様々な世界を救うこと数百回、常にギルド1番の誇り高き戦士であるKさんと行く沖縄、最後です。
Kさん「レンタカーを返して搭乗手続きをして・・と考えると、動ける残り1時間といったところですが、どうします?早めに空港向かっちゃいます?」
いや、道の駅いとまんのすぐ近くに気になるところがありますので、最後に覗いていきましょう。
Kさん「車で2分、もう着いた・・ここは?」
泡盛まさひろギャラリーさんです。沖縄に来て泡盛を買わないなんて、マイケルのコンサートでビリージーンを聴かずに帰るようなものだと思いませんか。
Kさん「美ら海水族館に行かないのもマンインザミラー直前に失神してしまうようなものでは・・」
あれ、実は根に持っていたのですね。次回は行きましょ。
入るといきなり泡盛用のカメが・・・って、98000円という値段が。展示でなくて売り物?
Kさん「※ディスプレイ用って、そうでしょうね。仕込み用に買って帰る豪傑もいないでしょう・・あれっ?」
Kさん「こっちには一家に一つあると便利なこと疑いなし!90リットルのコック付壺がありますよ。いかがですか?」
43度古酒入りで348200円!もしかしたら安いのかも。
Kさん「買ったとして、本州にも送ってくれるんですよね。プチプチで包むのかな・・・」
NC、NRでお願いします。
まず1階は泡盛売り場です。年度を選べるヴィンテージボトル!いきなりスゲーの来ました!
Kさん「1999年ものから選べるのですか。2000年問題と戦ったあの日が懐かしい・・」
その頃から仕事としてプログラムに携わっていたのですか?ベテランだなあ。
店員さん「店内ほとんどの商品はご試飲いただけますのでー・・・運転でない方は」
・・・ですよねー。いいです、見た目とラベル情報で選びます。まずは五年古酒・まさひろ甕貯蔵ですか。5年もので35度で3000円は安い。
店員さん「そちらはこの直売所のみの販売になっております」
おお、しかも限定販売!これは購入まったなし。
店員さん「直売所限定ですと、こちらの蔵出し15年古酒もそうです」
40度の15年古酒360mlで3000円!?バーゲンプライスすぎませんか?買う買う!!
泡盛つけ込み梅酒「梅人」・・・これは珍しいかもしれない。いちおう買っておきましょう。梅酒はたまーにしか飲まないから、お土産用ですな。
購入したら福引がありまして、泡盛のワンカップが当たってうれしい。おや、Kさんも何か買ったのですね。
Kさん「ここの泡盛のロゴが入ったオリジナル前掛けを・・・」
なぜ。
Kさん「うーん、なぜでしょう?ちなみに福引の景品はうまい棒でした」
昔の沖縄の家にはこういった古酒蔵があったのですね。
店員さん「戦前は300年ものの古酒とかあったそうなのですが・・」
戦争でパカパカ割れてしまった、と。なんてことだ!こんな悲劇は二度と繰り返してはならない!
Kさん「全くです。300年ものなら私でも楽しめるまろやかさだったでしょう」
店員さん「泡盛の歴史に興味がおありでしたら、2階が泡盛博物館になっておりますのでご見学をどうぞ。今日は日曜日なので工場見学はできないのですが」
Kさん「行きましょう行きましょう」
2階に上がる途中にイカすポスターが。昔のポスターって、なぜこんなに味があるのでしょう。
Kさん「私も好きなんです。大して美人にも見えませんが、素敵ですよねえ」
おそらくメインの展示である様々な古酒コレクションは撮影禁止。とりあえずそれ以外の展示をちょっとだけ。
Kさん「泡盛の由来がありますよ。泡立ちでアルコール度数を計ったから泡盛・・?度数で泡立ちが違うんですかね」
猪口につぎて泡を盛するの図があるからそうなんでしょうね。今度やってみようかな・・・でも実は19世紀までは単に「サキ」と言われていたそうです。泡盛って最近の名称なのか。
そしてやはりイカすポスターの数々もあります。うむ、これは素直に欲しい!
Kさん「見ながら飲んだら最高でしょうね。昔のポスターに味がありすぎる理由は・・」
泡盛は寝かせて味わう!つまりポスターもそういうことですよ!
Kさん「たまにはいいこと言いますね。しかし」
Kさん「なんだかんだ一番味があるのは、このおじいのイラストですね」
うーむ、これは醸されております!このくらい味が出ると、タバコがない方が違和感がある。
Kさん「お互い吸いませんが、味のあるおじいにタバコは必須なのかもしれません」
さて、大変勉強になったところでそろそろ空港に行きましょうか。
Kさん「グッバイおきなわが近づいてしまいました」
ほんのちょっとですが、小腹のスペースができたので沖縄そばでもと思ったら、空港食堂さんが満員・・なので、フードコートでソーキそばを。
Kさん「ゴワゴワ麺にたっぷり紅ショウガで、非常にジャンクな味。これは安心の名物ですね」
沖縄料理の多くはジャンクなうまさと言ったら怒られそうですが、なんとなくそんな気がします。
飛行機内で飲む用にバヤリースマンゴーなど買っておきましょう。
Kさん「あれ、初めて見た。そして安心安定の味っぽい」
ちょっと飲んでみたら、信じられないくらいマンゴー味です。果汁10%なのに・・!
Kさん「化学の輝かしき勝利ですね」
というわけで、さようなら沖縄〜。
Kさん「突貫ですが非常に充実でした。次は2泊ですか」
茨城空港は車置き放題だし、2・3泊いっちゃいましょう。いやー、こんなに簡単に沖縄に来ることができるとは、茨城空港バンザイ!スカイマーク、エラい!
というわけで、沖縄の反芻をしながらいただく15年古酒。3年ものや5年ものにはない、異常ともいえるまろやかさなのでした。
泡盛まさひろギャラリー 沖縄県糸満市西崎町5−8−7