軽井沢でも1・2を争う老舗そば屋さん、実はけんちん汁がマストとなっております かぎもとや(北佐久郡軽井沢町・中軽井沢駅)

あまりゴールデンではないけど一応GW、軽井沢の鳥勝さんの営業再開の時期。今年の初丸焼きを無事ゲット完了です。

イッヌの首輪にパンにお酒も買って、目標はおおむね達成というところ。時計を見ると11時ちょっと前か。夜は丸焼きですからね、軽め早めのお昼としましょうか。

この時間で開いている美味しいお店は?脳内の軽井沢データベースにアクセス・・はい、あそこにしよう。

やって来たのは中軽井沢駅のすぐ近くにあります「かぎもとや」さん。言わずと知れたそばの老舗です。こちらのお店、ありがたいことに朝の9時半くらいから開けてくれるのです。

11時だというのに駐車場は埋まりつつあり、外に2組ほど待ちがある。ま、いつものGWに比べれば待ちナシも同然。名前を書いて待ちますか。

ほ〜ら、10分も待たずに入れましたよ。ほんのり密を感じるけど、みなさん黙々と食べているのでセーフということで。

ざるそば・天ぷら・けんちん汁のもみじセットが売れ線なのでしょうが、軽めにしなくてはいけない。シンプルにけんちんざるをいただきましょう。

まずは野沢菜が来た。前はきゅうりとキャベツの塩もみだった気がする。ちょいとひねた感じの漬かり加減で好みだぞ。ボリボリボリボリ食べてしまうぞ。飲みたいぞ。

お次はけんちん汁です。こちらのけんちんざる、けんちん汁でそばをすするのではなく、ざるそばとけんちん汁のセットメニュー。そばにはそば用のもり汁が付いてきます。

いや、このけんちんがとにかくウマいのよ。大根に人参に豆腐にこんにゃく、どれもざっくりゴロゴロ大ぶりに切られていて、いかにも信州な白味噌がマイルドで旨味が深くて…実はコレと野沢菜と麦メシで至高の昼食になるんじゃないか?

ウホウホ楽しんで、そろそろなくなるという頃合いに薬味と汁が置かれまして

ざるそばがデデ〜ン。黒くて平たくて太い、田舎そばのお手本のような(?)威風堂々としたスタイル。細めのそばが好みですが、これはこれでいいぞもっとやれ。山に来た感満載だぞ。

どうです、この粗野一歩手前の荒ぶるそば。つるるっとすすりこむのではなく、モグ…モニュ…と噛みしめてあふれる香りを楽しみましょう。

でも実は滑らかさも十分で、すすりこもうと思えばもちろんできます。どう食べてもウマいの。

あれ、今日は以前よりさらにウマい気がする。冷たく心地よいのにそばの香りも立つような。締める水の温度がズバリだったのかもしれん。

甘みが強めの汁は、このそばには他が考えられないくらいピッタリ。うめえうめえ。そして海苔がな、本来ならいらんけど、風味がしっかりしたこのそばにはピッタリなんだな。うめえうめえ。

なんかあっという間に食べちゃったぞ。そば湯で優雅にシメを…

母「ウド好きじゃないから食べて」

なんですか、天ざるを食べていた母。ここはそばの汁で天ぷら食べるんだからねっ、そば湯飲んじゃってからそういうこと言わないでよっ!

よかった、徳利に少し残っていた。うほ〜、ウドが香る薫る。こんなウマいものが嫌いとは。けんちん・そば・天ぷらみんないいじゃないか。やはり老舗となるにはワケがあるなあ、とね。

かぎもとや 長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉3041-1

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