群馬ではラチがあかんと横浜までポケモンGO!をやりに来たCに連れられて来てしまった横浜、つづきです。
C「ポケGOプラスを忘れたのは千慮の一失でしたが、よく考えたらノーマルポケモンGOの方がイカすボールを使えるので、その方がいい気がしてきました」
言葉の意味はよくわからんが、とにかくすごいプラス思考だ。
C「というわけで、港の見える丘公園に行きましょう」
ちょっと待て、かの有名な・・名前からすでにリア充のすくつな気がするのだがががが。
C「山下公園のあたりも歩くから色々とちょうどいいのです」
そういえば以前イングレスをやるために横浜まで連れてこられたような・・そうか、ポケモンGOの中の人はナイアンティックだからポータル位置は変わらないのね。
C「自分で指定しておきながらなんですが、めちゃくちゃ歩きましたね・・・」
いや、さすがに疲れた。どこかでビバークを・・と思ったけど、うわー、これは美しい!!
そうでしょうとも。港が見えるゾーンを華麗にスルーしまして、お花ラブのオーヤマさん好みであろう美しきバラ園に来たのですよ。
うむ、これはいい。苦しゅうないぞよ。
そしてかっちょいい建物もありますよ。あれは?
C「うおおおーーー!!」
なっ、なにが起きた?
C「群馬で死ぬほど苦労して、やっと一匹つかまえたオムナイトが・・ここにはゴロゴロしてるううう」
なんだよ、建物でなくてポケモンGO!の話か。
C「野毛山動物園ではあまり収穫なかったけど、ここはオムナイトの巣だよー。うえーん」
泣くな!満足したなら休憩できるカフェとか教えなさい。
C「ああ、もうちょっとです。行きましょう」
しかし美しい公園というか庭園というか・・これは素晴らしい。
C「今までは単なるバラ園でしたが、今年からイングリッシュローズガーデンという名前になったそうです」
おお、イングリッシュローズ!つまりロンドン在住のバンコランとマライヒ!これはあの二人のようにバラを背負って登場できるようになるかしら?美しさは〜、罪〜。ほほえみさえ〜・・・
C「でも顔はまるっきりパタリロですよね」
・・・放っておいてくれ。
C「はーい、着きました。こちらがカフェ・ザ・ローズさんです」
おお、これまたローズガーデンにふさわしい建物。カフェなの?これ。
C「このようにオススメメニューの黒板まで置いてある、れっきとしたカフェです」
・・・・ここ、我々二人で入っていいところなのかしら?
C「まあいいんじゃないですかねー。女子と美少年限定とは書いてないし」
まあ、マライヒがカフェオレでも飲みそうなテラス席があるではないですか。
C「・・・座りますか?」
いや、やめよう。おとなしく室内にひきこもろう。営業妨害とかしてはいけない。
あら、室内もいい感じ。先にテーブルでお金を払う式なのですね。喫茶店としては珍しい。
では何を頼もうか。いちおしはやはりローズティーなのね。
C「マリー・アントワネットとかジュ・テームとかおフランスな香りもただよっています。そりゃそうだ。薔薇といえば普通ベルばらですよね。ジュテーム、オスカル!」
華やかに激しく生きるのがバラのさだめ・・・うーん、私はただ風を受けながらそよいでいるだけで満足です。草むらに名もしれず咲いた花。
C「そもそも花すら咲いてない雑草感」
・・・放っておいてくれ。
気がつけば1万と数千歩歩いているので、ちょっと食べ物も補給してしまって良いかもしれません。でも夕食の量は多そうな感じだし、サンドイッチは行き過ぎかしら・・本日のフレッシュケーキかな。
C「クロワッサンとソフトクリームって危険な組み合わせもありますよ」
う、うまそうだな・・・い やいや、だから夕食が多そうなんだって!えーと、アイスコーヒーとキャラメルショコラをくださいな。
C「では俺はアイスコーヒーとアップルパイで」
まあ、美しいケーキと素晴らしい庭がベストマッチ!これこそ耽美な世界ですよ。パペピプペポパポパタリロ!!
C「ちょっと、そっちは耽美な雰囲気じゃない方の歌!」
C「俺のアップルパイも来ましたよ。これも美しい。花は爛漫咲きみだれ、のどかなごやか常春の・・」
クックロビン音頭?もっともっと耽美でないぞ、それ・・・その前にあなた何歳?
パタリロのカラオケ大会を開いていないでケーキをいただくとしましょう。チョコソースが描く不思議な模様がなんとなく古代遺跡のよう。どれどれ、パクリ・・・おお、キャラメルでショコラでフルーツだ!しっとりショコラスポンジにほんのり苦味のあるキャラメルがピッタリですよ。フルーツも思ったよりチョコソースに合うのね。ミニチョコレートフォンデュ気分だ。
C「アップルパイもリンゴが非常にりんごりんごしていてうまいです。雰囲気だけじゃないですね、ここ!」
キャラメル的なケーキには焙煎ばっちりのアイスコーヒーがよく似合う・・・イングリッシュなら紅茶でおフランスならカフェオレかもしれませんが、たくさん歩いたから冷たいものが飲みたかったのです。うむ、HP・MPともに完全回復だ!まだまだ歩けるぜよぜよー!
C「あ、まだ歩くんですか?俺はもう・・」
ちょっと、チルソナイトかなんかの大漁節で満足していませんか?
C「つかまえたのはオムナイト!チルソナイトはガラモンの入ってた隕石!」
・・・やっぱり何歳なんだろう?
やや、プリンセス・ミチコとかダイアナ・プリンセス・オブ・ウェールズなんてイカす品種のバラもあったのですね。写真は違うけど。ダイアナ先生なんてこの庭園のはるか以前からの元祖イングリッシュ・ローズですからあって当然か。
C「元祖とか初代というとコロムビア・ローズな雰囲気になってしまうような。美智子さまは俺の中では菊とか秋桜なイメージですね」
そうか?芍薬かもしれないぞ。そして歩く姿は百合の花。
よし、バラもたっぷり楽しんだので、中華街で自分用お土産のニラまんを買ってから晩飯の店に向かおうか。あと何千歩かしら?
C「ちょっとその前に寄らねばいけない店があります」
C「港の見える丘公園や外人墓地の近くに来たらこちら、『クレープ・ドン』さんに寄らねばなりません。これは法律です」
えっ?でも今アップルパイを食べて、晩飯まで2時間もない・・・
C「法律なのでしかたありません」
C「クリームチーズラムレーズン1つお願いします!」
またいろいろ盛ったね。
C「ここに来たらクリームチーズラムレーズンなのです。青島幸男が国会で決めたのです」
結局何歳なんだ、この男。
そしてこの後エビ料理専門店に行って、結局一番エビを多く食べたのもCでしたまる
カフェ・ザ・ローズ 神奈川県横浜市中区山手町111番地山手111番館内
クレープ ドン 神奈川県横浜市中区元町1-13