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JR不遇にもほどがあるグンマ南部の民にとっての救いは熊谷駅と籠原駅。上野東京ラインさんにはお世話になっています。遅延運休当たり前だけどな。
この日も朝イチの新幹線で京都から東京へ、そして高崎線直通高崎行きで籠原に到着いたしました。時計を見れば11時半、駅周辺でお昼を食べてから帰宅するとしましょうか。
どうせ行くなら知らないお店、籠原駅前の駐車場で周辺をざっくり検索して未踏の地を探します。やや、ここは知らない。しかも車で5分か、よし。
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やって来たのは拾六間という地名(読み方知らない)、航空自衛隊の近くにあります「佐登美屋」さんです。手打うどん・そばの大きな看板は何度か見ていたけど、お昼時に通ることがなかったのよね。
駐車場はお店の前に3台くらい、道路を挟んだ側に6台分あります。
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テーブル席もいくつかあるようですが、1人である旨を告げると小上がりに案内されました。普通逆じゃないかと思ったけど席を見て納得、2人でいっぱいの小さな卓が並んでいる。珍しいタイプの座敷だね。
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まずは冷たいそばメニュー。いつもなら10秒も考えずに鴨せいろ。でもよく見ると、どうやらランチ時には小ライスとサラダが付くらしいので、
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温かいそば・うどんのカレーや鴨なべがググッと浮上してきます。トッピングに生卵もあるんだから、シメにメシと卵ドボンをやりたいよね。
おや、お餅もトッピングできるのは割と珍しいような。つまりカレーそばを頼めば包丁人味平のカレー雑煮気分も楽しむこともできる‥!でもそれってトリプル炭水化物?いや、カレールーも小麦粉だろうからクアッドか?
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どう転んでも糖質がカブるなら、最初からセットものに行ってしまうのもアリだな。合せ重や御飯物を見ればなんだこれ、ズラーっと並ぶ「カツ」の文字。思わず数えてしまったらなんと8個、オクタブルカツ!
もしかしたらカツこそがこちらの裏番長なのではないか。よし、正義の味方カツカレー召喚!
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届いたカツカレーを見て脳内に響く万雷の拍手。紙ナプキンに包まれたスプーン、汗をかいたステンレスが美しい水差し、巨大な皿にはカレーの海、そこに浮かぶはひょっこりひょうたんカツ!
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カレーの時にちょっとでもあると気分が上がるのがサラダ。ちゃんとおいしいからさらに嬉しい。
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地球の海と陸の比率をそのまま表したかのように広がるカレーのパンサラッサ。広大な面積からたちのぼる香りに空腹度はマックス!紙ナプキンを取り去り、スプーン入刀!
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おそば屋さんの黄色い甘口でなく、本格スパイシーでもない。具が溶けるほどじっくり煮込まれたおうちカレー上位互換でしたおめでとう。
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キツネも真っ青の焼き色と、カレーに負けないほどかぐわしいアブラがやはり専門店のソレっぽい。う〜む素晴らしい。
カツで見えませんが、福神漬けはもちろん真っ赤なヤツです。わかっていらっしゃいます。
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粗目のパン粉がザックリと、厚すぎない肉とのバランスがお見事。カツカレーに最適化されたサイズ感のナイスカツです。カツ定食になるとでっかくなるのかな?ぜひ見てみたい。
しかしこの衣は出汁を吸ったらフッカフカになりそうだな‥カツ重も食べなくちゃウソな気がしてきた。
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メシ・カツ・カレーをまとめて頬張れば、今噛みしめているのが幸せというヤツに違いない。
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この赤身と脂の黄金比、やっぱりどう考えてもトンカツ屋さんだよな‥そばはどうなんだろう。カツ合せ重を食べれば謎が解けるのか?そのため再訪して、なぜかカツ重(上)を注文している未来まで見えた。
佐登美屋 埼玉県熊谷市拾六間961-3