飛び込んだお店でどんちっちアジの姿造りや極上海苔のとろたく巻きに出会う。十三の引き出しよ‥! 太郎坊寿し(淀川区・十三駅)

三泊四日アクトレスガールズ漬けの大阪、二日目のつづきです。

昼にアクトレスリング、夜にヴァルキリーアクトリウムを楽しみ、ホクホクと帰ってきた十三。駅近くで飲んで楽しかった今日をシメるとしよう。

‥あれれ、西口の通りは夜になるとセクシーなお店の呼び込みだらけじゃないの。

一人でほっつきあるっているオッさんなど、彼らからすればカモがネギしょって鍋まで持っているのも同然。いらんと言ってもず〜っとつきまとってきます。

え〜いめんどくせぇと逃げるように飛び込んだのは「太郎坊寿し」さんです。十三西口は妙にお寿司屋さんが多いので、機会があったらどこかに入ってみようと思っていたのでした。

入る直前まで呼び込みがくっついていたので、写真は翌朝撮ったモノです。

10人以上座れそうなカウンター席に先客はナシ。職人さんとほぼタイマンだ。

まずは高砂の山廃純米を二合。お通しは白身魚とワカメの煮物。分厚いワカメによく味が染みて、期待感がグングンアップ。

すぐそこのホテルに帰って寝るだけだし、じっくり飲むとするか‥まずは何か切ってもらおう。

おすすめの盛り合わせかな?でもさばきずしも関西っぽくていいな。

天然たい天然まぐろも気になるところ。あれれ、活けあわび2,500円って安くないか?

職人さんが「ハモかアジ、良いのありますよ」と。

なるほど、本日のおすすめに書いてあるね。甘鯛やキンキの焼きもうまそうだけど、ちょっと時価が怖いメンバーだな。

‥よし、どんちっちアジのお造り大きな岩がきを願いま〜す。

ホントに巨大な岩がきがキター!

うまくて‥うまいです。語彙を失うほど圧倒的で感動的な磯の香りの粋。

通常の生がきは一口でペロリだからツマミパフォーマンス低めだけど、包丁が入った岩がきってヤツは四杯五杯と飲めるのだ。

ブランド魚・どんちっちアジはなんと姿造りで登場だ!

呼び込みから逃げて飛び込んだお店で、こんなトンデモな造りが出ちゃうの?十三すごい!

ピカピカのアジは醤油に油膜ができるほどの脂乗り。青魚らしい香りも高く、ネギや生姜なんていらないようだ。うめえ〜!お酒二合で足りるワケねえ〜!

海苔巻きで飲むの好きなんだよね。激辛!名物太郎坊巻き‥辛い海苔巻きってどんなんだろ。

しかしここは素直に好物で行こう。とろたく巻きを最高級海苔で願いま〜す。海苔の変更ができるって珍しいからね。

ゲタとガリが出るとお寿司屋さんムード全開。

とろたく巻きはネギトロ&刻み沢庵ではなく、鉄火巻きとしんこ巻きのハイブリッドでした。

ああ、この形状は沢庵の歯ごたえが冴えますね。とろはもちろん美味しい。が、何よりも‥なんですかこの海苔は!パリリと軽く香り高く、本当に最高級だ!

なんか楽しくなってきたな。はまぐりのバター焼きなんて罪深そうなお皿を頼んじゃおう。

さすがお寿司屋さんのバター焼き、見た目は酒蒸しみたいに上品。でもしっかりバターが香ってね。プリプリの身はえも言われぬ旨味があふれてね。

満を持して握りに突入するか。

これは外せない天然まぐろいわしを‥あ、いわしはもうおしまいですか。ではさば‥そっちも終わり?そうか、もう9時だもんな。どうしようかな。

職人さん「光り物でしたら先ほどのアジが二貫分くらいあります」

おお、どんちっち握り!願ってもない、それで行きましょう。

天然まぐろ。厚めの切身に小さなご飯。個性的な形の握りはツマミ特化型といった風。

良いまぐろですねえ。赤身らしい旨味がギッチリ詰まっている。コレ2個で500円はお値打ちだなあ。

タテに切ったあじ握りって珍しくない?大ぶりなどんちっちアジだからこそ出来る形。たっぷりの身を味わってからまろび出す酢飯。ああ、寿司ってうまいなあ‥

いか明太巻きを最高級海苔でやったらもったいないですかね?でもお願いしちゃうよ、海苔が好きなんだもの。

はあ〜、やっぱりパリっと心地よい。うまい海苔と、ピリリと旨い明太と、コッキリした歯ごたえの活きたイカ。おつまみ巻きに最適だ。

シメに芋ロックとお茶をいただいてごちそうさま。こ、この湯呑みは‥正直、欲しい。

決して「安い‥」という金額ではありませんが、ツマミもお寿司もしっかり美味しく、大変楽しいひと時となりました。これはもう、しつこい呼び込みに感謝だな。

飛び込みで入ったお寿司屋さんでこんな良い思いができる十三、ちょっとうらやましい街なのでした。

太郎坊寿し 大阪府大阪市淀川区十三本町1-8-4