仙台で刃牙展開催ッ!つまり牛たんなんか食べている場合ではない!モグ‥モニュ‥とステーキ一択だッ! すてーきはうす伊勢屋 S-PAL店(仙台駅・エスパル仙台内)

GLEATというプロレス団体が初の国技館興行を開催するというので、プロレス好きの友人数人とすっとんで行きました。わ〜い、人生初の枡席だ。

いやはや、前半の郷野聡寛復帰線がすごかった。試合での郷野選手の達人っぷりはもちろん素晴らしかったんですが、さらに試合後のリング上がもう大変。

リングスTシャツを着て笑顔のリビングレジェンドたちに涙腺崩壊はやむなしでしょう。しかも相手のセコンドは田村潔司、前の試合のレフェリーは和田良覚とUWF者を殺しに来ていました。いや死んだわ。友人は試合直後、泣きながらこのシャツを探しに物販まで走ったほど(無かった)。

その後もたっぷり濃厚な試合が続いて大満足でしたが、空席が目立ったのが少し残念でした。GLEATってすごいことをやっているのに、あまりに知名度が低いんだな。みんな見て。

そのまま都内に宿泊して、翌朝はこれまた人生初の東北新幹線に乗っている・・なんでかって?いやね、仙台刃牙展があるというので、東京に出たついでに行っとこうかなと。あれでしょ、2時間もかからないんでしょ?

仙台駅に着いたのは11時ちょっと前だから、先にお昼を食べようかな。前夜のプロレス、なんと23時までやってくれまして、おかげで夕食難民となってしまったんですよね。両国だからちゃんこ食べたかったのに。

そんなワケで少し良いモノを食べたい。仙台といえばやはり牛たんになるのかしら。

いや待て、これから刃牙展だろ?刃牙メシとなればステーキッ!新幹線の中で調べたところ、仙台駅直結「エスパル仙台」に仙台牛のお店があるじゃないか。

改札を出て、一路向かうはエスパルの地下レストラン街。開店の11時5分前に着いたらちょうど営業中の札に切り替わったタイミング。「すてーきはうす伊勢屋」さんに入店だッ!

カウンター席に案内していただき、その丁寧さにもしかして高級なお店ではと震える手でメニューを開きます。うむ、ランチタイム限定の仙台牛サイコロすてーき3,500円、サイコロでその価格はやはり高級寄りであったか。牛丼【極】3,300円なんてどんだけ極まった牛丼なんだ。

どっちも魅力的ではありますが、サイコロステーキで「スク‥モグ‥モニュ‥」ができるか?牛丼に至ってはマンガが違うだろ。というわけで、グランドメニューに移行ッ!

炭焼すてーき、このページだな?おおう、サーロインの200gで万シュウか。シャトーのブリさんに至っては・・えへへ、和牛だもんね。そのくらいするよね。

仙台牛らんぷすてーき 150g 4,500円ですか。いいね、これならワギューでモニュ‥イケるぜ!

あれ、このページの仙台黒毛和牛サーロインすてーき150gは6,500円と安い、なんで?と思ったら等級が違うようです。こっちはA3・A4で、前のはA5なワケね。

仙台だけに牛たんもあるのか。しかも国産の牛たん!そりゃ4,500円もやむなしでしょう。なんか急速に牛たん欲が湧いてきた。

でも霜降りに育てるワギューメソッドがベロの肉質に与える影響ってどんなだ?仙台牛たんは「たん」自体より熟成とか味付けに秘訣があるような・・やはり初志貫徹、ステーキだステーキ!牛たんはソコデマッテイロ、駅で冷凍のおみやげ買う。

あぶり焼やシチューも本来なら余裕で候補だけど、格闘士の喰らうモノではない、たぶん。メニューの精査終わり、らんぷすてーきに決定!すみませ〜ん。

仙台牛サーロインすてーきセットをお願いします」

あれ?また口が勝手に頼んでしまった。昼から8,500円は飛ばすじゃないか。まあよし、昨夜のちゃんこの予算をここにブチ込むのだッ!

店員さん「焼き方はいかがいたしましょう」

格闘士なら血のしたたるステーキ、つまりレア一択ッ!

店員さん「ドリンクのご注文はございますか?」

そりゃもちろん赤で・・いや待て刃牙展を見たらとんぼ返りでグンマなんだよ、運転なんだよ。コーヒーが食後に必須な習慣でもなし、炭酸抜きコーラはないだろうし、お冷やでいいです。

まずはサラダが出てきました。塩気も酸味も油も控えめ、柑橘の香りがキリッと立ったさっぱりドレッシングがものすごく美味しい。売ってほしいほどだけど、このフレッシュ感は当日仕上げで使い切りなんだろうな。

サラダと一緒にステーキソースワサビと塩も置かれていきました。鮮烈な色のワサビ、粒子の細かい塩、どちらも良い品に間違いなし。

出た、A5仙台牛サーロインすてーき150g

店員さん「ソースはおかけしてよろしいですか?」

かけちゃってください、押忍!

じゅじゅ〜〜〜と来るところを紙ナプキンでガードポジション。はあ〜、この香り、肉ゥ!

メシと汁も揃い、ステーキ定食完成ッ!ちょっとすすってみた味噌汁が非常にウマい。さすが仙台味噌の聖地です。

スク‥とナイフで断ち切れば、思わずニッコリのナイスレア。

実は土壇場でサーロインにした理由は写真で見たカット形状にありまして、面積を通常の半分にして、その分を厚みに向けてくれているんですよね。おかげで150gとは思えない大迫力的な断面じゃありませんか。

ステーキは厚いほどエラい、タテだかヨコだかわからんステーキこそ至高ッ!またちょっとマンガ違うけど。

メシにトンして、モグ‥モニュ‥いや言うほど咀嚼できん。さすがワギュー、溶けてしまうようだ。どんだけ肉の繊維が細かくて、どんだけ脂の交差が密なんだ。そして炭火焼きのおかげか、表面の香ばしさがオーバーザレブリミット。これだ、これが和牛のステーキだ!

脂が口中に広がったところで白メシをワグーと放り込む!ニクには白いメシだろうが!ワインが飲めないと泣いたカラスがもう笑う。ああ〜、うめえよ仙台牛!

ソースを肉の北半球側にかけてくれたので、南側は塩なりワサビなりでアレンジ自在なのも嬉しい。色鮮やかなだけにフレッシュで効くんですよ、このワサビ。

付け合わせはイモ、ブロッコリー、シャトー切りのニンジン、そしてキノコ。おなじみのメンバーですが丁寧に調理されていて、醤油ベースでスパイスの効いたソースをまぶすと非常に美味しい。いやホント、ドレッシングもそうだけどソースも売ってほしい。

スパイシーソースが染みたモヤシも立派なオカズとなってしまって、ご飯少なめコールを忘れたにも関わらずコメ不足じゃないかどうしてくれる。

いやしかし不思議だ、和牛のステーキってヒレ以外は100gくらいで正直飽きてしまうのですが、このお肉は終盤戦になってもウマさが落ちない。いや加速しているかもしれん。

ソースの力か?炭火の魔力か?それとも仙台牛の脂は香りが軽いとかあるのか?とにかく最後の一切れまで美味しくいただいてごちそうさま!

食べ終わりそうな頃合いに運んできてくれたお茶がまた美味しい。ああ幸せだ、今ならマッチョ医師だろうが夜叉猿だろうが勝てるッ!

いやウソです。こんなバケモノ揃いの所、どうにもならんて。

極めて映えないけど素敵にすぎる記念撮影スポット満載なんですが、一人で来てしまったッ!

オムライスの人の等身大フィギュアもあるよ!等身大よりデカかった気もする。

モグ‥モニュ‥の本家もいるというワケで、仙台牛ステーキで刃牙展をさらにバーチャリアリ式に楽しむコース、オススメです。

すてーきはうす伊勢屋 S-PAL店 宮城県仙台市青葉区中央1-1-1 エスパル仙台 B1F