
春は名のみの風の‥寒さか?暑さか?どっちだ?寒いと暖かいのを行ったり来たり、三寒四温どころか一寒一温。なんて雑な温度調整をしているんだ。
「明日も寒いだろうから昼は味噌ラーメンで決まりだ」と心に誓ったのですが、起きたらまあ暖かいこと。

でも決めちゃったから、味噌ラーメンといえばの「ピリカ 大泉店」さんに来てしまいました。
やはり気温の問題か、開店の11時を少し過ぎても駐車場に空きが多い。カウンター席に座りつつ、メニューも見ない前から「しめじ味噌にバターでお願いします」と詠唱しましょう。

あれれ?メニュー表が新しくなった気がするから見てみよう。
なんと2月7日より値上げしたそうです。なるほど、ラーメンは70〜100円、トッピングは10円上がっている。
先ほど詠唱した組み合わせ、しめじ茸ラーメン味噌味にバタートッピングは今まで930円だったのが1,040円。一杯で柴三郎超えになるワケか。
‥でもよく考えたら、今どきのラーメンとしてはまだまだ高い内には入らないよね。

なんだかあっというまに完成しました、しめじ味噌バター!
お客さんの8割は味噌を注文しているイメージです。塩ってどんな味だったかなと思って注文したことがありますが、そうですね‥‥個人的にはやはり味噌をお勧めします。

デカい缶からドンと投入される山盛りバター(マーガリン)付近からスープをひと口。この辺の味噌ラーメンの特徴は、味醂と思われる甘味です。甘味 is 旨味!タイラーメンなんて砂糖を山ほど入れるとうまいけど、日本には味醂というチート級の甘味があるのだ。
味噌・味醂・油脂の波状攻撃によるわかりやすいコク!ンマーイ!

黄色く活きの良い麺は味噌スープによく似合う。写真判定気味に細くなった?気のせいかな。

しめじ茸ラーメンの主役はこちら、ひき肉と炒め野菜たち。しめじの量は名前ほどではないですが、一応もやしの下にいらっしゃいます。
手早く中華鍋で煽られた野菜がうまくてうまくて、サッポロ一番の味噌を食べる時には炒め野菜が必須のカラダになってしまったんですよ。

甘味噌スープには一味がよく似合う。なお出が良すぎて、ふた振りでこの有様なんで注意してください。香りがメインでそんなに辛くないけど。

ホラ、しめじもいたよ。やっぱりキノコが入ると旨味が強くなるね。
う〜む、あいかわらずしっくり来るうまさだ。ひと口でこりゃ〜うまいというのじゃなくて、食べ進むうちにどんどん馴染む感じ。たっぷりのスープがほぼなくなる頃には、全身で郷愁を感じるノスタル爺と化すのだ。
変わらない老舗はありがたい。この味を守ってくれるなら、多少の値上げにはもちろんつき合いますとも。今後もよろしくお願いします。
ピリカ 大泉店 群馬県邑楽郡大泉町7-1-8