一年の計は佳肴にあり。今年も佳い酒佳い肴に会えますように 佳肴 岡もと(東山区・清水五条駅)

京都で年越し、メインイベントである元日の夕食となりました。

Googleマップで見てみると、滞在している四条のホテルからお店までは徒歩で36分とのこと。お腹を減らすのにちょうど良さそうだから歩いてみよう。

四条駅から馬町のバス停近くまで‥なんだ、30分で着いてしまった。

いい感じに準備運動を済ませ、ばっちりご馳走をいただく準備が整いました。「佳肴 岡もと」さんに入店です。

ここに書くの何ヶ月ぶりになるんだろ。(長くなるから)書くのをサボっているだけで、実は毎月来ております。メニューが月替わりだからね、しかたないね。

カウンター八席、おまかせコースのみの完全予約制。コースがいくらか知らないのですが、これでもかと日本酒をいただいても2万くらいなので、普通の人はもっと安いはず。

みなさんちっちゃい生ビールで始めているところ、いきなり日本酒をお願いします。會津の宮泉 純米にごり。めったに飲まないにごりだけど、口当たりの柔らかさは一杯目にもってこいな気がする。

まずは温かい一品ということで、トラフグ白子。いや「まずは」でトラフグの白子はないでしょう、すごすぎる。湯葉と菜の花とイクラまで乗っちゃって。

いつもフグ大好きな友人と来ているのに、たまに一人で来たときに出てしまうとは。いや〜良い白子ですと写真と一緒に送っておこう。

岐阜の養老より醴泉 純米吟醸 飛騨誉。養老ですよ。老いを養う若返りの水ですよ。ぴちぴちフレッシュ、確かに若返ってしまいそう。

お次はなんともおめでたいお皿が。正月だなあ。

車海老・茶ぶりナマコ・カズノコ・クモコ黒豆に岡もとさんお得意の黄身酢をつけて。

茶ぶりのナマコはコリリと引き締まってなんてうまいんだ。黄身酢と海老の合うことよ‥しかし一番の驚きは黒豆だ。あの、こんなうまい黒豆初めてなんですけど。ぼくが横綱だったら、こんな豆を煮ることができる人と部屋を作っていきたい。

大分の「いいちこ」で有名な酒造が醸す日本酒、和香牡丹 八蝶 ヒノヒカリ

青リンゴみたいに爽やかで、日本酒が苦手という人でも飲めてしまうかも‥でも苦手な人に無理に勧めることはしません。こっちの分が減っちゃうからね。

煮物椀はアワビカブ

クニクニとポックリの対比が面白いなあ。アワビって好きなんだなあ。

岩手のもち米純米酒 月の輪。もち米のお酒なんて味醂みたいにモッタリ甘いのでは‥なんて思ってすみませんでした。飲み口は柔らかく後味はシュッとして、なんとも料理を呼ぶお酒じゃありませんか。

お造りは明石サワラの桜スモークと金時にんじん

大変だ!好物のサワラ刺身!しかもスモーク!嬉しい要素しかないじゃないか。生サワラの特有すぎる旨味と戦うお酒は‥

はい、親の顔より見た埼玉の神亀 搾りたて生酒です。

「搾りたて生」なのでいつものヒネヒネな熟成香はありません。そのかわりと言ってはなんだけど、すごく重厚だ。ホントに生酒なのか。

次から次へと肴の小皿が出る岡もと流八寸。初手はもちろん毎度のイワシ辛煮です。

酢などを使って計5時間ほど煮たイワシに本枯節の粉をまぶす。佳肴の象徴と言わんとせんければなりませんでしょう。

アンコウと戦車のまちより月の井 無濾過生原酒。コメの味がガツンと来て、生酒だけどなんだかぬる燗で飲んでみたくもなった。

ブリ・辛味大根・海苔・水菜を‥「和えた」でいいのかな?そんな感じのやたらうまい佳肴。

辛味大根は「からいね」って品種だそうです。その名の通り鼻通りが良くなるほど辛く、ブリの脂と最高の相性。

海老芋の白味噌仕立て

甘い白味噌に浮かぶは海老芋。こんなに京都らしい肴は、あとは夏の落とし鱧くらいでしょうか。甘くまったりしたところにカラシが効く〜。

滋賀の不老泉 杣の天狗 うすにごり

養老に不老泉に、なんだかおめでたいお酒がたくさんですね。でも不老という名前に反して、開けた瞬間からどんどん味が変わっていく、まるで諸行無常な風味がおもしろい。

トラフグ身のアワビ肝まぶし

器は小さいけど味は超弩級の肴が来た!もう一度言います、トラフグの身にアワビの肝!友人にまた写真送ってしまおう。「またフグ出たよ」‥とね。

和歌山天然クエの油通し おろし仕立て

トラフグの直後に‥クエ?こいつは春から縁起がいいなんてレベルの話じゃないぞ。おそろしいまでの旨味はまさしく白身魚の頂点。

そろそろ食事モードということで、自動的に焼酎に切り替えてくれました。ありがたきものは行きつけのお店。

焼芋ベニハルカ 燃やせ!イモもココロも!‥あ、これ名前ですか。

焼芋焼酎独特の濃厚な甘さは一度ハマれば抜け出せない。

お食事第一弾はおなじみ鯖寿司。スグキと実山椒二つのお味で。

お腹にたまってきたところにスッキリした酸味が効くんですよ。おかげでもうちょっと入っちゃうんですよ。

これまたおなじみ、シャポーンコンソメにフカヒレと玄米麺

飲んだ後にスープがうまい一口麺。ヨッパライの夢はここにあり。

だがこの麺でまた焼酎を飲んでしまうのだ。ダメなヨッパライだ。一年の計が元旦にあるとすれば、今年もダメダメな流れだ。

大海 春薩摩旬あがり。シャポーン鶏も鹿児島からお越しです。産地を合わせるのがお酒の基本とどこかで聞いた。

奈良のコットンベリーと藻塩ジェラート・抹茶100%ソース

藻塩ジェラートは岡もとさんちで登場率高めのうまうまスイーツ。そこに今どき流行りの白イチゴとは。フグも好きだがイチゴも好きな友人に写真送ってやろう‥そろそろコロされるかもしれん。

目の前で包んでふかしてくれるのが嬉しい饅頭。本日は黒胡麻と芥子の実入り生地に白あんです。

この辺で饅頭とお茶が怖いというベストなタイミングで出してくれます。いつもはお茶をすすりつつタクシーを待つのですが‥

もう一杯トドメに飲んじゃえ。大金の露でいただく饅頭、イイデスネ。

最初から最後まで美酒佳肴、大変ありがたいお正月となりました。今年もほぼ毎月お世話になると思いますのでよろしくお願いします。

帰りはさすがに歩かずタクシーで。そして翌朝6時台の新幹線ですっとんでグンマに帰るのでした。理由?早い時間の方が新幹線の隣席が埋まる率が低いから。

佳肴 岡もと 京都府京都市東山区常盤町470-4

夏の佳肴