横浜で文化的活動を④ コンサート後は別れのワイン ペッシェドーロ

日産とファイナルファンタジー(以下FF)をこよなく愛する後輩Cに連れられてきた横浜、本来の目的はFFシリーズの音楽をロンドン交響楽団が演奏するファイナルシンフォニーⅡを聴くことでした。

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一応旅と食べ物のブログですので、演目とか感想は書きませんが、音楽というのは音を楽しむものなんだなあと非常に納得させられました。

素晴らしかったなあ。Cよ・・・ってアレ?どこいった?

Cはすぐ近くの席にゲーム音楽界のカリスマ作曲家・下村陽子さんを発見してしまい、舞い上がっています。サイン入りCD持ってるのが自慢だもんな。

「下村さん、楽屋に行っちゃいました」

では今楽屋の中は、FFシリーズの楽曲を手がけたゲーム音楽界の神・植松伸夫さん(今回のコンサート首謀者)や下村さんなどがみっちり詰まっているわけだな。

「は、入りたい・・・!」

もちろんそういうわけにもいかないのですが、ところが・・

 

もう9時だよ。腹減った。晩飯の店は開演前に色々調べて決めておいたから任せてくれ。

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というわけで、みなとみらいホールすぐ近くのペッシェドーロに来てみました。昼間に山下公園近くで地中海料理なんて看板を見たので、なんかピザでワインを飲みたくなったのです。

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まずはワインメニュー・・あ、エスト!エスト‼︎エスト‼︎!ディ モンテフィアスコーネがある。コレにしよう。

「即決ですね。そんなにうまいんですか?」

うーん、酸っぱくってスッキリしてるから、うんと冷やしたのをゴクゴク飲むと気持ちいいんだが、特別うまいかと言うとそうでもない。

「じゃあなぜ即決」

刑事コロンボの傑作「別れのワイン」で、最後にコロンボが犯人にふるまったワインがコレなのよ。だからコレがあると必ず飲む。そしてコロンボの好物であるチリ・コン・カンがあればやはり注文します。そう、私はピーターフォーク自伝も読むほどのコロンボ厨。

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わーい、来た。じゃあCはウーロン茶でカンパーイ。うん、甘酸っぱくて渋みがない、ほんとブドウジュース。

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つまり何の料理にでもそこそこ無難に合ってしまうので、テキトーに頼もう。生ハムとサラミの盛り合わせと、バーニャカウダもいいな。えーと、肝心のピザは

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フォルマッジがあるじゃないか。ゴルゴンゾーラが好きだからそれにしよう。

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あとそうだ、芋大好きなCのために鳴門金時のグリルでも頼むか。芋のグリルってつまり焼き芋だよな。

「最高です。芋とカボチャこそ至高。この世の芋は俺のもの」

ああ、全部一人で食べっちゃったよ。まあいいか。

さて次回、Cにとっての大事件が起こります。