「前は沖縄だったからなー、今度は北に行きたいな、北。秋田・・青森・・いや、北海道!そうだ、北海道行こう!」
唐突に何を言い出すのですか、以前加賀屋と沖縄に一緒に行ったT氏。
T氏「北海道といったらススキノくらいしか行ったことないからさ、『北の国から』のロケ地とか行きたい。この日程で飛行機のチケット取ったから、コースとホテルの手配よろしく。あ、安い宿はダメだからな」
・・・どんな日程・・?おお、10月上旬の二泊三日!「北の国から」ということは富良野ですよね。はて、ラベンダーも雪景色もなさそうな時期ですが、どうすんだろ?
そして当日。高速バスで朝6時に羽田空港第1ターミナルに到着。空港のホテルに前乗りしていたT氏は・・あ、いた。とりあえず朝ごはんでも食べましょう。
T氏「前の洋食モーニングにするか」
北海道への士気を高めるために数冊本を読んだのですが、そのなかに「そばもん」の北海道編があったので、隣の店にしましょう。たしかそば屋だったような。えーと、そうそう、この「新大和」さんですね。
店内は本当に空港内のレストランか?というくらいゆったり広いです。それではモーニングメニューを拝見。和朝食(竹)にも惹かれますが、初志貫徹。東西新聞社の重鎮たちも大好きなたぬきそばでいきましょう。
T氏「俺はとろろ定食にするか」
クルッとひっくり返すと、あら、朝からライトなおつまみとアルコールも出してくれるのですか。けしからん!ここは一発明太おろしに芋焼酎など・・
T氏「向こうに着いたら移動はどうすんの?」
もちろんレンタカーを手配してありま・・ああそうか。向こうで運転するのでした。アイスコーヒーでお願いします。
たぬきそば到着。すごい、200%たぬきそばな美しいフォルム。注文しておいてなんですが、そば屋に行くともりそば・鴨せいろ・鴨南蛮の三択なので、たぬきそばって何年ぶりかもわかりません。
T氏のとろろ定食も来ました。まあ、そばがミニとはいえ朝からダブル・・いや、とろろってイモだからトリプル炭水化物!朝から気合のほどがうかがえますね。
T氏「そばがつみれそばだよ。珍しいな」
いちおうタンパク質もゲットということですかね?
ズルズルといただきましょう。下手な手打ちより機械打ちとかいいますが、本当にそうです。当たり前ですが均等に切れていますので、麺の茹でかげんにムラがない。ズズーとすすってのどごしさわやか。ああ、朝はこのくらい軽い麺類がうれしいですね。
ツユも特にカツオが香ることもありませんが、サラッといただけます。天かすがツユを吸うとなんてウマいんだ。そしてツユにも油が出てくるという相乗効果。思わず全部飲んでしまいそう。
ゆったりコーヒーでも飲んで・・うん、店内も広いし静かだし、搭乗を待つにはもってこいな雰囲気ですね。
T氏「でも空港に来たからにはラウンジもいきたいな」
というわけでラウンジにやってまいりました。パンもあるし飲み物もいくらでもあります。なぜ最初からここに来なかったのでしょう。
T氏「いやー、パンだけの朝メシってのも味気ないしな」
なんとなく順番が逆な気もしますが、オレンジジュースで目を覚ましましょう・・天気予報で「全国的に雨でしょう」と言っているのは聞こえないフリ。
T氏「まいったなー。北海道も雨だってよ!雨でも大丈夫なコースなの?」
むむ、せっかく聞こえないフリをしていたのに。実は雨の想定は1ミリもしておりませんので、てるてる坊主でも作っていてください。
ほんのちょっと広めなJクラスで出発〜!1000円プラスでこの広さアップはうれしいところです。
新千歳空港に到着。レンタカー総合窓口に行って、送迎バスに乗ってレンタカー会社の店舗に。これから3日間お世話になります、マークXさん。まだ10月なのに当たり前のようにスタッドレスタイヤをはいていますね。北海道だなあ。
T氏「二人なのに大きいの借りたんだな」
いや、コンパクトカーを頼んだ気がしたのですが、さすが北海道、これがコンパクトなんですかね?土地も車も大きいのだな。(レンタカー会社がサービスしてくれたらしい)
北海道らしい水も購入して気分を盛り上げて出発しましょう。今回は車移動ばっかりですからT氏、覚悟していてください。
T氏「まあ俺は助手席だからいいけど。まずはどこに行くの?」
まずはえーと・・・
新千歳から約1時間、運河の町・小樽にやってまいりました。以下次回。
新大和 東京都大田区羽田空港3-3-2 羽田空港第1旅客ターミナル 2F