東でも西でもない「加賀焼きうなぎ」を加賀屋さんのサービスと共に 料理旅館 金沢茶屋(金沢市・金沢駅)

二年前に予約した料理を食べるため、金沢に有志が集結することになりました。

せっかくなら二泊しようということで、これより5回ほど石川編になります。

四月頭、ちょうど満開コールが出た金沢城址と兼六園。幸い平日だったので多くの混雑はナシ。

しかし京都並み‥いや、それ以上に外人さんが多いわね。京都はもう行った組の人たちが加賀百万石に流れてきているのか、桜の美しさが世界的にバレたのか。

メンバーが揃うのは夕食から。お昼は一人ということで、ずっと気になっていた「料理旅館 金沢茶屋」さんに食事だけの予約を入れておきました。

こちらは現在休館中である加賀屋さんの系列。自認加賀屋常連としては、営業している系列店に行って応援しなければいけません。

ちなみに金沢駅より徒歩3分と最高の立地。日本で一・二を争うと言われるお寿司屋さんも同敷地内にあります。そっちの予約を試みるまでのガッツはなかった。

フロントで食事を予約していた旨を伝えると、快活な仲居さんがお食事処へと案内してくれます。丁重とかそういうのとはちょっと違って、これはこれで良い感じ。

あら嬉しや、一人ランチなのに個室を賜ってしまった。

仲居さん「お食事はうな重で承っておりますが、お飲み物はどうされますか?」

まだ12時前だし、加賀の棒茶を‥なんて殊勝なセリフは出てこなかった。ホラ、石川の銘酒がこんなに揃っていては素通りできません。

うむ、やはり天狗舞であろう。でも一合だけ、この一合に全てを込める。

追加の単品メニューをチラリと見れば、このわたふぐ真子糠漬けなんて能登のお宝が。こんなの頼んだら三合コース直行なのでスルーしましょう。

天狗舞 純米大吟醸50。美しい酒器に、黙っていても出てくる和らぎ水。加賀屋さんのサービス精神は脈々と。

予約済みのためか、ほとんど待たずにうな重の登場!

部屋に入る時にうなぎを焼いているのが見えたけど、まさしくぼくのモノだった模様です。

ランチメニューはのどぐろ塩焼きや治部煮なんかの御膳、弁当風ミニ会席などありましたが、うなぎが店側の推しみたいだったのでうな重にしてみました。ひつまぶしもあってちょっと迷った。

重と椀をぱかぱかと開けば、目には美しい焼き色、鼻にはかぐわしい炭焼きの香りが。

肝吸いではなく通常のお吸い物です。カツオがふんわり香る料亭の味。

よく考えたらお外でうなぎ食べるの久しぶりだ!この照り、香り、たまらんわい!

関東風に背開きにして、関西風に蒸さずに焼き上げる「加賀焼き」うなぎだそうです。

なるほど、関西の「カリっ」でも関東の「フワっ」でもなく、ちょいカリからの皮目が「トロっ」と来る食感。蒸さないだけに焼き魚感がしっかりしていてうまいうまい。

皮が箸ですんなり切れるのも国産の良いうなぎならでは。

漬物は奈良漬だ。落語の「鰻の幇間」を思い出してしまう。

「よぉ薄く切ったなあ」なんてことはなく、パリリと良い音がする厚み。あれ、瓜は瓜でも小さいメロンの皮ですか。面白いねえ。

臭み消しでなく、新たな風味を与えるための山椒。

タレを吸ったピカピカご飯もうまいねえ〜。「ご飯は普通盛りでよろしいですか?」と二回聞かれたのはそういうことか!

ま、お酒一合で晩にもご馳走が控えているとなれば、まさしく適量というところ。良いうなぎランチでした!独特の加賀焼きうなぎと加賀屋の流儀。これは後で泊まってみなきゃいかんな〜。

いや、まとめるのはまだ早い。いちごクリームと麩のいちごショコラなんてデザートと加賀棒茶が出た。麩のショコラがなんだかすごくうまい。ひがし茶屋街あたりで買えるんですかね?

アンケートがあったので書いてみたら、加賀屋の入浴剤をもらえました。おウチで和倉温泉〜。

‥実は翌日の夕食もこちらに予約を入れていたりします。加賀屋好きすぎ問題。

駅前からは割と歩く兼六園。もちろん中に入ったらさらに歩くことになります。夕食に向けて腹ごなしの散歩を楽しむとしましょうか‥あ、有名な灯籠見るの忘れた。初めてじゃないからいいけど。

15時にチェックイン。夕食の時間まで、ぽこあポケモンなんかやって待つのでした。

料理旅館 金沢茶屋 石川県金沢市本町2-17-21