桜木町駅近くの野毛という街。午後の3時4時くらいから飲める店がたくさんのけしからん街。疫病前は2ヶ月に1度くらいのペースで野毛会なんてハシゴ大会をやっていたもんです。
そろそろハシゴもアリ寄りのアリなムードだし、久しぶりに行きますかーッ!え、今までもどこでも行って飲んでいたじゃないかって?外食の灯を消さないためです、社会のためです。
野毛会の待ち合わせはいつも桜木町駅の川村屋さんの前。出汁の香りに誘われて、スタートからいきなり蕎麦をすすったこともありました。そんな桜木町の顔とも言えるお店が3月いっぱいでおしまいということです。残念。
さて、野毛ちかみちを通って数軒回ってみたものの、いや〜混んでる混んでる。ちょっと名の知れたお店はどこもお客であふれている。飲み屋街の喧騒が戻るのは喜ばしいことだけど、どこにも座れないのはちょっと困るぞ。
「野毛とんちゃん」さんなんていつも人気だし、そもそも大きなお店じゃないし、4人なんか入れるわけが・・一応聞いたらギリギリ入れるって。やったー!
え〜と、友人3人は生だよね。ぼくは・・いつも黒霧ロックというのも芸がない気がするな。よし、チャミスルにしてみよう。360mlの瓶ごとください。
あとはスグデルメニューをいくつか頼んで、ここはお肉も割とスグに出るのでみんな勝手に頼んでしまうがいい。
お通しはぶつキャベ。ただのキャベツなんだけど、なんとなくやめられない止まらない。
そしてショットグラスまでキリッと冷えたチャミスルでかんぱ〜い。今回は数年ぶりに再会した友人もいらっしゃいます。最近は何をされているのですか?
友人「インディーズAVの制作など・・」
ブフっとチャミスル吹いたわ。いいね、何か創作していないと死んでしまう根っからのクリエイターなんですね、すごい!
白菜キムチにセンマイ刺しのスグデルメニューはいつだって素敵だ。
ウマい肴に面白いというか濃いお話、飲みはやっぱり対面に限るな!オンライン飲みってやったことないけど。
富士には月見草、そして冷えたチャミスルにはチャンジャがよく似合う。細かく刻まれて、チョビチョビとなめるのににピッタリ。キムチもそうだけど、辛味より甘味とコクが強くてクセになりそう。そして友人のコクとクセが強い話が止まらない。やめろっ、作品を見たくなるじゃないか。
じゃあ焼きますか〜・・・って、ここはとんちゃん、たぶん「豚ちゃん」ですよ?いきなりタン塩・カルビ・ハラミの牛3点盛を頼むのは誰ですか?豚3点盛りなら990円なのに、コレって2,200円の当店セレブメニューよ?
次の2皿も牛ホルモン3点盛に鶏しお3点盛とか豚ちゃん不在!あ、トリを頼んだのはぼくだ。せせり大好きなんですみません。
店員さん「は〜い、おっぱいお待たせ・・あれ頼んでない?あっちのテーブルだったかな。まあいいや、サービスね」
やった〜!しかし初の豚が間違えてのサービス、しかもおっぱいというのもなんだかアレですな。珍部位っぽいですが脂の強さとコリコリ感が良い塩梅で、ちっともゲテモノではなく美味しいですよ。
肉は出揃った、焼け焼け〜!に、にぐぅぅぅ!あ、お高いだけあって牛のハラミうまいわ〜。鳥皮はやっぱり最高だわ〜。
甲類焼酎はあまり飲まないのでチャミスルって久しぶりだけど、焼肉の際はアブラをうまいこと流してくれていいもんですね。キンキンに冷えていてこそだけど。
野菜も食べるのだぞとばかりに野菜焼盛も。長ネギと玉ネギのWネギが嬉しい。
一軒目だというのににんにく焼きまで頼んでしまうのは走り過ぎじゃない?見事にピンボケなのは飲み過ぎじゃない?
とかなんとか言っているうちにチャミスルが空いて、そのマッコリは何杯目なのだウルトラマン。何度も言うけどまだ一軒目、まだ5時とかだからね?
さて、外待ちの方も出てきたようなので河岸を変えますか。次は・・さらに混みそうな時間だしな、どうしよう・・よし、あそこに行ってみよう。
野毛とんちゃん 神奈川県横浜市中区野毛町2-71