BitSummitというゲームのイベントのため京都まで。毎年楽しみにしているイベントですが、7月開催はどうかと思うぞ。お祭まるかぶりだし、どちゃくそ暑いし。10月くらいにやってくれい。(だが来年も7月)
なんだかんだ言いつつ、友人たちのブースも大盛況で楽しいイベントでした。帰りの新幹線でちりめん山椒おにぎりを食べていたら思い出した。北千住でのイベントもたしか開催期間中だったぞ。財布にチケットは入っているし、寄ってみよう。
北千住のマルイで開催中の「都市伝説展〜みんなのオカルト50年史〜」を楽しみました。口裂け女とかコックリさんとかノストラダムスとかね、みんな好きだよね。都市伝説を解体したくなるよね。
さて、見学を終えて時計を見ればおおむね11時。駅の近くで牛骨ラーメンでも決めようと思いましたが、あまりに暑いので外に出たくない。マルイのレストランフロアで済ませよう。
外に出たくないのはみなさん同じのようで、各レストランともすでに外待ちが発生しているじゃないか。どうしよう・・あ、あそこはギリギリいけそうだと飛びこんだのは、京都発祥のとんかつチェーン「名代とんかつ かつくら 北千住マルイ店」さんです。数名のお客さんが店頭で入店会議をしていたので写真はナシ。
京都の友人が大変なかつくらさん推しで一度は食べろと言われていましたが、まさか京都から帰って来たその日に東京で食べることになるとは思わなかった。江戸の仇を長崎でってヤツ?ちょっと違う?
メニューは曽我の屋の豚かつという高級肉か通常のとんかつ、ヒレorロースとグラム数を選ぶだけとごくシンプル。ウソです、エビとかクリームコロッケもあったけど、あまり選択肢に入らないので写真も撮らなかったの。
おにぎりを食べて3時間くらいなので、大きなロースをがっつり行くのは厳しいかもしれない。曽我の屋の豚 ヒレを八十ぐらむで願いま〜す。
夏に嬉しい賀茂茄子の揚げ浸しや好物のカツ重もあったことに気がついたのは注文を済ませてからでした。やっぱりメニューはよく見ような。
テーブルに置かれたお茶をひとすすりして2度ビックリ。まずは熱いお茶と思ってすすったらキーンと冷えたお茶だった。そしてめっぽうウマい京番茶だった。いり番茶というヤツだな。荒戎どもが揃う足立区(失礼)にいることを忘れてしまいそう。
友人にもらったことがあるかつくら漬をお茶請けに楽しんでいると、ゴマとすりこぎが運ばれて来ました。
店員さん「こちらのゴマとソースのご利用方法はご存知ですか?」
んがっ?知らねえ・・ソースってダバダバかけるんじゃないの?思わぬ質問にショック死しかけて「はい大丈夫です」と言ってしまった。
そ〜っと「かつくら ソース 食べ方」で検索しようか・・いや、メニューの冊子に説明があるじゃないか。やっぱりメニューはよく見ような。
ゴマを擦って、そのすり鉢に卓上のソースを入れてしまうわけですね。とんかつソースとこいくちソースがあるけど、どっちが正解なんだ。
え〜い、両方入れてしまえ。ああゴマの良い香りだ。ここにカツを浸しながら食べるわけですか、そりゃ素敵にウマいでしょう。さすがみやこの方はオシャレな食べ方をするのですね。
ご飯・味噌汁・ヒレかつと勢揃いして、かつくらセット完成!ご飯と味噌汁とキャベツはおかわり自由という大サービスです。
80ぐらむなんてお子様ランチのハンバーグサイズじゃないかと心配でしたが、ご飯の一杯や二杯はカバーできそうな面積を保っています。叩いてのばしたタイプかな?
粗めのパン粉がふっくらと美味しそう。油はラードではなく植物油なのかな、いかにも軽そうなスッキリした香りがします。
山盛りのキャベツにゆずドレッシングをかけてベジファーストいきま〜す。
ワハハ。笑っちゃうほどキャベツがうめえ。包丁人味平のキャベツ切り対決で決め手となった「ふんわりとやわらかそうなキャベツ」がきっとコレ。ふわっふわなの。ふんわりキャベツによく絡む、穏やかな酸味のゆずドレッシングもうめえうめえ。
思わず帰りのレジでドレッシングを買ったのはいいけど、刻みが下手くそすぎて自宅再現はできないのでした。
お味噌汁は白味噌になりますが苦手ではないですか?と丁寧に聞いてくれます。そんな京情緒、いただかない手はございません。
軽く驚くほど甘い白味噌にカラシが効いて、いやこれは中毒性があるよ。京都味噌汁ツアー開催したくなるよ。
ご飯は麦飯。ちょっと好きだから嬉しいな。かつくら漬と味噌汁のポテンシャルからして、少なめコールを忘れたのは正解だった。むしろおかわり自由制度を活用してしまうかもしれん。
まずはカラシと塩でいただきま〜す。見た目の通りざっくりふっくら軽いコロモがうめえ〜!中のヒレ肉もきめ細かくなめらか〜!良い肉に良いパン粉に良い油、全てが軽くて上品で良いとんかつだなあ。
お次はどっぷりとゴマソースをつけてガブー。ぐわ〜、ワインの効いたシャレオツソースだ!ソースの旨味とゴマの香りを受け止める麦飯!なんてことだ、とんかつと麦飯がこんなに仲良しだったなんて。ワシワシとメシが進んでしまうじゃないか。某ドラマだったらワイシャツの袖をまくって戦闘モードに入るところだ。
キャベツが枯渇しそうになったところで店員さんが「キャベツのおかわりはいかがですか?」と飛んで来てくれました。すごいな、常にお客の食べっぷりを見ているのか。池波正太郎が喜びそうなサーヴィスだね。
キャベツはありがたくいただきましたが、さすがにご飯と味噌汁のおかわりは控えてごちそうさま。胃が空っぽの状態で入店して、大きめロースで麦飯二杯行きたいね。次はちゃんと京都のお店に行ってみようと誓うのでした。
名代とんかつ かつくら 北千住マルイ店 東京都足立区千住3-92 北千住マルイ 9F