天ぷら四杯とはいかんけど、うどんをたっぷり食べたらやはり道後温泉!茹だったあとはお座敷で一服ぞなもし 道後温泉別館 飛鳥乃湯(松山市・道後温泉駅)

たらいうどんを平らげておなかいっぱい。その後はやはり温泉天国でしょうか。四国で温泉といえば、道後温泉で異論はなしでしょう。

友人「四国はじめてなんで地理がわからんけど、たしか愛媛?四国のすごーく左じゃないの?」

よくご存知ですね。つまり四国をずーっと西に抜ける必要があります。ちと遠いのですが、それでも行く価値があるのです。理由はふたつ。

友人「まず一つは」

愛媛といえば柑橘王国、道後温泉近くの物産館にオレンジジュースの蛇口があります。

友人「うぉー、行こう!」

やって来たのは松山城のふもとの大街道駅近くにあります「えひめ愛顔の観光物産館」さん。愛顔の変換が少し面倒なのは自治体さんの課題かな。

カウンターで100円を支払って紙コップをいただき、みかんジュース蛇口に向かうとみきゃんちゃんがお出迎え。とういか、みきゃんちゃんから蛇口が生えている。

友人「いいね!やっぱりシンクがないと日常感ないよね」

友人「では蛇口を・・あ、出た〜」

よく冷えのみかんジュースが出てきましたよ〜。百パーセント系の気取ったフレッシュ・オレンジ・ジュースではなく、いわゆるポンジュースです。どこまでもよくわかっていらっしゃる。

他にもイベント等でみかんジュース蛇口があるのですが、しっかりシンク付きは少ないと思います。ジュース蛇口体験をお考えの方はぜひ、えひめ笑顔の・・違った、愛顔の・・とにかくこちらへどうぞ。

友人「で、道後温泉に行くべき理由その2は?」

それはですね・・とにかく行ってみましょうか。

蛇口から車でほんの数分にありますのが道後温泉街。街のシンボルである道後温泉本館は補修か改装か、とにかく工事中でありましてメインの湯以外はお休みということです。

友人「改装中じゃ逆に行かない理由になるのでは?」

そう思うでしょう?でもそこが歴史が長すぎる道後温泉、二の矢を用意してあるみたいですよ。

ほ〜ら、本館から徒歩2分も歩かないところにあります「道後温泉別館 飛鳥乃湯」さん。

友人「すごい!これは良さそう」

そうでしょうとも。天ぷら4杯まではいきませんが、うどん2玉半を食べた後に道後温泉。これが坊っちゃんの時代から続くお作法です。

90分制でお湯に入るだけなら610円、お湯に入った後2階のお座敷でくつろぐなら1280円、さらに個室で休むなら1690円ということです。せっかくなのでお座敷くつろぎコースでお願いしましょう。

もちろんタオルの貸出もあるので手ぶらでOK。でも600円の買取タオルが今治タオルということで買ってしまいました。坊っちゃんが泳いで赤が滲んだ手拭いをイメージしたピンクのタオルで、すんごく吸い込みます。おすすめ。

広く清潔なお座敷に案内してもらい、浴衣と着替え入れ袋を受け取っていざ入浴。いや〜、ここ数年のお湯で一番良かった。熱めなんだけど半身にしたり露天で冷ましたり、とにかく出たくない不思議な湯。こりゃうるさい坊っちゃんも褒めるわ!

すっかり茹で上がってお座敷に戻ると、店員さんがさーっと団扇を手渡してくれます。

店員さん「お茶をお入れしますけど、お外はいかがですか?涼しくて気持ちいいと思いますよ」

はや〜、緋毛氈に腰かけてうちわパタパタ、そしてお菓子とお茶ですか。こりゃなんと素晴らしい。風呂上がりからお座敷で一服のコースは道後温泉の正しい入り方だそうで納得。最高にくつろげるじゃありませんか。フロを重視しない旅行が多いのですが、これはちょっと思い直さねばいかんなと思った次第。

二階から下を見ると、なんだかイカすことになっておりますよ〜。本館が修理中でも心配なし。

友人「いや〜、最高の湯に美味しいお茶だった〜!」

おお、友人も戻ってきましたか。お腹はこなれましたか?

友人「いや、まだまだ胃から腸までうどん滞留中よ」

ふぅン・・でも大丈夫、夕食は夜8時に予約してあって、今はえーと・・3時半か。ほら、今から神戸に帰ればちょうど着くし腹も減る!

友人「ここからまっすぐ神戸で焼肉?さすがにちょっとバカな予定じゃない?ホント?」

旅行界の無頼漢、山嵐とはぼくのことだ!出発、出発〜。

道後温泉別館 飛鳥乃湯 愛媛県松山市道後湯之町19番22号

えひめ愛顔の観光物産館 愛媛県松山市大街道3-6-1 岡崎産業ビル1F

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