イメージ上のさぬきうどんのさらに上をいく剛麺!ウマウマなぶっかけダシ!こ、これがうどん県・・! 本格手打ちうどん つづみ(丸亀市・丸亀駅)

予約投稿のセットを間違えなければこちらが今年最後の記事となります。年越しそばとかそういったアレな感じです、たぶん。

今治を出てお次の目的地は・・うらないによると丸亀城を攻めよということです。現存十二天守の一城か、いいじゃないか。

今治城よりレンタカーで走ること1時間半で丸亀城付近に着きました。市営の駐車場にクルマを置いて、まずは町を散策しましょう。

知らない街のアーケード、いいですねえ。しかもさすがうどん県、いきなりうどん屋さんがあるじゃないですか。

でも今は9時半くらい、開いてはいないでしょう・・あらやだ、中に人影が見える。手早く調べたところ、どうやらこちらのお店は朝7時半よりオープンとか。うどん県は早朝からやっているうどん屋さんも多いのでしたね。

朝食を食べ終えて2時間くらいしか経っていませんが、ナントカ製麺でない真の丸亀の麺を見てみたい。「本格手打ちうどん つづみ」さんに入店です。

入店すると、さすがに平日の朝なので先客は1名のみ。うどん注文口みたいなのがないからセルフではない、いわゆるフルサービス店のようです。

外向きカウンター席に座ってメニューを拝見してびっくり、ぶっかけうどんだけでこんなにあるの?さぬきうどんのお店ってメニューを絞っているイメージでした。

京極家の兜を模したバサラ天ぶっかけうどん!巨大なエビ2本と野菜天3つか・・ウマそうだけどハシゴのつもりだから控えましょう。

しょうゆ釜玉、あと写真を撮り忘れたけど温かいかけうどんはもちろん、丸亀の秘宝たる名刀・にっかり青江にかけたニッカリーうどんなんてのもあります。

釜玉バターににっかり青江・・・どうしよう、心は千々に乱れるばかり。

朝10時まではうどん一杯につきおでんかおむすびが1個サービスというモーニングサービスまであります。おっと、サービス時間中ですよ。

なるほど、あそこから1品持ってきてしまっていいわけですね。そこだけセルフか。しかしうどん県はつまりおでん県で天ぷら県でもあるのだなあ。

メニューありすぎ問題ですが、これからのことを考えてごくシンプルにぶっかけうどん!トッピングもモーニングサービスも玉追加もなにもなし、マシマシならぬナシナシでお願いしましょう。

あっという間に出てきましたよ。なんと潔くかっこいいビジュアル。うどん県に来た喜びをひしひしと感じる美しさです。

太くたくましくつややかなうどん、スダチの下にはちょこんと大根おろし、そしてネギとワカメが脇を固めます。

300円の1玉とは思えないボリュームも頼もしい。

ぶっかけダシをかけまわして・・あっ、スダチの上からかけちゃった。拾い上げてやりなおし。

スダチを絞る前に、指についたダシをなめてみましょう。ほうほう、醤油率低め、出汁成分多めだな。いっぱいかけちゃって大丈夫みたいね。だばだば。

ほいっと麺を持ちあげようと思ったらたらすごい重みだ!よっこらせと持ちあげてから、ずずっとすすれば・・むは〜、見た目の太さ以上のすごい剛麺!もっちんもっちんと歯をはじき返す勢いのコシ!なんと力強い麺でしょう。

噛みしめるとグミミミっとどこまでも受けとめて、なにくそとまた噛むと突如パツーンと切れる。あら楽しい、また噛みたいと歯が次の着地点を探す!

ずずっ、もぎゅ、もぎゅ・・がふっ!と麺と格闘!まさかうどんが格闘エンターテインメント、つまりプロレスになるとは驚いたなあ。みるみるうちに胃袋に滑り落ちますよ。

イリコが香るぶっかけダシもとんでもなくおいしいので、ぶっかけ用なのに残りを飲んでしまおう。スダチを絞ればあと口さわやか、そば湯もびっくりの美味しいフィナーレです。

うどん県の最初から素晴らしいうどんに出会ってしまった。こちらが夢中ですすりこみ中もずーっとうどんを打っていたご主人に声をかけてお支払い・・あ、税込で300円ですか。この満足感で!こりゃダメだ、この県は他の外食産業が発展しませんって。

腹ごなしに丸亀城を散策・・と思ったらなんだここ!とんでもない坂道じゃないか!石垣はすごくかっこいいけど、やっぱり坂すぎるぞ。後ろ向きで下ってくる人までいるなんてもはやこれは登山。

12月なのに昨日買った今治タオルがさっそく汗拭きとして大活躍するとは・・ひぃひぃ・・ほら、おじいさんが座り込んじゃっているじゃないの、丸亀城〜!

本格手打ちうどん つづみ 香川県丸亀市通町52-2

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