※狩猟された動物の写真がありますので、苦手な方や不快に感じる方はそっと閉じてください。
ミホミュージアムとおいしいおそばを楽しんで、そろそろ京都に向かいましょうか。
まてよ・・
以前にミホミュー行った時にも気になったのですが、信楽インターを降りてすぐのところにサファリなんとかって看板があったんですよね。サファリパーク?まさかね。
「土日祝日OPEN」の看板に誘われるように来たのは「滋賀サファリ博物館」さん。サファリの博物館・・サファリって「狩猟メインの旅」みたいな意味ですよね。その手の女神様であるアルテミス像も立っているし、狩猟に関する資料館的なものなのでしょうか。
入館すると受付に誰もいない・・この雰囲気は知っているぞ。ナイスB級スポットだろ。ぼくは詳しいんだ。
しばらくボーッとしていたら奥から女性が出て来た。大人1枚願います。あ、500円とはお安いですね。
展示コーナーに入るといきなりヒグマが仁王立ち!なんだ、もしかして剥製の博物館?ロシア1990とも書いてある。ロシアの熊はなかなかタイムリーだな。
おいおい、なんだよこれは。剥製だらけ、しかもジオラマっぽくなっているじゃないの。エルクさんケンカ中だし。全部に国と年代が添えてあるのも不思議だ。
壁には白熊の毛皮やら金持ちの暖炉の上にある鹿の首とか・・刃牙に出て来そうな眺めだけど、ここはいったいナニ?
その昔伊豆高原に野生の王国とかいう剥製の展示販売施設がありましたが、そんな感じ?でもサファリ博物館を謳うからには、なんか狩猟的な・・
「ごあいさつ」を読んで合点がいきました。「買集めたものではなく、各国政府の許可を得て猟獲した野生動物のみであります」ということは・・ちょっと待ってくださいよ、この膨大な数の剥製や生首全部が自分で撃ったモノってこと?
さらに新聞の切り抜き等を見て、現館長のお父さんが世界中で許可を取って撃って剥製にしたものということがわかりました。そりゃサファリもサファリ、完全なる狩猟博物館ですよ!
各剥製に〇〇国〇〇年と書いてのはアレか、撃った国と年なわけね。
写真ではわかりにくいのですが、この方なんてモンハンのポポとかガウシカばりにでっかいんですよ。体長4メートルとかあったんじゃないのかしら。いやはや、リアルのハンターさんが信楽に・・
3メートルはあろうかというカナダのホッキョクグマに至っては、こりゃ完全にオーガの獲物じゃないか。クマは死して皮を残したわけですが、コレの許可を取って撃って剥製にして日本に持ち帰るって、どんだけの時間とお金がかかるのでしょう。
アワアワしながらもう一つのアフリカ館に向かいます。
でえ〜!超アフリカ!脳内に響き渡るはサバンナチャンス!
ジャイアントパンダと並ぶ世界四大珍獣の一角、ボンゴも雌雄のつがいでいらっしゃいます・・が、この方っていらっしゃっていいもんなの?よく許可出たね。カメルーン1993年ですか・・
どうやら間違いなく手撃ちのようですね。いやはやなんとも。
でーっかい、もしかしたらこの方のために天井を高くせざるを得なかったキリンさんも
お撃ちになられたわけですね。今なら許可を取ったといえども盛大に炎上しそうですが、30〜40年前は大らかな時代だったのだな。
アフリカ館のセンターはもちろんこの方。1980年に申請を出して足掛け16年、1996年にやっと許可が下りて仕留めたというライオンさん!シマウマさんに襲いかかる迫真のポーズはまさしくオーダーメイド剥製!シマウマさんの表情がなんとも言えません。
・・なんというか、すごすぎて開いた口がふさがらないというか・・
新聞の切り抜きに「最近はデートスポットとしても」なんて書いてあったけど、デート?ここで?ナイルワニいるけど?その後どうなったのか心配でなりません。
もちろんぼくは好物なので、今まで来なかったのが悔やまれるレベルです。いや〜、すごいモン見た。本当にインターチェンジ目の前なので、ミホミュー帰りにひと狩りいかが?
滋賀サファリ博物館 滋賀県甲賀市信楽町黄瀬2854-2
つやま自然のふしぎ館 こちらも剥製がたくさん、創立者の脳まで展示してあります