかりとした頼もしい歯ごたえと軽やかな香りの脂。これはちょっと白身の寿司ネタとして理想なんじゃないかもしかして。

大将「こちらはシマダイですね。そのままどうぞ」

イシダイの若いヤツでしたっけ。こちらもしっかりした歯応えで白身そのものの旨味が強いですね。アラの優雅さはありませんが、磯のサカナを食べている高揚感があります。

その後クロソイ等昨日と同じネタをおいしくいただいて、味噌汁が出されます。具は同じつみれだけどミョウガがネギに変わった。ああ〜、沁みる。

大将「渡り蟹ですね。ガザミともいいますけど。カニ味噌を和えてますのでそのままどうぞ」

やあ、ここで軍艦が来た。

母「カニ大丈夫?食べてあげようか?」

カニアレルギーなど20年前に克服したわ。でもそんなわけでカニの良し悪しはイマイチわからんのですが、濃厚すぎない澄んだ味のミソがいい感じ。淡水と海水のカニ両方のいいところがある気がする。

大将「おすすめはこちらで最後、カジキですね」

おお〜、寒くなるとウマくなる代表選手、カジキ!どうですかこの美しい橙色がかかった桃色の身は。近城カメラマン、見ていますか!

母「誰?」

なんでもありません。まだ秋なので脂のりはそこそこですが、養殖マグロとは比べ物にならない清々しい香り。ンマ〜イ!!(氷見なので藤子A先生風)

かぶったネタは飛ばしまして、幸せな12貫が終わってしまいました。

おすすめ後にもう一つアラかカジキを握ってもらおうかなと思ったら、口が勝手に「サバをください」と言っていた。昨日もそんな流れだったような。

でもほら、このね、いかなる名画でも出せない美しさのサバを見ちゃうと、ねえ。是非に及ばず。

母「今日もどれもこれもおいしかったね〜」

万歳、大将万歳といったところですね。最高でありました。

大将「どうもありがとうございました」

母「また来ますね〜」

ちょっとちょっとメロス、いささか気が早くございませんか?

母「こんな美味しいんだよ。なんで来ないの?」

確かにそうですね・・これは失礼。運転手は、ひどく赤面した。

氷見はサカナはもちろんですが、実は氷見牛なんて隠し球があります。ギャル曽根さんイチオシの氷見牛カレーで有名になったかもしれませんね。

というわけで氷見牛の草分け「氷見牛専門店 たなか」さんで焼肉を・・食べる胃袋は残っていませんので、精肉コーナーでステーキ肉を買っていくとしましょう。

ナマ状態を撮り忘れましたが、有名銘柄和牛に負けぬ素晴らしい霜降り肉のサーロインがなんとグラム1600円!さらに高級なヒレでも2200円という信じられないお値段で購入できます。

こちらのステーキ肉はカットが大きいのかな?ヒレの150gで写真の厚さになります。サーロインの200gは焼肉くらいの厚さでとにかく面積がすごかったので、厚みを求める方はイメージより50g多めに頼むといいかもしれません。

しつこすぎない脂のりと馥郁たる香りはもう、変な店で買う有名和牛よりおいしいんだから。

能登で買ったのどぐろは塩焼きに、そして氷見の道の駅で買った生の白エビは白エビのみのかき揚げに・・あ、そうだ。氷見でも母が「この白エビ、あと10パック欲しいんですけど」とか得意技を放ってお店の人を固めていました。やれやれ、ですね。

以上、北陸旅行でした。このあと2軒ほどのお店を挟んでから神戸&九州編となります。

すし屋の城光 富山県氷見市間島1-50

前回(前日)の訪問

氷見牛専門店 たなか 富山県氷見市朝日ヶ丘3931-1

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