海なし太田でサバ以外の煮魚定食は事件です。しかも小骨一つない丁寧な仕事ですって 響都(太田市新井町)

昼メシ何がいいかな〜とつぶやきながら「とんかつ」や「カツカレー」でGoogleマップを検索するのはやめなさい。お酒を減らしてからというもの、揚げ物やニクで食べる白メシがおいしくなっちゃって‥

中性脂肪とかコレステロール等がエラいことになっていそうだけど、とにかく単純に体重がヤバい。今日は断じてサカナ、しかもフライとか揚げたのはダメだぞ。煮る・焼く・生から選ぶのだ。

というわけで和食メインで再検索‥おや、太田の街の方に行ったことないお店があるわね。

ユニクロやとりせんやステーキ宮があり、いつでも交通量の多い太田市新井町の新浜公園入口交差点。そこをちょっと北に行ったところにあります「響都」さんにやってまいりました。食べ物系サイトでは日本料理・居酒屋となっています。

駐車場は広々として10台以上は置けると思うのですが、空きが2台分くらいしかない。おかしいな、開店の11時半のまだ5分過ぎだよ?そんなに人気のお店なのかしら。

おすすめランチが掲示してあるから予習しておこう。月定花定と来ながら、雪定ならぬ藤定なんだな。検索した際のお目当ては左下の鮪定。マグロの刺身じゃなくてステーキなんですって。

和食屋さんの鯵フライなんてさぞかしおいしいでしょうが、揚げ物を食べないと決めてしまったので見なかったことにしよう。海鮮丼と鮪定との両天秤かな?

靴を脱いで上がると「いらっしゃいませ、一名様ですか?」とニッコリお出迎え。満席ではないようでよかった。

店舗右手に入ってすぐの四人がけテーブルに案内していただきました。奥には黒服の団体さん‥なるほど、駐車場の車は法事とかそういった集まりでしたか。

正式メニューのトップに来るのは静御膳。巴はないのね。お造り・焼物・揚物・焚き合せとフルコースでまさに御膳。そのままお斎としてアリなので黒服の方々はこの辺を召し上がっているのでしょう。

藤定のメインは豚角煮か〜。うう、鉄板でうまいだろうけど今日は肉ナシなんだよな‥入りにし肉の跡ぞ恋しき‥

焚き合せと鮪お造りの月定もヘルシー感あっていいな。手作りシュウマイを1ケからプラスできるみたいだから、ちょい足しすれば欠けたることもない定食になるよね、月だけに。カロリーも望月となる?そうだね。

ありゃ、別紙でいなだ煮付定なんてあったわ。いなだということはブリの二段階前、シン・ゴジラで言えば蒲田くん。それほど脂ノリノリではないということだ。しかも煮付なんてまさに本日求めていたモノじゃないか。出会って2秒で即決〜。

海なしグンマでサバ味噌以外の煮魚に会えるなんて事件ですよ。

やって来た定食は‥こっちはこっちでお斎が始められそうな、それはすでに御膳であった。

ブリ未満のいなだだけに、三枚おろしの一枚がドーンと来たよ。しかもこのどっぷり甘辛確定の色、相当な白メシハンターである予感がしますよ。

大盛りコールの記憶はないのにてんこ盛りのご飯はグンマクオリティ。煮魚を受けて立つ気満々ですね。脇を固める味噌汁はこの上もなく上品。いいねえ、家庭ではなく料理店の味噌汁だねえ。

まずは煮付をむしってご飯と共に。ああ〜、濃口醤油がこれでもかのしっかり甘辛、房総の民宿で出してくれそうな味だ。白メシがワシワシ進んでしまう関東者特効のうまさだ。

味見程度にワシワシしたら、熱いうちに茶碗蒸しをいただくとしましょう。煮付と違って、味噌汁同様の上品なお味。

玉ねぎの風味が効いたサラダはすごく好みで、もっと大きなお皿でもいいんだぞ。

切り干し大根は煮付のように濃い味付けでご飯のオトモだなあ。お新香には刻み高菜なんて混ざっちゃって、なんだかコメ不足の未来が見えてきたぞ。

まぐろ造りは非常に旨味が深いナイス赤身。三切れだけど戦闘力は高い!

一緒に煮られたゴボウやショウガもバッチリしっかりオカズになるのよね〜。色とりどりのオカズの中で影の番長のような存在だ。

濃厚甘辛な煮付でバクバク進むご飯‥しかし不思議だ。半身まるっとあるはずなのに、小骨の一本も当たらない。まさか全部取り去ってくれてます?サバ寿司アジ寿司じゃあるまいし、煮付でそこまで丁寧な仕事しちゃう?

味付けのメリハリ、仕事の細やかさ‥なんでこのお店を今まで知らなかったんだ、ぼくのバカ。通わなくてはバチが当たってしまう。少なくとも鮪ステーキと海鮮丼は早いうちにクリアしよう。

響都 群馬県太田市新井町562-4

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