二度目でもびっくりドッキリ体験、小松のシン・イノベーティブレストラン! SHÓKUDŌ YArn(小松市吉竹町)

京都より小松市へ向けて出発、出発〜。メインの目的はもちろん夕食なので、昼間は観光でもするとしましょう。同行の友人にいくつか場所を提示したところ、

日本自動車博物館へ行くことになりました。ぼくは2回目ですが注目する所は同じ。ロータリーの群れと赤いファミリア‥う〜ん、眼福。初めてだと言う友人は英国の名車に大興奮のようで良かった。この後は九谷の器を買ったり安宅の関に行ったりと、ちゃんと観光しましたよ。

ちゃんとと言うのもホラ、この辺はハニべ巌窟院なんてあまりちゃんとしていない所もあるからね‥

そしてチェックインして少し休み、いよいよディナータイムが近づいてまいりました。小松駅前のホテルからタクシーで約10分、

SHÓKUDŌ YArn」さんに到着です。

タクシーアプリの目的地を見た運転手さんが「吉竹ってことはヤーンさんですか。何度も行ってますけど、ぼくらタクシーには絶対に中を見せてくれないんですわ。徹底してますよあそこは」だって。

そう、こちらはメニューそのものが謎解き。店内は写真撮影禁止、ネタバレ厳禁です。

もっとも今年度からはガチャで当たった数だけ料理のみ撮影可となりまして、この日はマックスである3つ当てることができました。料理の説明とかはもちろんナシで、撮った写真をチラ見せします。

このオシャレなドリンク(?)が、実はおなじみのアレなんだよな‥

メニュー名から謎解き(主にダジャレとトンチ)になっておりまして、2回目のぼくはなんとなく読み解き方が見えてきました。2品くらいほぼ正解だったかな。

ご覧の通り、名前も面白ければ見た目も素晴らしいことこの上なし。お味の方は‥「どこかで食べたことある味を最高の素材と技量で仕上げた」と言えばいいのでしょうか。

すごく美味しいけど、全く未知ではなく懐かしさを感じるような‥分かりにくく言えば美味しんぼの「至高の披露宴メニュー」かな。家のお惣菜を美食倶楽部スタッフが素材を吟味して作り上げた、そんなお味。

そんなこと言いいつつ、料理の前に軍手が運ばれてくるとかどういうことよ。牡蠣小屋じゃあるまいし、軍手を使って食べる家庭料理なんかあるか。

その後に来たのは牡蠣ではなく缶詰だった。コース料理で缶詰?キャビアじゃないんだから‥

このサカナの絵はシェフの手によるものだそうです。かわええですね。

缶詰の中身は一体‥?ぜひお店で体感してみてください。

どうすればお客が喜ぶか、楽しんでくれるか。全メニューにシェフの創意と遊び心が溢れています。

そしてワイングラスやテーブル上はもちろんのこと、厨房の隅々まで、それこそ照明の傘に至るまで全てが磨き抜かれてピカピカです。

ご不浄もお茶の香りが焚かれ、綺麗にたたまれたハンカチタオルが何枚も置かれ、マウスウォッシュまで完備。いやはや、空間の作り込みよ‥

どこかで食べたことがる懐かしい味みたいなことを言ったな、アレは嘘だ。なんです、この未知にもほどがあるデザートは。お皿以外全部食べられるんですよ?15品くらい出るけど、本当に全品サプライズだわ。

お皿といえば、ほとんどの器は料理にあわせて作ってもらっているとか。ぜひ説明を聞いてたまげてください。

その説明をしてくれるシェフ夫妻とスタッフのみなさん素晴らしい応対をしてくれまして、3時間半にわたるディナーですが間延びも退屈も一切なし、ず〜っと楽しくて美味しくて刺激的な時間でした。

一緒に行った友人はゲームを作っている人なので、得るところが大きかったようです。「エンタメというのはこういうこと」を真正面からぶつけてくるんだもんな。

ああ、また行きたくなってきた。でも問題が2点。まず1点、関東からはすこ〜しだけアクセスが悪い。そしてもう1点、予約が2名からなんだよな‥もっとも一人で静かに食べる料理じゃないもんな。複数名で次はなんだろ会議をするのが本当に楽しい。

‥う〜む、少ない友人を連れ出すしかないか‥ああ、もう3回目行きたくなってきた。

SHÓKUDŌ YArn 石川県小松市吉竹町1-37-1

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