夕食の買い物で足利市へ。用を済ませて時計を見ればおおむね11時半、みごと狙ったようにお昼時です。もちろん狙ったんだけど。
今日の気分はカキフライ・イカの丸焼き・カツカレー・麻婆豆腐・寿司という、とっちらかった5択です。なぜなら足利市南部の国道50号付近にその手の美味しいお店が揃っているから。
最近揚げ物率が高い気がするので油控えめに思えるお寿司にしようか。スーパービバホームの近くにあったはずだぞ。
足利市堀込町の「勢鮨」さん。「いきおい」ではなく「いきよい」と読むそうです。威勢の良さと活きの良さのダブルミーニングですか。
駐車場はお店の前に5・6台分。入店して一人の旨を告げ、カウンター席に腰かけます。
ランチメニューは6貫握りランチ1200円より。いずれも茶碗蒸し・みそ汁・小鉢つき。特上2700円いっちゃう？でもオススメの特選にぎりが2200円ならそっちの方がいいのかしら。
丼や定食よりも握りが好きなんですが、あぶり海鮮丼は捨ておけない。サカナはあぶったほうがいいとか歌がありませんでしたっけ。ちょっと違う？
悩んでいたところで二代目とおぼしき若大将が出てきて、つけ場が二人体制になった。勢いよくチャチャっと握ってもらうチャンス、特選にぎりランチを願いま〜す。
‥もしかして、あぶり握りランチがあれば万事解決？
初手、お茶。熱いお茶が美味しい季節になったというか、いきなり必須の季節になりました。コーヒーは一年中アイスだけど。
お茶とハナ差で到着したコレは小鉢か。甘く煮られたがんもどきはお茶請けによし。
お次はみそ汁。お寿司屋さんの汁物はいつだってうまいのだ。
そして登場、特選にぎり！にぎりというだけに巻き物ナシ、にぎり9貫とつまみ玉子といった布陣は彩り豊か、2200円とは思えぬハレのご馳走じゃありませんか。
綺麗に包丁が入ったイカはサビが効いていいね。マグロ赤身は旨味が深い。しっかりめに握られているから箸で食べやすいぞ。白身はこりゃヒラメかな？もっちりむっちりして酢飯と絡んでこれぞ寿司。さすが特選だ！
ウニとイクラは日本の誇りとばかりに軍艦が並びます。やあ、翔太も大好き芽ネギなんてオシャレにぎりもあるじゃないか。鰹節なんかパラリと降りかかっちゃって、口直しと美味しさの両立ですよもう。
北関東で江戸前の技法を見せつける鮮やかなエビ、そしていつだって超弩級の大将だ、トロ！
最後の方に茶碗蒸しが登場。これがまたディスイズ茶碗蒸しな真っ当でまっすぐなおいしさ。みそ汁と合わせ技でホッカホカ〜。
つまみ玉子と穴子をデザートにしてごちそうさま。
新鮮ネタはいずれも大ぶりで、ランチとして十分なボリュームじゃないか。ホイっと入った町のお寿司屋さんで2000円くらいで満腹満足セットを楽しめる‥やっぱり足利の50号付近はアツいよな。問題は候補が多すぎて結局悩むとこだな。
勢鮨（いきよいすし） 栃木県足利市堀込町3033-1