夕食用の魚を仕入れ、何をどう食べようか考えながら北関東自動車道をひた走る‥
腹時計によればそろそろお昼。夜は魚で確定だから肉にしようかな。トンカツもしくはカツカレー‥いや最近トンカツ率高すぎだろ。たまには衣をはがしなさいといういうワケでステーキにしよう。
前橋南ICから一般道に戻り、伊勢崎オート方面へ。レジャーランドという派手な遊戯施設の近くにあります「ステーキハウス ビーノ」さんに到着しました。やたらと広い砂利の駐車場にはクルマが数台。オープンの11時半をちょっと過ぎたばかりなのに繁盛しているなあ。
店員さんが少ないお店だけど大丈夫かしら‥心配しながら入店しましたが、無事カウンター席に案内してもらうことができました。
この日は日曜だったのでランチはナシ。レギュラーメニューは専門店らしく絞られています。ハンバーグは頼まない教団のため、和牛サーロイン・上州牛ヒレ・オーストラリアキューブロールの三択。
キューブロールを250gか300gくらいガツンと行きたい気もするけど、こちらに来た以上はやはりヒレを食べた方がいいんだろうな。とある理由で‥
そこに550円のセットをつけるとちょっと予算オーバーかな?ライス単品にしておきますか。上州牛ヒレステーキとライス、バターをニンニクバターに変更(無料)、焼き方はレアでお願いしました。ベリーレアやミディアムレアなど細かく対応してくれるみたいです。
昼はお休みという一品メニュー。スペアリブとトマト&チーズを並べてワインを楽しむ夕べなんてやってみたいね。
アメリカンというかウエスタンな店内でちょっと異質な上州牛の文字。個体識別番号も掲示されていました。ふふふ、これから美味しくいただいてしまうからね。
まずはソースが運ばれてきます。山岡家にでも来たかと錯覚してしまうニンニクに目を見張る。
そして登場しました、上州牛ヒレステーキ!ヒレとしては特大の200gという大盤振舞。そしてどうですこのビジュアル、この既視感は。
そうです、ミスター味っ子のステーキ勝負で小西さんが出した「ベーコン巻きステーキレモンバター添え」そのまんま!味っ子者としては頼まないワケに行かない!
ライスはグンマのお店としては控えめというか、ごく普通のお店の普通盛りくらいです。
その昔、どうせグンマ盛りだろうと半ライスを頼んだ時は肉との調整に苦労しました‥いやウソだ、調整不可で圧倒的肉余りになってしまったのだ。お値段も半分の70円でビックリした記憶が。
ホラ見て、和牛の香り高きヒレ肉に香ばしいベーコンまでついてくるんだよ?こんなの半ライスじゃどうにもならんでしょ。
レアの見本のような焼き加減、たっぷりのニンニクバターを塗りつけてもさっぱりあっさり食べさせる醤油ソースとレモン。バクバクいけてしまう危険極まりないステーキだ。すばらしい、すばらしいぞう!
そもそも「赤身肉を美味しく食べよう」という工夫を上州牛でやってしまうのがズルい。塩胡椒だけで十分うまいものに対白メシ特化型の技を加えすぎだ!やりすぎ最高だ!
ランチタイムは味噌汁までつきます。いやホントなんでよ、ご飯が不足がちって言ったでしょう?油揚げと豆腐たっぷりの家庭的な美味しさで、足りない足りないと一人令和のコメ騒動。
せっかくだからおろしニンニクもドカンとのせてしまえ!バターと合わせてニンニクツインターボでもう大変。やっぱりここは山岡家だった?
ベーコン巻きステーキにニンニクがっちょりはメシどろぼうと見つけたり。つまりご飯とのマリアージュ勝負であれば、小西さんが味っ子を討ち取っていたということだ!
確かな仕入れと昔ながらの工夫を守るステーキ店がずっと人気なことが一番素晴らしい。いつまでも続いてほしいお店です。グンマの誇りとして上毛かるたに載せるべき。
ビーノ 群馬県伊勢崎市連取町519-1