カキフライの季節となったので三連発③ ゴールデンポークとデカい牡蠣の超獣コンビ! レストラン サイボク(日高市)

「おいしい豚食べたい。買いに行くよ。ほらほら車出して」

のんびりフリーレンを視聴しているところを追い立てるのは母じゃないですか。豚ということはあそこですね?ぼくも食べたいから行きましょう。

やって来たのは日高市にあります豚肉の殿堂「サイボクハム本店」さんです。もはや説明不要であろう食の楽園、埼玉屈指のテーマパークなのではないでしょうか。

このブログを始める前から、それこそ何年も何度も通っていますが、まだ一度も書いたことがありません。なぜならここ数年「レストラン サイボク」さんの待ちがすごいことになっているので、買い物だけ済ませたら帰っちゃうから。

ところがこの日は土曜というのに園内の人影が少ない。いつも行列の屋外キッチンも待ちが無い‥よもやとレストランに行ってみれば、洋食コーナー待ち時間0分という信じられない表記が!

入ります入りますと受付の方に番号札をもらい、何年ぶりかの洋食コーナーに入場します。焼肉大ホールも待ちナシでしたが、洋食の方が落ち着いていて好き。

おや、メニューが相当しぼられましたね。カレー風味のポークソテー、またはスペアリブの単品とハムサンドを頼むことが多かったけど、どれも姿が見えないね。では初めて食べた時みごとに「飛んだ」ロースとんかつをお願いしようかな。

注文もタッチパネルになったのね。洋食メニューを呼び出そうとしたらなんということでしょう、限定メニューにひれかつとカキフライ盛合せなんてあるじゃないですか。

母「えっ、カキフライ?それがいい。ご飯少なめで頼んで」

ぼくもご飯は普通でコレにします。豚のテーマパークに来て満場一致でカキフライとか何をやっているんだという話ですが、だってカキフライだもの。これから数日は豚肉縛りになるほど買い込むのでご勘弁。ほら、ひれかつもあるしね。

レモン入りのお冷やにアロマおしぼりと、細かいところまで行き届いているのがさすが。

最初に来たスープは‥あれ、これって以前お隣のミートショップで売っていたチキンコンソメじゃないですか〜。

コレにサイボクベーコンやウィンナーと玉ねぎジャガイモなんかの野菜を入れて煮ると大変。栗田おばあちゃん大喜びのベーコン鍋や京極さんまっしぐらのポトフができちゃうんですよ。再販してクレー。

さあさあ、ひれかつとカキフライ盛合わせの登場ですよ。キツネ色の色見本2パターンのグッドビジュアル!しかしアレだ、カキが大粒すぎてどっちがどっちか分からんじゃないか!

ライスはなかなか良い盛りっぷり。こちらは農産物直売所とお米屋さんも併設しているくらいなので野菜もご飯もうまい。ついでにパンもうまいのでサンドイッチカムバーック。

トンカツに欠かせないキャベツはドレッシング無し、トンカツ屋さんらしくソースで食べる式です。もちろんサイボク特製の中濃ソース。カキのオトモとしてレモンとタルタルも揃います。

こっちはなんとなく四角いふいんきがあるからひれかつかな?粗目でザックザクしていそうな衣が楽しみですね。

丸いしタルタルも近いからこちらがカキフライと見た‥のですが、ひれかつよりデカいとは何ごとか。こっちのパン粉は少し細かめなので衣による膨張率も低そう、つまりとんでもなく大粒なカキなんじゃ‥?

卓上のソースとカラシをアレしてコレして準備万端。突撃〜!

シャオっとひと口‥ちょっと待ってください。ゴールデンポークのキメの細かさは知っていましたが、なんですこの未知にも程がある衣は。

サックサクでとにかく軽い。粗めで尖って見えるのに口内に一切斬撃を加えることなく、ふわふわっと溶けていく。そして滑らかな赤身のヒレがこんにちは‥美味しいを超えて快感だ、愉悦だ、暖雪だ。

母「衣がすごくおいしいね。生パン粉なのかな」

こちらは確かパンも焼いていましたから、もしかしたらパン粉専用のパンなんて作っているのかもしれませんね。いやこりゃたまらん、うまいわ〜。

カキの衣もシャクっとフワっと軽やかなこと。直後に中から大洪水、見事にミディアムレアなカキから磯の旨味の粋が流れ出す。岩ガキもびっくりのデカいカキを最上の衣と最適の温度で仕上げられては言葉も出ませんって、ねえ。

母「おいしいね〜。今までのカキフライでも一番おいしい。こっちも衣がすごいね〜」

一番言いたいところを先に言われましたね。ホントにBest KAKIFURAI I’ve ever hadですよ。サイボクは肉もすごいけどシーフードもすごいというか、レストランのウデマエがとんでもなかった。数年間入らなくて損した、損したッ!

翌日スーパーで生パン粉を買って、サイボク自慢のスーパーゴールデンポークをカツ丼にしてみましたところ‥

もちろん肉と脂身はハゲるほどうまい。そして衣にダシが染みた時のフカフカ感が盛大にアップして、今までのカツ丼より一段上がった気がする。何が「生」なのかは知らんけど、生パン粉いいじゃないか。

しかしあの粗いのに絹のような滑らかさの不思議な衣にはならない!やっぱり専用のパン粉なのか?油と温度に秘密があるのか?とりあえず同じパン粉を販売してみてくださいお願いします。

レストラン サイボク 埼玉県日高市下大谷沢546

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