沖縄と女性を愛するT氏とめぐる沖縄本島、続きです。
スタッフ全員が女性という素敵な新機軸のお店、「鉄板焼ステーキ碧・国際通り松尾店」に来ております。前菜のサラダ、焼き野菜が済みまして、お次は?
おお、久米島車海老が焼かれているようですね。
T氏「俺たちのテーブル担当のHさん、ものすごく若く見えるんだけど、手つきは熟練してるよなあ。きびしい修行を積んだんだろうな」
そうですね。最初に席に案内してくれたり、飲み物を持ってきてくれたりする人たちは見習いでしょうか?なかなか厳しそうであります。
あ、見事な手つきでエビが焼きあがった模様ですよ。
上手に焼けました〜!まあ、タルタルソースも自家製。エビもものすごく食べやすそうにカットしてあります。殻からぺろっとはがして食べることができるようになっていますが・・
T氏「全部そのまま食うんだろ」
当たり前です。頭と殻こそがエビの旨み。カリカリ、ポリポリ。あー、頭が激ウマ。身はもちろんブリブリはじける素晴らしい焼き加減ですよ!
T氏「では俺も・・ポリポリ。あっ、頭ウマいな!」
そうでしょう。そしてしっぽ側はもちろん白ワインと仲がいいのであります。
あれ?でも2尾焼いてくれて、アタマは一個だけ・・もう一個は?と思ったら、Hさんがビスクドールのような妖しい美しさの腕で一所懸命にプレスしております。それはもしかしてエビせんですか?
Hさん「はい。エビせんです。カリカリになったら召し上がっていただきます」
まあ、どう考えてもウマそう!
そして大量のにんにくを炒めはじめましたよ。
T氏「これはもう反則のにおいがプンプンしないか?」
いろいろなにおいがプンプンしてヨダレが止まりません。なんだかオリーブオイルをドバドバかけていますが・・まさかガーリックオイルもついでに作っているのでは?
まあ!メインのもとぶ牛ヒレ肉がご登場あそばしましたよ!前半と後半二回に分けて焼いてくれる模様です。実のところデカいのをドカンと焼いたステーキが好みですが、たまにはこんなのも面白いでしょう。
まずはフライドガーリックが。
Hさん「そのままでおつまみでも、これから焼くステーキと一緒に召し上がってもおいしいと思います」
ええ、おいしいだろうと思いますよ。ではちょっとツマミに。カリカリ。うわー、ニンニクくさくて甘くてウマい!
やあ、Hさんが鉄板をゴシゴシ拭きはじめましたよ。使う油が変わる時は完全に拭き取るのですね。キレイになったところで牛脂を塗りはじめました。むむ、牛脂?つまり・・
わーい!メインディッシュの登場でござるよ!本日は「もとぶ牛のヒレステーキ」です!私は和牛のサーロインがちょっと苦手なので、和牛ステーキの際はヒレ一択なのです。すき焼きならハードな霜降り部位でも食べてしまいますが。
私は極レア、T氏はミディアムで頼みましたが、なかなか良い感じのレアですね!ガーリックチップと合わせて食べると・・・ちょっと!何か足りませんよ!Hさん、アレをください!
やはりコレですね・・赤身肉のウマさとタンニンが口の中でがっちりスクラムを!いやーん、ウマすぎる。
T氏「和牛の香りはそんなに強くないけど、肉の甘みが凄いな。いい肉だ、コレ」
もとぶ牛はオリオンビールのビール粕を食べているからウマくなるらしいですよ!ん?するとオリオンビールにバッチリ合うのかな?飲まなかったから知らない。
まあ、ステーキの合間にゴーヤチャンプルーとか作りはじめました!知らなかった、天国はこんな近くにあったのか・・そして二股のフォークが卵をとくのに便利なグッズだったとは!
T氏「でもさ、Hさんって無口なのかな。他のテーブルの女の子は焼きながら談笑している気がするんだけど」(小声)
T氏は気がついていないようですが、我々はものすごくガラが悪く見えるのです。沖縄特産のおばあならともかく、うら若き女性からすれば話しかけようがないと思いますよ。(T氏はスキンヘッドにライトブルーのサマージャケット、私は夜なのにサングラスをかけて派手なアロハです)
卵とゴーヤだけの極めて単純なゴーヤチャンプルーですが、これがウマい!白ワインがすっとんでいきます!冬季はにんじんしりしりらしいです。しりしり好きだから冬にも来なくては。
ヒレステーキの残り半分が焼かれはじめました。レアでお願いした肉は火の弱い鉄板の端でゆっくりと温められるのですね。なるほど、良い焼き加減になるワケです。鉄板焼きもなかなか便利だなあ。コショウのビンでヘンテコなジャグリングをしてくれなくても十分に楽しいですね!
二回目のメイン!うーむ、非常に好みな焼き具合。Hさんたら可愛い上に腕がいいとか、どんな高スペックなんですか!ポン酢もいいですが、やはりガーリックチップと一緒に食べてワインをゴクリがウマいですね!
エビせんも焼き上がりました!カリカリ、ポリポリ。こ、これは・・愛知の傑作エビせん、ゆかりだ!
T氏「コレはウマいな!これだけのために車海老頼んでもいいな!」
目の前でエビせんとか、鉄板焼きって本当に面白いじゃないか!開眼したかも。
ウソぉ!ヤメてぇ!という量の刻みニンニクと玉ねぎを炒めて、先ほどのフライドガーリックを作った時のニンニク風味たっぷりの油を取り出して・・まあ、とうとう私の中のメインディッシュが作られるのですね。
T氏「ニンニク、ニンニクオイル、ご飯・・・ガーリックライスか」
そうです。800円追加ですが、コレが食べたかったのです。ここに来る時見た牧志店は焼きたてパンが売りらしいので、それはそれでウマそうですが、やはり鉄板焼き屋さんのガーリックライスが食べたい!というわけでここ松尾店にしたのです
うわぁー!!見た目と香りだけでヨダレの海に溺れそう!
T氏「これはウマそうだな!よし、食べよう!」
もぐもぐ。むしゃむしゃ。ごくり。
・・・・
T氏「ウマい・・!もしかしたら肉よりウマい・・」
ちょっとウマすぎますね。ワインをおかわりしましょう!いやー、ランチだったらこれだけでいいですよ、ホント!!
ライス、つまりシメの食事ですので汁物も出ます。豚の中身のすまし汁。
T氏「俺中身汁好きじゃないんだよなー」
・・・ホントに沖縄の専門家なのでしょうか?この人。でも良い香りですよ。
T氏「うん、いい匂いだな。飲んでみるか・・あ、ンマーイ!これ!」
中身特有の臭さとかが一切ないですね!なんと上品な中身汁。フタにショウガがのってるのも面白いですね。
Hさん「こちらがデザートのぜんざいになります」
おお、冷たいという噂の沖縄ぜんざい・・・ただの素かき氷に見えますが、メガネが壊れたのかしら。
T氏「掘ってみな」
掘る・・?ザクザク。
おお、氷の下から白玉と、これは・・甘く煮た豆?
T氏「金時豆・・だと思う。うまそうだろ?」
なるほどー、ぜんざいと言えばぜんざいですね。どれどれ?パクリ。
あー、ひゃっこくてんめーや、こりゃ。早い話が宇治金時の宇治抜きですもんね。これはなんとなく、本州で流行ってもいいような。ところでコレがぜんざいならば、あったかい通常のぜんざいはなんと言うのでしょう?お汁粉?
T氏「ホットぜんざい」
・・・沖縄の方々のネーミングセンスは気取りがないというか、無駄がないというか・・・
というわけで楽しい夕食一次会は完了です。いやー、どれもうまかったですね!Hさん美しいし。酒も肉もうまくてねーちゃんはキレイだ!
T氏「ああ、ウマいしキレイだったな・・って、一次会?二次会もあるの?もう満腹だぞ」
今回の旅の目的は、実は次の店だったりします。というわけで次回。
鉄板焼ステーキ碧・国際通り松尾店 沖縄県那覇市松尾1−2−9