穴掘って隠れた時点で勝つ気ゼロだろ 旧海軍司令部壕(豊見城市)

沖縄観光司令官T氏とめぐる沖縄本島、つづきです。

さて、気がつけば夕方の4時。そろそろ各観光施設も閉まる時間・・

T氏「と思うだろう?でも沖縄は日が長いから、観光地の閉店も遅いんだ」

えっ、そうなんですか?

T氏「美ら海水族館だって7時くらいまでやってるぞ」

へー。では夕食の予約が6時半ですから、もう一か所くらい行ってみましょう。

T氏「今那覇だからな。ベタに首里城とかいくか?」

いや、那覇付近で行けたら寄りたかった所があるのです。行きましょう。

かん

那覇名物の渋滞を抜けて、着きました!

T氏「ここは?」

旧海軍司令部壕があります、海軍壕公園であります!

こだ

小高い丘にありまして、市街地を一望できますが、実は結構重い観光地なのであります!

T氏「ひめゆりの塔の語り部おばあとか、ウチの娘泣いちゃったからな。俺そういうかわいそうなの苦手なんだよ・・」

大丈夫です!ここは可哀想を通り越して、日本勝つわけねーよな。軍国主義とか軍人ってクルクルパーだよな。ということを再確認するところであります!

やまと

まずは戦艦大和の模型がお出迎え・・はいいけど、君は沖縄まで届かなかったのでは?妹の武蔵さんの4分の1くらいの時間で轟沈・・

T氏「ソレを言うと敵が増えるからやめておけ、ホントに」

え

うおお、超カッコイイ大和の絵も・・・でも旧海軍って結構な厨二ですよね。最大級の戦艦用に「大和」とか「武蔵」とか、超絶にカッコイイ地名をとっておいたんですもんね。いくら超弩級でも「讃岐」とか「毛野」では魚雷一発で沈みそうな気がします(失礼)。たとえば「会いたかったよ、サヌキの諸君」では、デスラー総統がただのうどん巡礼者に。

ふう

ほら出た!コレですよ!これ!!

T氏「これ?なんか強そうな銃があるけど」

いや、その右です。

県

ほら、銃剣のさきっちょについている日本刀モドキを木にしばりつけただけの槍ですよ!コレで自動小銃を持った米兵につっこんでいかせるとか、軍隊ってバカでなければウンコですか?

その他、地雷を抱いて戦車に凸した少年の遺体や、やけに美しい女子挺身隊とおぼしき方の遺体の写真等が展示してありますので、少しだけ覚悟して入場してください。

まっぴ

さて、本番の洞窟です。三千人がかりで掘ったという司令壕ですが・・こんなもん掘っている時点で、どう考えても勝つわきゃありませんね。一応マップを頭に叩き込んで、行きましょう!

いり

T氏「おお、見事にダンジョンだな」

洞窟大好き、穴組メンバーの私に言わせれば、夏場の洞窟は涼しくて快適なのです。

T氏「あれ?沖縄の鍾乳洞は蒸し暑かったぞ」

なぬっ?ああ本当だ。ここも蒸し暑い!なるほど、洞窟は夏と冬の温度差がほとんどないから夏に入ると涼しいわけで、いつも暑い沖縄の洞窟はいつ入っても暑いのですね!

さくせん

ここは作戦室・・ここで首脳陣が作戦を練ったそうですよ。

こん

しかも当時そのまま!当時はどんな部屋で作戦を練ったのでしょう。スパコンが並び、壁には太平洋沿岸の巨大地図が・・

へや

T氏「・・・ウチのクローゼットより狭いな」

うーん、四畳半くらいはありますかね・・・こんな所では名案も浮かびませんね。

360

T氏「一応電気はきてたんだな」

とはいえエアコンはなさそうですし、使い道は電球くらいのものですかねえ。あとはつつぬけの暗号を送るくらいかしら。

ばく

そしてこの部屋は幕僚室、壁に変な模様がありますが。

T氏「えーと、幕僚たちが最後に手榴弾で自決して、その時に破片が飛び散った穴をそのまま保管・・」

ちょ、ちょっと!そんなモノそのまま保管しないでくださいよ!この穴が全部ソレですか?

へ

そう言われてみると、向かいの壁の中央になんだか人の頭部のような影が・・

T氏「いかん、俺にも見えてきた。やめてくれ」

・・・見えますよね?

つる

ちなみにこちらの司令部壕という名の洞穴、こんなツルハシで掘ったそうです。

T氏「金鉱じゃないんだからさー、軍隊ってバカなの?」

あれ、言いませんでしたっけ?バカですよ。もしかしたらウンコかもしれませんけど。

つい

ぎゅう詰めのまま、立ったままで睡眠休息!すみません、私エアウィーヴか西川のムアツ布団でないと寝覚めが悪いのですが・・

T氏「俺はシモンズのベッドにマザーグースダウンの掛け布団じゃないとダメだな」

へy

ちなみにこんな感じの部屋(?)です。網走監獄の懲罰房の方が寝心地はよさそうですね。

いき

おや、これは出口ですか?

T氏「いや、もうちょっと感じ悪いみたいだぞ」

感じ悪いといいますと

とゆ

あっ、突撃用出口。あの情けない槍を持って出撃ですか!「いきまーす!」なんてのんきなもんじゃなくて、あの世への片道切符ですね!

さいだbん

おや、こちらの部屋(?)は今までで一番広くて、仏像など置いてありますね。

おおた

おお、こちらの司令官、大田実少将が最期を遂げた部屋ですか!この大田少将、沖縄の方々がどんなに苛烈な戦いをして、どれだけ犠牲を出したかを切々と語った文章を大本営に送りつけて自決したということですが・・個室で横になって寝ていて、最後に自分では突撃もしないで自決したのではそんなに偉いワケでもない気がします。

T氏「徹底した反戦論者だなあ」

はい。でも兵卒の方々はみんな尊いです。さきほどこの部屋で手を合わせていた女性がいましたが、突撃口でこそ手を合わせるべきだと思いますよ。

いれいひ

というわけで、戦没者慰霊塔に手を合わせましょう。いやー、今回の旅で一番実のある見学をしたような。兵卒の方々が無茶をして米軍を食い止めてくれたと思うと、沖縄に足を向けて眠れませんね。

T氏「うん、北枕になっちゃうしな。でもこんな所があるの知らなかったよ。ものすごく生々しいな。一度は見たほうがいいな」

なんとなく沖縄での宿題を終えた気がします。では夕食に行きましょうか。

かめ

おや、公園内だというのに立派なお墓が・・コレが沖縄名物亀甲墓ですか!ほんとにすごいお墓ですね!古墳も裸足で逃げそう!

T氏「だろう?カミさんの実家が沖縄だからさ、こんなすごいのつくらなきゃダメなのかって今から心配で・・」

うーん、すごく高そうですよね・・・さきほどの地下壕、遺骨がコロコロ転がっていたそうですが、それと同じ敷地内にこんな立派な墓がある沖縄、ナゾの懐の深さです。

次回は夕食一次会です。

 

旧海軍司令部壕(海軍壕公園内) 沖縄県豊見城市豊見城236

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