シャトーブリアンや上タンを極限の原価率で!まさしく穴場だけど‥ちょっと隠れ家すぎ?板宿周辺の人は行って! 炭火焼肉 ちせ(須磨区・板宿駅)

年末の話です。おいしかった焼肉店を再訪して、じゅじゅっとひと焼き行きましょうかと予約を入れました。

お店は板宿駅を南へ徒歩5分程度にあります「炭火焼肉 ちせ」さん。隠れ家的な雰囲気で、肉はもちろんキムチやナムルもおいしい。さらに店員さんがハートフル&フレンドリーと来たもんで、すっかりファンになってしまいました。

ただ立地がな〜。大変目立たないところにありまして、今回も年末の土曜なのに割とあっさり予約できてしまいました。あまり隠れ家がすぎても困っちゃうから板宿付近の人もっと行って。ぼくはグンマ在住なんだ。

小上がり席に案内していただき、まずは飲み物を頼みましょう。なんと日本酒は獺祭のみというなかなか思い切ったラインナップ。45磨きを2杯いただきましょう。あ、ぼく一人で2杯です。

それではセルフかんぱ〜い。折悪しく友人が胃腸を壊してしまいまして、二人で来たけど実質一人焼肉状態となってしまいました。

予約した以上はがんばって二人分‥食べられるかなあ?せっかくだから普段は手がでなさそうな高級なモノをお願いして、お会計だけでもアップに励もう。

生白せんまい美味しかったなあ‥しかしアレは数人でシェアできる量だった。キムチ盛り合わせも大変なボリュームだったから、ここはトマトキムチ単品でお願いしましょう。

持ち帰りでお願いしたことあるナムルもざっくり切られた野菜の質感が見事でした。野菜メニューのどれもが良さそうなので、今回は淡路島の玉ねぎサラダを食べてみよう。

そしてニク!前回おいしすぎた上タンは外せない。好物の上ハラミももちろんね。あとは‥必殺メニュー、シャトーブリアン行っちゃいますかーッ!タレはにんにくの有無が選べるのでしたね。もちろん有りで。

店員さん「シャトーブリアンは塩じゃないともったいないですよ。すごくいいお肉なんで」

それではシャトーさんは塩で、ハラミはニンニク入りのタレでお願いします‥が、店員さんすごく声がつらそうですがお風邪でも召されましたか。

店員さん「いや〜昨日騒ぎすぎまして‥ゴホッゴホッ」

喉がイカれるほど騒ぎましたか!楽しそうだなあ。やっぱりここの雰囲気好きだ。

友人はちせ特製牛骨スープで胃腸を休めてもらって、他に何か入るようなら手伝ってもらうとしましょう。

まずはトマトキムチ。甘味と旨味豊かでピリリと辛く、口直しお酒白メシ全てに対応する魔法のトマト。イリコ等を使った、本格派かつ独創的な素晴らしいキムチなんです。

淡路島の玉ねぎサラダは驚いた。まずボリュームがすごいし、マヨネーズと卵黄というダブルタマゴコーティングなんですよ。

玉ねぎの甘さ、鰹節のうまさ、タマゴのコクで普通のオニオンスライスよりはるかにおいしい。止まらん。ウチでもマネしてみよう。このお店はアレだな、料理がうまいので全てがうまい。

野菜も食べるのだぞとばかりにたくさんの焼き野菜がやって来ました。奥にあるのは塩とワサビ。つまりあの方の入場ですか。

来た〜!シャトーブリアンの大先生!なんですこれ、高級ステーキ店でしかお目にかかれないようなリアル和牛のシャトーブリアンじゃないですか。サイズもステーキのよう‥ホントに4,500円でいいの?原価率とかこっちが心配してしまう。

こんな貴重なお肉を焦がしては一大事。一切れ二切れずつ慎重に焼いていくとしましょう。断層がまたすごいね、霜降りどころか霜柱だよ。

炭火で軽く炙った和牛のシャトーブリアンは至福の一言です。霜降りロースやサーロインは脂を持て余すことも多々ありますが、ヘレ肉のちょうどいい霜と奥ゆかしい風味はどうですか。食べれば食べるほどうまくなる!

もったいないからゆっくり味わおうとしても、あっという間に溶けてしまいますがな。溶けゆく時に鼻に抜けていく香りの清々しさはまさしく黒毛和牛。シャトーブリアンばんざ〜い。

舌も心もとろけたところでお次は上タンですって。ゴローさんならメジャーを出してしまいそうな、20cmはゆうに超えるタン!野菜は盛り盛りでお肉は巨大というボリューム天国。ついでに器もかっこいいんだからたまりません。

七輪からはみ出す勢いのタンをざざっと炙り、ハサミでバチンバチンと切って食べる!タンを骨付きカルビのように楽しむことができるとは。

面積だけでなく厚みも十分のタンは気持ち良い噛みごたえ。もちろん噛めば噛むほどうまい汁が飛び出して‥タンに欲しい要素全てが詰まっています。さらに恐ろしいことに、稀に和牛の黒タンが入荷するとか?インスタをチェックだ。

友人が頼んだちせ特製牛骨スープはコラーゲンどころの話じゃないぞ。ちょっともらったけど、唇がグロスを塗ったかのようにテラテラになる勢いです。思わず顔に塗りたくなる。

滋養あふれる旨味も素晴らしく、ここに麺を入れた牛骨ラーメン‥た、食べたい‥!

個人的に焼肉界で最愛の肉、上ハラミ!赤身部分も脂にも独特の風味があってたまりませんよね。しかもちせさんちのタレは青森のニンニクがバッチリ効いてね、ハラミとニンニクの夫唱婦随、比翼の鳥か連理の枝か。シャトーは塩、ハラミはニンニクタレで決まりだ。

付け合わせのカボチャは下茹でしてあるので、軽く焼いただけですぐ食べられます。焦がして残る焼き野菜ランキング1位の汚名返上。ハラミの合間に良い口直しだ。

(友人撮影)

牛骨スープで蘇ったのか、炭火の魔力で目覚めたのか、友人がタンとシャトーブリアンを少し食べてみたいとなりました。

シャトーさんのこの素晴らしいミディアムレアよな!そりゃ見ているだけは拷問だよな!感想は「とにかく白メシと食いたい」だそうです。そうでしょうそうでしょう。

この後ミニデザートをいただけるということでしたが、さすがにお腹いっぱいなので今回は見送りました。会計の時に電卓を持ってお手伝いをしてくれたちびっ子はお孫さんかしら?かわええのう。

また体調を見計らって寄せてもらいます。次回はぜったい牛骨ラーメン食べるんだ、決めたんだ。

炭火焼肉 ちせ 兵庫県神戸市須磨区大田町2-4-13

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